あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年6月20日 (火) 旧暦5月25日大安

写真館にて三社祭・品川神社・鳥越神社例大祭を公開中!
-
 梅雨の合間 -

日記


『今朝の浅草』
 女房はすでにナナちゃんの散歩を済ませてしまったようです。なんだか起きるのが嫌でベッドの中でダラダラしている午前6時47分ごろ、突然揺れがやってきました。瞬間でしたが、かなり大きな地震です。テレビを付けると、「震源地は千葉県北西部で深さは約80キロ、地震の規模はマグニチュード4.8と推定される」、都内全域久々の震度3の揺れだったようです。姉歯物件に住んでいる人達は肝を冷やしたでしょうね。
 そんな訳で、今朝はちょっと遅めの散歩です。火曜日はいつものお蕎麦屋さんの定休日なので、ちょっと足を延ばして例の地下街の立ち食い蕎麦まで行ってきました。新仲見世から地下街に入ると相変わらず小便の臭いが漂っているのです。
 いつも、“なんでこんな場所で朝食を食べなければいけないの”、モモちゃんは不安がって着いて来るのですけど、犬を連れても食べられる食堂は、ここしか無いんですよ。
 
 早朝の雷門前に人混みが、また撮影を行っているんですね。スタッフの数からいって、今朝の撮影はかなり大がかりなもののようです。35ミリのカメラを組み立てているところをみると、映画のようでしたよ。

 時々掲示板に書き込んでくれる、ゆみこさん。愛犬の小春ちゃんを連れて声をかけてくれました。今まで、早めの散歩だったので時間帯が合わず逢えなかったのでしたが、今朝は散歩の時間を遅らせて待っていてくれたのです。まだ1才でとっても元気な小春ちゃんにモモちゃんも興味を示していましたよ。
 浅草寺の境内を散歩する犬たちの名前で気付くのは、皐月、小粋、天馬、ムサシなど、ほとんどの犬が和風の名前なのですよ。先日のテレビで、世田谷の公園に集まる犬たちの特集では、ラッキー、ベティー、ミッキー、ジョンなど洋風の名前ばっかりでした。犬の名前も住む地域の文化によって変わってしまうんですね。もし、我々が世田谷に住んでいたとしたら、モモちゃんの名前は何と命名していたのでしょうね。ちなみに、世田谷に住んでいる知り合いの柴犬、ルーシーですよ。
 今朝の小春ちゃん、名前からして秋口に産まれたのでしょうね。写真にも写っていますが、首輪にはちゃんと名前が描かれた木札が下がっています。これって、まさしく浅草の犬ですね。またお逢いしましょうね。

 昨日の日記で、赤ちゃんの「お七夜」を、「初七日」と書いてしまったことで、お叱りのメールが21通も舞い込んでいます。そのほとんどが単に間違いを正してくれているのですが、中には、“毎日毎日メザワリな日記は止めろ”とか、“文章を勉強してから書けよ”、などと罵倒したメールも見受けられます。しかし、あほまろの日記は有料で読んでもらっている訳じゃ無し、目障りとか、下手な文章と思ったら読まないでください。そんなメールこそ迷惑でメザワリです。
 そんな訳で、昨日の文章の「初七日」「お七夜」と訂正し、お詫びいたしますが、昨日の日記は、間違ってままで掲載しておきますね

------○------

『今朝の雷門』
 映画撮影の準備が行われている雷門前です。いつものように雷門にカメラを向けると、“写真を撮るな”と、スタッフが飛んできました。毎朝記録している雷門を、今朝はあんたたちが独占できる許可を貰っているのですかと言いたいよ、まったく。
 いつも撮影のたびに同じことを言われてしまいますが、そんなのお構いなしに撮っているのです。だって、一日だって欠かすことが出来ませんからね。
   
   

------○------

『今朝の一写』
 梅雨時のどんよりとした空模様の頃、黄緑色から青色へと色を変えながら夏の青空を迎えるあじさいの花。影向堂の阿弥陀如来像の横の花もその色を濃くしていくようです。
 この写真、あじさいにピントを合わせたのと2パターン撮ったのですが、やはり阿弥陀如来像にピントのほうが、雰囲気が良いようですね。
  

------○------
『今朝の境内』
 すっかりシートで覆われてしまった宝蔵門です。
   
 本堂正面から見た宝蔵門ですが、このシートの威圧感、迫力がありますね。
   
 茅の輪が設置された浅草神社です。
   
 浅草神社の「神田」全体です。
   
 こちらはいつものアングルで。
   
 弁天山の梅の実。
   
 お馴染み自分撮影ポイント。あほまろはガニマタだったか?
   
   
------○-----
 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』  
 朝刊によると、北海道夕張市が自治体としての「倒産」に当たる財政再建団体の指定を国に申請する意向を固めたことが報じられています。

 「夕張市は産炭地として栄えたが、石炭産業の衰退とともに人口が減少、観光産業への転換を図ったものの財政難に陥り、表面化しにくい金融機関からの一時借り入れなどを繰り返した。」

 夕張といえばメロンが全国的に有名な街、更に街興し運動の一環として「夕張国際映画祭」でも知られています。映画好き市長の独善的な判断で、映画とは何等関係ないにも関わらず映画を生かしたイベントによる街起こしを目的に市民の手作りから始まった映画祭でしたが、その後イベント企画会社が牛耳る形になってしまった結果、主催費用のほとんどが市外に流出することになってしまったのです。
 このような、一過性のイベントではさして消費の拡大も見込めず、かえってイベントのための無理な投資が結果的に市の財政を破綻させる結果になってしまったのです。今回の「倒産」によって、「夕張国際映画祭」の存続も難しくなってしまったでしょう。

 夕張市は産炭地として栄えたピーク時には人口約12万人だったが、石炭産業の衰退とともに減少、観光の町として再興を図ったものの衰退を続け現在は約1/10の13000人に減少しているのです。

 あほまろが、映画の看板が掲げられるユニークな街のイメージを求めて夕張を訪れたのは、ちょうど2年前の今頃でした。確かに映画の看板が至るところに掲げられてはいましたが、看板の下の商店のほとんどがシャッターを閉じたゴーストタウン状態だったのです。あのころからすでに今回の倒産劇が始まっていたのでしょう。
 街興しに力を入れすぎ、結果鳶に油揚げを盗られてしまった。会社でいえば本業以外に投資をしすぎてしまったってことだったのでしょう。ここ浅草でも、浅草の文化と関係の無いイベントや奇抜な街興しなどの企画が囁かれていますが、企画会社に牛耳られることの無いように実施して欲しいですね。

 早朝の浅草は当然のことながら、どこの商店もシャッターを閉じ、ほとんど人影も見えません。夕張では、毎日こんな状況が続いているのですよ。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数56枚