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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年11月9日 (木) 旧暦9月19日先負

- 太陽に異変 -

日記


『今朝の浅草』
 寒い朝です。“おはようございます。本当に寒くなりましたね・・・”。いつものみなさんとのご挨拶には示し合わせたかのように“寒い”って言葉が入っているのですよ。それもそのはず、立冬を過ぎて日暮れも早く、冬はそこまで来ているのですからね。

 ベッドの中でテレビのニュースを見ていると、お天気お姉さんが朝日を浴びて真っ赤になった富士山の前から中継を行っています。もしや、さっそくカメラを持っていつもの場所に行ってみると、東京からも朝日を浴びてうっすらと赤くなった富士山が見えていました。このように天気の良いこの時期の朝は富士山を観察することが出来るのですが、これが9時を過ぎるころから薄い雲に覆われて見えなくなるのです。そして、夕方4時頃には再び夕焼けで赤く染まった姿を見せてくれるのです。周りの建物が無かったらもっと良いなんて贅沢は言えませんね、浅草から富士山を見ているってことだけで、充分贅沢と思わなくっちゃね。

 今、宇宙では壮大なショーが繰り広げられているのです。水星が昇ったばかりの太陽の前を横切る「太陽面通過」が起こっているのです。見られるのは、午前4時半〜9時10分ころまでとされていますが、直接太陽を見ても見える訳じゃありません。日食の観測でお馴染みのススを塗ったガラスとか強めのNDフィルタなどで見なければいけないのですが、水星の見かけの大きさは太陽の約200分の1しかないため、肉眼では絶対に見られないようです。無理を承知で太陽の撮影に挑戦してみたのですけど、結果はやっぱり無理でした。
   
 国立天文台の資料によると、太陽、水星、地球が一直線上に並んだときに起こる珍しい現象の軌跡が時間を追って示されています。撮影時間は午前8時ちょうどなので、水星はかなり右側に移動しているのでしょうね。こんな時には天体望遠鏡が欲しいと思うのですけど、東京じゃ星なんて見えるわけないので買っても無駄ですよね。次ぎにこの現象が観測できるのは、26年後だそうです。当然、あほまろは生きてませんね。
   
 この現象の詳細は、国立天文台のホームページでご覧ください。

 今日は、もう一つ太陽の話題です。
明治5年の今日、明治政府が太陰暦をやめて太陽暦を採用するという詔書が布告された「太陽暦採用記念日」なのです。太陽暦の実施はその年の12月からで明治5年12月3日を明治6年1月1日とされたのですが、準備期間がほとんどなく、国内は混乱したのでしょう。しかし、福沢諭吉などの学者は合理的な太陽暦を支持し、普及させるための書物を著して国民に新しい暦の必要性を訴えたのでした。
 旧暦から新暦への移行によって、生活風習にも変化が起こったのですが、太陽にとっては無関係、いつもの同じ場所で何一つ変わること無く地球補含める惑星たちを操っているだけなのですよね。
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『今朝の雷門』
 太陽の前に火星が覆い被さっているっていうのに、何の変化もみせない雷門前です。そんなの当然ですよね。これが月食だったら少しは暗くなるでしょうけど・・・。
 時々太陽を直接見つめて目をクラクラしながら、バカなことを考えて散歩をするあほまろでした。当然、モモちゃんは無関心です。
 伝法院通りで久しいぶりに小春ちゃんに逢ったのですけど、年寄りモモちゃんはそちらも無関心、ごめんね。
   
 
   
  
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『今朝の一写』
 一般の人にもっと防火・防災の意識を高めてもらおうと、自治省消防庁が消防発足40年を記念して設けた「119番の日」です。由来は当然11月9日なのですからね。今朝の写真は、消防職員が仲見世に「火災予防運動実施中」の幟を取り付けて帰ってきたところです。早朝からご苦労なことですね。みなさまも「火の用心、さっしゃりましょう!」
  
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『今朝の境内』
 取り付けたばかりの
「火災予防運動実施中」の幟です。5本だけでしたけど。
   
 “おはよう!”、このお姉さん、お詣りの最中なのにモモちゃんに声をかけてくれました。気を散らせてごめんなさいね。
    
 手水場の周りに下水溝を設置する作業が行われています。先日、水吐けを良くする工事が行われたばっかりでしたが、まだ足りなかったのでしょうね。
   
 火星が太陽を邪魔しているのを知ってか知らずか、みなさん真剣にお詣りをしているのでした。もしやこれがノストラダムスが多用する火星主語にした言葉、「天から到来する恐怖の大王がアンゴルモアの大王を蘇らせる、火星の前後、幸運によって支配する」、まあ、よくわかんないけど、幸福というんだから今日はそう悪い日じゃないのでしょね。
   
 東京時代祭の大道具が置かれたままですね。何年も流用している道具、もっと大切にしてはいかがでしょうかね・・・。
   
 浅草神社です。
   
 定点観測の懸崖です。
   
 何か賞を得たようですが、まだ覆いがされているので確かめることが出来ませんでした。
   

 こちらは知事が見てもいないのに東京都知事賞ですよ。
   

 こちらも関係者が見てもいないのに勝手な賞を頂いていました。これも秋の風物詩、セレモニーに一環なのでしょうね。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』

 今朝も大量に銀杏が落ちていました。あれほど落ちてもまだ木に上には、こんなに有りますよ。
   

 早朝の六区通りです。「世捨て人」だけが無気力に歩いてましたよ。最近は、差別用語がやかましく言われているので、乞○なんて言葉は使えないそうですね。それが、ホームレスなら良いようです。なんだか英語を使ってごまかしているように思えませんか。
 劇団四季が来月公開するミュージカル「王子と乞○」、題名にはしっかり差別用語が記載されていますが、問題は無いのでしょうか。これを差別用語で無く表現するには、「王子とホームレス」ってことになるのでしょうかね・・・。そうなったら、文豪マーク・トウェインは草場の影で嘆くかも。
 あほまろはいつものように、「世捨て人」と表現することにしているのですが、それも差別とか言う人も居るようですね。
   
 
   


今朝の写真
Panasonic DMC-L1 LEICA D VARIO-ELMARIT F2.8-3.5 14-50mm
OLYMPUS ZUIKO Digital 7-14mm F4 / 50-200mm F2.8-3.5
撮影枚数51枚

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