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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年1月17日 (水) 旧暦11月29日先負

- 阪神淡路大震災から12年 -

日記


『今朝の浅草』
 浅草の街中に赤い旗が目立っています。来月18日に開催される「東京マラソン」の旗なのです。このマラソン、東京都内の名所旧跡を廻ることで、「走る大封鎖線」とも皮肉られています。2万5000人ものランナーが都心部を駆け抜ける異例の大規模市民マラソンだけに、銀座中心部の交差点が最長7時間も通行止めになるなど、経済に与える影響も多大なようです。参加者全員が完走するまでの制限時間を7時間と定められているそうです。全員が折り返し通過する銀座4丁目交差点では6〜7時間程度通行止めになるそうです。浅草周辺もかなり長い時間制限されてしまうのでしょうね。

 でも、たまには自動車の無くなった東京を体験できるってのも良いことかも知れませんよね。あほまろは車が締め出された浅草周辺をカメラを持って歩いてみる予定です。
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○東京マラソン 交通規制の理解必要
 来年2月18日に第1回大会が開催される東京マラソンのコース説明会が21日、報道陣を対象に行われ、長時間にわたる交通規制への一般市民の理解が不可欠であることが印象づけられた。約2万5000人が参加するフルマラソンは都庁前をスタートし、臨海副都心にゴール。コースの目玉、銀座は6時間以上も自由に道路を横断できない状態が続く見通しで、日曜日の買い物客らへの影響が懸念される。コース沿いは集配できない郵便局も出るという。
 大会事務局は「道路を渡れる仕掛けをつくるなど対策を示している。(商店などには)集客効果もあるのではと、理解をお願いしている」と説明した。
(ディリースポーツ)
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 阪神淡路大震災から今日で12年目になります。被災後の疾病や自殺など関連死を含めて6433人に達した未曾有の災害、あの時の惨状は我々の記憶に今でも鮮明に残っているでしょう。
 あの朝、あほまろが最初に惨状を目にしたのは、テレビを点けた瞬間、倒壊した高速道路の信じられない映像でした。目を擦りながらいったい何が起こったのかを把握するまで暫く間があったのを記憶しています。関西一帯が地震の被害を受けているようだ。
 当時、息子が京都の大学に行っていたので、女房は息子の安否を確かめるために電話をかけたのです。早朝の発生だったためか、発生当初は電話も繋がり息子の安全を確かめることができたのでした。

 「災害時は、救助作業に支障をきたすため、電話はかけないように」

 以前からそのいわれていたことは把握してはいたのですが、いけない事とは知りながら、自分の家族の安否となるとそうもいってられないのが本音でした。インターネットも普及しておらず、携帯電話の普及率が5%という時代だったので混乱するのは当たり前のことでしょう。しかし、政府の要人や災害救助に関わる方とて自分の家族の安否となると同じ行動をとったことでしょう。あほまろは、息子の安否だけは確かめられた、それ以上求める情報が無いこともあって、救助に支障をきたす電話の使用を控えていたのでした。できることなら息子から関西の詳細な様子を聞きたかったのが本音でしたが、ささやかですが遠方から救助活動に協力している気分になっていたのです。

 あの災害で思い出すのは顰蹙者の存在でした。政府が出した救助活動や支援活動の邪魔になるので、「ヘリコプターでの取材を自粛する告知を守らずに競っていたマスコミ各社」、「子供をつれて神戸の惨状を見せに行く」とネットに書き込んで批判された有名作家、「半壊した家から家具を持ち出して行く火事場泥棒」、「商店やコンビニを荒らす連中」等々、嫌なニュースも多かったですね。
 その反面、多くの美談もありました。しかし、美談を求めカメラを持って駆け回るテレビ局のヤラセ美談も問題になりましたね。災害報道を伝えるマスコミは、被災者が必至に瓦礫を片付けている場所で、報道とは別の次元の現場をレポートをする。水も食料も行き届いていない現状を報告しながら、近くで片付けをしている老人に、“おじいちゃんは、今、何が必要ですか”、わざとらしいことを聞いている。当然答えは「水と食料」だってことを百も承知の上で、そんなの見ているだけでも腹が立ちませんか。新潟地震の時も同様でしたね。
 そういえば、アメリカのニューオリンズを襲ったハリケーンの被害地でも、日本のテレビ局が、被災地で同じことをやって厳重注意をされたことがありました。それも、報道番組じゃ無くバラエティ番組の収録だったのですよ。

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『今朝の雷門』
 毎朝お逢いするお婆ちゃん。今年80才になるそうですが、ワンちゃんが居るおかげで健康で暮らせるのですって。誰も歩いていない仲見世をお婆ちゃんとワンちゃんだけで歩いているところを撮ってみました。仲見世の飾りは今月いっぱいお正月飾りなのです。
   
 
   
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『今朝の一写』
 毎朝境内の散水が行われます。“この寒いのに水を扱うのは大変ですね”、“なぁに、水を触るわけじゃ無いから”、なるほど、でも、端で見ているだけでも寒そうに見えるのですけどね・・・。
  
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『今朝の境内』

 明日は今年最初の観音縁日で「温座秘法陀羅尼会(おんざひほうだらにえ)」の最終日です。終了時には、二体の鬼が松明を地面に叩きつけながら宝蔵門まで走るのですよ。
   
 寒い境内、午前7時を過ぎると境内を通り抜ける通勤客が多くなります。
   

 おや、お正月に奉納された酒樽、片付けられるのですね。
   

 観音様はお酒が好きなのか、お坊さんのためなのか、社寺にお酒は付きものなのでしょうね。社寺と酒の因果関係、今度調べてみましょうかね・・・。
    
 先日、新聞に掲載されていた宝蔵門の鬼瓦、なんとチタン製なのです。いつ頃取り付けられるのでしょう。楽しみですね。
    
 浅草寺本堂の鬼瓦です。こちらは昔ながらの焼き物ですよ。
   
 浅草神社には鬼瓦は無いようです。
   
 浅草神社の御神木、エンジュ(槐)の木です。中国では昔から尊貴の木としてあがめられており、周の時代の宮廷の庭には 3本のエンジュが植えられていて、朝廷の 最高位にある三公はそれに向かって座ったそうです。浅草にはこの木にちなんで、商店主が集まった「槐の会」が組織されています。
   
 影向堂のお庭の橋本薬師堂も修復作業中です。この建物は浅草寺の敷地内で最古の建物の一つなのです。
   

 お詣りを済ませて。
   

 これからお詣りですか?
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 
今朝も特に話題が無かったので、いつもの自転車コレクション。後ろは二天門です。
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 早い早い、シャッターが間に合わないかと思ったけど、写ってましたね。
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 本堂前です。
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 本堂西側
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今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数60枚
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