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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年11月8日 (水) 旧暦9月18日友引

- 木枯らし一番 -

日記


『今朝の浅草』
 まるで木枯らし一番が荒れ狂ったような昨日の東京でしたね。冬という季節が迫ってくる頃のあほまろ、毎年、決まっているかのように風邪をひいてしまうのです。風邪といっても、鼻水程度ですがそれを抑えるためのティッシュペーパーで、鼻の下がガビガビになってしまいましたよ。そんな時は、早めに寝てしまいましょうと午後9時頃の就寝、おかげでお目覚めは午前4時ですよ。そんな時間に目覚めてしまうと、寝るに寝られず起きるに起きられず、おかげでせっかく治りかけた風邪が再発してしまいそうです。
 
 本当に寒くなりましたね。今朝は風も無く秋晴れで穏やかなお天気ですが、とっても寒いのです。その証拠に歩いている人の吐く息がまるでタバコの煙のように白く顔にまとわりついているのでした。
 我が家から久しぶりに富士山が見えています。これから冬に向かって富士山が見える確立が高くなるのです。それと比例するかのように気温はどんどん低くなってくるのです。これから朝の散歩をする方々にとっては辛い日が続きそうです。とはいえ、人間より年老いたモモちゃんの方がもっと辛いのかも知れません。でもね、用を足させてあげないといけないもので・・・。
 
 最近、様々な企業から記念展や創業史編纂など、あほまろのコレクションを目当てにした企画の要請があります。特に難しいことが無ければお手伝いをするのですが、気が付くのは、大手企業は創業当時からの記録が残っているだけで、証拠となる品物はもちろんチラシすら残っていないのが現状なのです。

 今回、松屋浅草75周年
記念展をお手伝いをするきっかけとなったのは、包装紙を留める楕円型のシールでした。今はどこのデパートでもセロハンテープになってしまいましたが、ついこの間まで使われていたシールの現物を持っていたということが縁でした。

 博覧会など展示の大手、中村展設が創業100周年を迎える
記念誌の制作をお手伝いしているのですが、戦前の資料はほとんど無いのです。たまたまあほまろが集めていた博覧会絵葉書をリストと照合してみると、戦前の実績のほとんどが絵葉書として残っていたのでした。

 古い物を集めるというのは誰もが楽しめることですが、集めたものをジャンル別に整理をしていなければ資料としてとっさに
出て来ないのも確かですね。今回、二社の企業に関わって気付いたのは、コレクションとしては何の価値も無い紙くずのような物であっても、それに関わった企業からして見ると、立派なお宝になってしまうのです。あほまろのコレクション、これからもっともっと詳細に整理をしなければいけない、そんな反省をも伴った作業でした。
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『今朝の雷門』
 秋晴れの空を見ても寒さを感じないでしょうね。今朝は、ちょっとでも風が吹くと、震えるくらいの寒さを体験してきました。木枯らし一番で雷門にも冬がやって来たのでしょうね・・・。
   
 
   
  
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『今朝の一写』
 荷物を運ぶのにとっても便利な自転車のサイドカー、境内で作業をする新門さんの所有物です。このサイドカーは、先日開催された東京時代祭で、行列の開始前に沿道に並んだみなさんにビラを配るためにお借りしたのです。あほまろが作業場から秘密基地まで持ってくる時に乗ってきたのですが、荷台の重さでハンドルがどんどん左側にとられてしまい閉口しましたよ。
  
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『今朝の境内』
 新門のみなさん、早朝から境内で作業を行っていました。手水場の裏では、いったい何の工事を行っているのでしょうね。作業が忙しそうなので、聞くに聞けないよ。
   
 昨日も紹介した金箔を貼られたお地蔵さん(通称寛永三地蔵)たち。真ん中のお地蔵さんの左手に持った宝珠が朝日を浴びて輝いてますね。
    
 おはよう!アイポッドを聞きながらのランニング、他の声は聞こえないのでしょうね。
   
 浅草神社。
   
 定点観測の懸崖。
   
 かなり開花してきました。
   
 宝蔵門の修復工事現場が開いてますね。中の様子を伺おうとしたのですが、まだ何も見えませんでした。
   
 鎮護堂もお詣りです。
   

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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。

『今朝の余談』

 松屋浅草75周年を記念する展示会が終了しました。僅か一週間の展示でしたが、あほまろの知り合いが大勢見てくれたようです。せっかく東京新聞が取材をしてくれたのですが、記事が出たのは昨日の最終日、「展示会は今日まで・・・」って記事でしたよ。
   

 松屋のギャラリーは、三階の目立たない場所に有るため存在に気付く人も少ないのです。今回も、展示会目的以外で見にいらした方は少なかったのでしょうね。
   
 これがあほまろのコーナー「昭和初期の浅草の繁栄と庶民文化」です。当時の生活用品を中心に展示しました。
   

 松屋浅草が完成した頃の航空写真です。
   
 当時の全体案内図
   
 なんといっても当時の目玉は屋上の「航空艇」でした。
   
 「航空艇」のチケットを持っていた方が提供してくれたのです。
   
 東京大空襲で廃墟になってしまった浅草を、弁天山で焼け落ちた鐘楼から見た松屋デパートです。今回の思い出で、デパートの地下に避難して助かった人の証言も多かったようです。写真の右奥に建っているビルは地下鉄ビルですが、残念ながら今年初めに取り壊されてしまいました。
   


今朝の写真
Panasonic DMC-L1 LEICA D VARIO-ELMARIT F2.8-3.5 14-50mm
OLYMPUS ZUIKO Digital 7-14mm F4 / 50-200mm F2.8-3.5
撮影枚数49枚

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