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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年2月11日 (日) 旧暦12月24日大安

- 国を愛する心を養う日 -

日記写真


『今朝の浅草』
 外国人、特に西洋人に日本をイメージさせるものは「富士・桜・芸者」。日本人が日本を意識するのは「天皇・菊・富士」。以前に読んだアメリカ人の日本感です。その中で富士山だけが世界共通の日本ですね。「建国を記念する日」の今日、浅草からも朝焼けの日本で一番高い山が・・・。

 建国を偲び、国を愛する心を養う記念日「建国の日」です。かつては 日本書紀による神武天皇即位の日を祝う「紀元節」とされていた日でした。戦後占領軍の意向で祝日ではなくなりましたが、昭和41年に国民の希望というかたちで復活しなのです。しかし、紀元節のイメージを拭い去るため「建国の日」ではなく、あくまでも「建国を記念する日」とちょっとだけ表現を変えたのですが、実態は戦前と同じことを記念しているのです。

 一般的には「建国記念日」で通ってます。世界中の国に「独立記念日」「建国記念日」があるように、政府は日本にも「国を愛する心の日」を復活させたかったのです。
 この記念日を制定するため、とりあえず昭和41年、内閣府政府広報室が全国の20才以上の方一万名を対象に「建国記念の日に関する世論調査」を実施。

 ア 2月11日 もとの紀元節の日
 イ 4月3日 聖徳太子の17条憲法発布の日
 ウ 4月28日 講和条約発効の日
 エ 5月3日 憲法記念日
 オ その他の日 (元日、もとの元始祭の日、立春の日など)

 
 これらの試案のうちで最も多かったのが、もとの紀元節、今日2月11日だったのです。調査当時は戦後20年を過ぎたばかりです。それまで国を挙げて親しんできた「紀元節」の復活を願う人が圧倒的に多かったわけですね。もちろん、政府の思惑も「紀元節」の復活だったのは疑う余地もありません。

 国民からのたっての希望ということで制定されたことにされている今日の記念日、そのうち、国民の希望と称して、国民に愛国心を強要していくのでしょうかね。いづれ天皇皇后の御真影に対する最敬礼と、万歳奉祝なんてことも国民が望んでいると義務化されるようになるのかもね・・・。

 ちなみに「紀元」とは、紀元前660年を元年として数えられている暦なのです。表記は「皇紀○年」、今年は皇紀2667年となるのですよ。

 アジア最大規模となる「東京マラソン」まであと一週間になってしまいました。都内を貫くマラソンコースの沿道には、走る人も観る人にも楽しんでもらおうと、延々ときれいな花が並びました。
 今朝、モモちゃんときれいになった植え込みを見ながら歩いていると、ランニング姿の女性から雷門をバックに携帯電話で写真を撮って欲しいとたのまれました。来週の「東京マラソン」に参加する方で、下見のために全コースを走ってみるそうです。彼女によると、沿道に花なんか飾るよりも、コース沿いにトイレが全く無いことを指摘しております。プロの選手はトイレなんて必要無いでしょうけど、今回は3万1440人の参加者のうち、約4分の1が女性ランナー、これは問題ですよ。気になったので、調べてみると、当日のスタート地点、都庁前には仮設トイレが500基用意されることになっていますが、もし参加者全員が使うと1人1分としても1時間以上もかかる計算になるのです。ましてや、途中で用を足せないとなると、棄権する人も多くなるのでしょうね。
   写真00
 昨夜我が家に新車が届きました。でも、あほまろの車じゃないんです。息子が初めて買った車なのです。今までも6年前に買った同じメーカーの車はあったのですが、あほまろが運転を止めてから買ったこともあって、ほとんど使うこと無く毎月無駄な駐車代金だけがかかっていたので、今回の車検は止め二束三文でも良いから売ってしまおう。その言葉に息子が“自分で買ったら良いでしょう”ということになってしまったのです。
 これから5年間ローンを払い続けなければいけないのです。安給料で払っていけるのでしょうか。そのうち、“今月だけは・・・”とか言い出さなければ良いのですがね。
 さっそくの試運転、映画関係の仕事をしている娘が参加した映画が、ベルリン映画祭で賞をとって招待されたので、今朝は成田まで送っていきましたよ。くれぐれも事故を起こさない、起こされない、巻き込まれないよう注意して運転してくださいね。
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『今朝の雷門』
 「東京マラソン」の下見をする方って結構多いのですね。雷門前で記念写真を撮っている方々もみんさん参加するそうです。“走りながら写真を撮っても良いのでしょうか”、バカなこと聞いてましたよ。走りながら撮っちゃいけないってルールは無いでしょうけど、競技中にそんな余裕が有るわけないでしょう。
 いよいよ来週に迫った「東京マラソン」、この三連休、同じように下見で走る方も大勢いらっしゃるのでしょうね。今朝は、三人の方に写真を頼まれました。みんさん携帯電話でした。
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『今朝の一写』
 こちらは「東京マラソン」なんてど〜でも良いって酔っぱらいの同級生三人組みです。昨日の3時から浅草中をはしご、最後はカラオケで騒いでいたそうです。モモちゃんが可愛いって近付いて来たのですが、もの凄いアルコールの臭いにモモちゃんが逃げ回ってました。写真では解りませんけど、女性は階段も上れないほどの千鳥足でしたよ。
  写真1
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『今朝の境内』

 休日になるとカメラを持って訪れる方が多くなりますね。今朝も、このように本格的に撮ろうとやって来た方が仲見世にうようよ居ました。いったいみなさんは何処を撮るのかが気になって後を着けてみたのですが、誰も考えるのは同じで、雷門、提灯の底、仲見世全体、シャッター絵、宝蔵門等、毎朝あほまろが撮っているところと同じですね。
 ところで、一日に雷門を撮る方はいったい何人いらっしゃるのでしょう。浅草を訪れる観光客は年間2000万人とも3000万人とも言われています。その一割以上の方がここで記念写真を撮っていかれるのでしょうね。それにも関わらず、影は薄くならないのが雷門の良いところかな。
   写真2
 まだ人影が少ない浅草寺境内ですが、休日なのでこれからど〜っと押し寄せるのでしょうね・・・。昨日も仮設トイレに行列が出来てましたよ。
   写真3

 軍隊関係の仕事で韓国に住んでいるアメリカ人だそうです。休暇を利用して時々日本に遊びに来るそうです。流暢な日本語で話してくれました。
   写真3
 淡島堂の白梅は益々花の数を増やしてますね。
   写真3
 桜と風合いを異にする、素朴さが可愛いですね。
   写真6 
 今朝の浅草神社。
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 浅草神社の桜の蕾。
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 昨日との差は解りませんが、着実に大きくなっているのでしょうね。
   写真9
 とりあえず、いつもの自転車が一台も無いと寂しいので・・・。浅草公会堂前を突っ走る自転車です。
   写真10
 公会堂前のオレンジ通りを飾る花壇。
   写真11
 
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 
絵描きの土橋さん。最近は暖かいので毎日伝法院通りの西側で絵を描いています。彼は、伝法院通りの東側に並んだお店のシャッターを独りで仕上げた方で、最近はNHKテレビでも紹介されて有名人ですね。観光客の方から“テレビで観ましたよ”って言われると、あんな汚い顔、みっともなくって、なんて照れ笑い。
   写真12
 昨日は、一昨年描いた戦艦大和の絵が傷んだので補修作業の真っ最中でした。彼は、アクリルペイントをマジックインキを使い分けて描いているのです。
   写真12
 こんな精密画よりも、女性の顔を描いている方が好きなんだよ。土橋さんは、旧日本軍の特攻隊で訓練をしていたそうです。もうちょっと終戦が遅ければお国のために飛んでいたよと冗談をい言いますが、本心は飛ばなくて良かったと思ってますよ。
   写真14
 私は81になってもパソコンも、携帯電話のメールだってやっているんだよ。あほまろのホームページだって毎日チェックしてくれているようです。
   写真15
 酸素は欠かせない身体になってしまいましたが、気持ちと頭はまだまだ何も頼らなくても大丈夫なのです。時々、キリッとした目で睨むと結構迫力があるのですよ。あほまろは、土橋さんを撮り続けて3年になります。もし、あの世に旅立つ時には、あほまろが遺影をつくってあげると約束してるんですが、それって不謹慎かな。まだまだ現役で頑張ってくれることでしょう。
   写真15


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数87枚
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