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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年1月10日 (水) 旧暦11月22日友引

- 富士は見えても見えずとも -

日記


『今朝の浅草』
 ようやく日が明けてきた浅草、いつもより1時間近くも早い散歩です。でも、気温は昨日の朝やりかなり高いようで、日が昇るにつれて暖かくも感じるほどでしたよ。昔の今頃は寒さに震える毎日だったんですけどね。これも地球温暖化現象の影響なのでしょうかね・・・。
 昨年末、CNNが「米国人の新しい年への展望」世論調査を発表しました。それによると、アンケートに答えた成人1000名中、6割が「米国内で今年、新たなテロが発生し、世界のどこかで化学兵器や核兵器が使用される恐れがある」と答えたそうです。また、7割が「米国で大災害が起き、地球温暖化現象はさらに悪化すると予想。イラク問題では、駐留米軍が撤退するとしたのは29%」でした。その中で、最も興味があったのは、米国人のほとんどが、地球温暖化現象に危機感を持っていること、なぜ二酸化炭素排出量世界一の米国だけが「京都議定書」を批准しないのかと自らの国を非難しているのです。
 ようやく米国民も、いつまでも世の中が米国中心で動いていると思っていては、世界が破滅するってことに気付き始めたのでしょうね。京都議定書で決議された削減率は、日本マイナス6%、アメリカマイナス7%、EUマイナス8%、アメリカが努力しない分は他の国に押しつける態度、国民の意識で政府の考えを改めてほしいものです。

 江戸時代には、ちょっとした丘に上れば江戸湾や富士山を望むことができました。江戸庶民はこれらの景観を好み、高台や坂に名前を付けました。 現在でも「富士見」と名が付く町名のほか、「潮見坂(汐見坂)」「富士見坂」などが東京各地に残っています。それを、一概に“高い建物が無かったから”と、だけでは片付けられないのでしょう。本当は見えなければいけない時も見えなくなったのは、二酸化炭素などの有害排出物が大気を汚しているからに他ならないのです。
 今朝のように良いお天気の時には、我が家からも富士山が見えています。でも、スッキリ見えているとの表現は使えません。なんとなくどんよりとしているようで・・・。

 これからも、世界中の一人一人が努力できることを考えて生活しなければいけないのでしょうね。とりあえずあほまろに出来ることは、エアコンの温度を、電気やガスの使用を、自動車の利用を、そしてお酒も控えなければいけないのでしょうね。薄ぼんやりと朝日に浮かぶ富士山を見ながら、そんなこと考えてしまいました。

 下の写真は、昨夜の散歩時に撮ったものです。仲見世のシャッター絵の中であほまろが一番好きな構図がこの広重名所江戸百景の「金龍山浅草寺」です。江戸時代のお正月はこの絵のように寒く雪も多く、日本の江戸の本当のお正月だったんでしょうね。
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 昨夜は、歌舞伎座で新春大歌舞伎を観てきました。帰ったのは10時を過ぎていましたが、暖かい夜でしたよ。
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『今朝の雷門』
 浅草の方は、雷門前を通過する時には手を合わせるのです。観音様をお詣りするときのお言葉「南無観世音菩薩」とね。写真を撮っている横で、今朝も「浅草ふくまる旅館」の撮影準備が行われていました。撮影隊の連中は手を合わせることなくお詣りをする人の前を平気で歩き回ってましたよ。このバチアタリが!
   

   
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『今朝の一写』
 浅草寺境内の中で忘れがちなお不動さん。実はこの寺院は、浅草寺の支院じゃ無く、独立した宗教法人なのですって。犬仲間が教えてくれました。
  
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『今朝の境内』

 よやく空が明るくなってきました。我が家を出たとき、外はまだ薄暗かったのです。なぜこんなに早く散歩に出かけたかといえば、今日は毎年恒例、十日戎で大阪の今宮戎に行かなければいけないのです。「商売繁盛で笹持って来い」ってね。
   
 まで人影も少ない浅草寺境内です。
   

 本堂前では、清掃員が水まきをしているだけでした。
   

 浅草神社には人が多いようですね。
    
 昨日も書いた通り、松飾りが無くなりましたね。
    
 浅草神社の絵馬掛けにこれほど多くの絵馬が下がるのはお正月だけなんです。普段はパラパラなので、こんなにいっぱいの写真、とっても珍しいかもね。
   
 おはよう!ちょっと早いので、いつものワンちゃんは見かけませんでしたよ。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 昨夜は歌舞伎鑑賞です。お正月らくし「廓三番叟」「金閣寺」「春興鏡獅子」とおめでたい演目が続き、あほまろは始めてお目にかかる「切られお冨」でした。このお芝居、人気狂言源氏店(げんやだな)でお馴染みの「与話情浮名横櫛」の筋立てで、お富と与三郎の役割を入れ替えたという、河竹黙阿弥独特の痛快パロディなのです。以前から本で読んではいたのですが、観るのは初めてでした。それもそのはず、平成4年以来公演していなかったのです。お富(福助)、浪人の井筒与三郎(橋之助)姉妹での熱演、とってもバカバカしくも楽しいお芝居でした。
   
 あほまろの目の前の席に座ったお姉さん、うなじが艶っぽかったもので・・・。
   
 歌舞伎座の売店内はお正月真っ直中って感じですね。
   
 お芝居を見終えて帰ってからは、モモちゃんとナナちゃんを連れて夜のお散歩です。
   
 仲見世の飾りもまだまだお正月してますよ。
   
 誰も居ない観音様。スローシャッターなので、カメラを地面に置いて、レンズの下に携帯電話をはさんで撮りました。
   

 手持ちでもブレてませんでしょ。
   
 いつものお地蔵さんは、水銀灯の光で緑色になってしまいました。
   
 満州地蔵にも照明がありますよ。
   写真
 ここ重要文化財も二天門だけが照明されてません。重要なので光りを当てたくないのでしょうか、それともあまり重要視されていないのかな。右側のスーツ屋さん、とうとう閉めてしまいましたね。
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伝法院通りです。ドラマ「ふくまる旅館」はこの通りの側という設定になってますけど、ロケ地となった旅館は、文京区に実在する旅館なのです。
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 こちら浅草公会堂でも歌舞伎の興業が行われていますよ。
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 さて、これから大阪に行ってきます。浅草を二日間留守しますので、ごめんね。


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数60枚
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