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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年1月26日 (金) 旧暦12月8日先勝

- お正月も今日でお終い -

日記


『今朝の浅草』
 年が明けてもうすぐ節分だというのに、浅草の仲見世を始めとする街並みの飾りはまだお正月が残っているのです。この飾りも今月いっぱいで取り外されてしまうと寂しくなってしまいますが、それも束の間、すぐに次の桜の季節がやってくるのです。
 大好評のうちに今日で千秋楽を迎える
「新春浅草歌舞伎」が開催されている浅草公会堂前は浅草で唯一まだお正月真っ直中って場所、今朝も早朝から若い女性ファンがまるで福袋を求めるかのような列をつくってました。

 この浅草歌舞伎、通常の歌舞伎公演と異なるのはミュージカルやコンサートにでも行くような雰囲気の女性たちが押し寄せるのです。その理由は、若いファンを発掘しようと若手の俳優陣がファッショナブルな衣装を着てモデルのような格好の写真で宣伝活動を行ったことによるのです。今年も片岡愛之助をはじめ中村獅童、中村勘太郎、中村七之助など若手の人気俳優を充て、上演前には素顔で舞台挨拶を行うなど、歌舞伎興行の常識を変えたことが功を奏したようです。

 それで、毎朝若い女性が当日券を求めて早朝から並ぶことになったのです。モモちゃんとそっくりな柴犬を飼っているという、女性に聞いてみました。さいたま市から午前4時半の始発電車でやって来たというスーパーの店員さん。今月3日に嫌々母親のお供でやって来て、生まれて初めて歌舞伎を観たのだそうです。そこで、義経千本桜のいがみの権太役の片岡愛之助さんに一目惚れ、それ以来週2回のお休みには必ず来てしまうそうです。

 “今日で終わってしまうんですね・・・、私、これで6回目なんですよ。歌舞伎座や他の大劇場じゃ料金も高いし、舞台からも遠いので役者との親密感に欠けますけど、浅草公会堂はまるで役者さんと同じ舞台に立っているかのような親密感が有るので好きだったんです。お正月だけじゃ無く、毎月浅草で興業を行えるようにして欲しいですね”、おっしゃる通り、かつての浅草軽演劇のように、舞台と客席のやりとりが出来るのを楽しんだように、役者と観客の距離も重要な要素なのですよね。

 現在、「浅草に江戸芝居小屋をつくる会」が10万人の署名をめざして頑張っています。これが実現した暁には、中村勘三郎が行った「平成中村座」のような、舞台と客席が癒合した芝居小屋になるのでしょうね。みなさんもぜひ署名活動にご協力ください。
 署名はこちらのネット上からも行えます。

 浅草寺境内の梅の木「おもいのまま」の蕾の数個を定点観測しようと意気込んでいたのですが、その一つの枝が折られてしまいました。その折られた枝は下に落ちているということは、持って帰ろうとした訳じゃ無いようです。そんなことが起こると困るので、定点観測している木の位置の詳細は書かないつもりでいたのですが、背景の色を見ただけで浅草の方なら解ってしまいますよね。この日記を見た人が嫌がらせをしたとしたら、それは無いと信じたいですね。
   写真
 昨日は湯島天神の初天神に行ってきました。初天神といえば、例年亀戸天神の「鷽替神事(うそかえしんじ)」に行ってたのですが、浅草寺の梅が開きかけているので、梅の名所でが気になって湯島に足を向けることになったのです。
 湯島の梅が咲いていたのは、天神裏側(東側)の白梅数本だけでしたが、どの枝も蕾はかなり膨らんでいました。やはり、例年より開花が早いようでしたよ。詳細は「今朝の余談」でご覧ください。
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『今朝の雷門』

   

   
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『今朝の一写』
 寒いですね。このお嬢さんも浅草歌舞伎の千亀楽を観に行くのでしょうかね。カバンの上かた昨年の浅草歌舞伎のパンフレットが覗いてましたよ。話題の中村獅童のファンなのかな、それとも・・・。
 浅草公会堂のロビーで販売されているブロマイドの売り上げナンバーワンは、上方歌舞伎のホープ、片岡愛之助だそうですよ。
  
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『今朝の境内』

 「浅草観音節分会」の横断幕が架かりました。
   
 おや、今日もロケを行うようですね。スタッフとエキストラが仲見世を歩いてきます。その後ろに掲げられている「新春浅草歌舞伎」の横断幕は、今日で見納めですね。
   
 前にも書いた通り、これら仲見世のお正月飾りは今月末日の夜に総て撤去されていまいます。次の飾りは桜並木、3月から沿道に飾られますよ。
   

 奇麗な青空と浅草寺本堂です。誰も居ない情景で撮れるのは、早朝のこの時期しかチャンスは無いのですよ。誰も居ないとはウソです。正直に言うと大香炉の後ろに白いジャージを着た人が一人立っているんです。パソコンで修正するしかないね。
   

 こちらは西側から見た本堂です。
     
 浅草神社です。
    
 節分の奉納提灯は浅草神社の垣根に並ぶのです。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 
湯島天神の東(裏)門です。湯島天神は梅で有名ですが、まだほとんど咲いていません。「梅まつり」は2月8日から3月8日まで、その頃には満開になっているのでしょう。
   
 昨日は初天神だったので、ここでも「鷽(うそ)」が売られています。でも、亀戸天神のように「鷽替え」は行われていませんでした。今年のあほまろは、亀戸の替わりに湯島の鷽を買ってしまったので、これで本当の鷽替え(買いえ)替なのかも。
   

 菅原道真公は学問の神様。ここ湯島天神は受験生に御利益が有ることでも有名なのです。パンパンになってしまった絵馬掛け、今にも倒れそうでしたよ。
   写真
 あほまろが行った目的は、このような梅の蕾なのです。
   写真
 今にも咲きそうな梅の木が好きなんですよ。
   写真
 こちらは日が当たる東側の梅です。この付近の数本は既に満開になってましたよ。
   写真
 湯島天神が満開になった頃に、もう一度出向いてみることにしますね。
   写真


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数62枚
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