あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年5月23日 (火) 旧暦4月26日大安

写真館で三社祭公開中!
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 次の準備も忙しく -

日記


『今朝の浅草』
 “すっかり年取ってしまったね”、あほまろの散歩時間が早まったので、ここしばらくお逢いしていなかったモモちゃんのお友達のムサシのパパが声をかけてきました。そうなんです。最近のモモちゃんは誰が見ても老犬体型になってしまったのです。毎日見ていると変化を感じないのですが、ムサシのパパのように久しぶりにモモちゃんを見ると、その変化を知るのでしょうね。
 犬は人間の7倍の速度で年をとっていくと聞いたことがあります。モモちゃんの14才といえば98才?、そこまでじゃ無いとしても優に80才は超えているのでしょう。3年前、子宮筋腫という病気で入院し手術を行ったのですが、その後の回復が早く、毎朝元気に散歩をしていたのですが、昨年末あたりから奥歯がどんどん抜けてしまったのです。また、最近は写真でもお解りの痛り、前歯もガタガタです。あんなに美人(犬)だったモモちゃんも、すっかりお婆ちゃん顔になってしまいましたね。
 “ごめんなさい、最近は流動食しか食べられないんです”、昔のようにムサシのパパが鳥の笹身をあげようとしたのを断ってしまいました。モモちゃんは昔の味を思い出したかのように欲しがっているのが気の毒ですけど・・・。
 
 浅草神社の神輿蔵が開けられ、これから御神輿を片付ける作業でも始めるのでしょう。宮出しであれだけ過酷に扱われたというのに、見た目には全く損傷が無いようにも見えてはいますが、内部はあちこちヒビが入っている箇所も有るそうです。これから、修復作業を行い、来年3月の示現会まで梱包されてここに安置されるのです。
 今年の宮出しで折れた横棒と、仮に使った横棒も無造作に転がっています。みんな一度は本社の神輿を担いでみたい、触ってみたいと寄って来た三基の御神輿ですが、祭が終わり魂が抜かれた姿ではあっても貫禄がありますね。モモちゃんも見とれているかのようでしたよ。今朝のモモちゃんの写真は、本社御神輿が背景ですよ。

 三社祭が終わると、次のイベントは、恒例「消防殉職者慰霊祭」(通称:弥生祭)です。開催日は毎年5月25日と決まっているのです。先年のようにちょうど日曜日と重なった時には大勢の観光客で賑わうのですが、今年のように平日の開催となると、ギャラリーは極端に減ってしまいます。それにもかかわらず、東京中の江戸消防記念会の
纏が整列し、1000名を超える火消半纏が揃う姿は必見ですよ。
 江戸消防記念会の方々は、雷門前に集合。午前10時ころから雷門から仲見世を木遣り唄と纏振りで行進し、観音堂裏に集合するのです。その後、東京消防庁の音楽隊の演奏、浅草神社神主のお祓いと祝詞奏上を行った後、参加者全員が纏いを降りながら浅草寺本堂の回廊を一周するのです。
 最後はお決まりの梯子乗りの妙技です。昨年は12本の梯子が一斉に立てられ、開始の合図で総ての梯子で例の演技が開始されるのです。正月の出初め式よりも見応えがありますよ。25日は浅草にいらしてみませんか。
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『今朝の雷門』
 三社祭が終わっても、後かたづけの順番が有るのか、大提灯はまだ畳まれたままになっていますね。それはそれとして次のイベントの準備も行わなければいけないのです。上の写真の本堂横に掲示された、恒例「消防殉職者慰霊祭」(通称:弥生祭)の看板と同じものが雷門前にも立てられましたよ。この時期、梅雨を前にして、忙しい浅草なのです。
   
   

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『今朝の一写』
 仲見世から取り外された奉納提灯を新門の鳶が片付けています。“礼ちゃん、祭は大変だったね”、“いや〜今回は疲れたよ〜!”、トラックを運転しながら宮頭の跡継ぎ礼二郎君(手前)が呟いていました。何が大変だったかというと、今回の宮出しで折れた二之宮のトンボを急遽取り替えたのが彼だったのです。みんなにやいのやいの言われながら汗だくで対処していたのです。
  

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『今朝の境内』
 写真は時系列的に前後してしまいましたが、遠くで作業しているのが奉納提灯の取り外しです。
   
 取り外された奉納提灯はトラックに乗せられ、礼二郎君の運転で神社まで移動するのです。あほまろは彼からお寺と神社の詳細情報を得ているのですよ。

   
 弁天山の梅の実、いつもの場所に実っていたのが二個無くなってしまいました。陀らかが盗っていったのです。定点で観測していたのにね。盗ったってまだ食べられないよ!
   
 影向堂の池の底から泡が出て臭っています。また汚れてしまったのですね。毎年梅雨の前には水を抜いて清掃が行われるので、それまでこの臭いを我慢しなくっちゃ。
   
 影向堂の前の大香炉です。お線香はまだ一本だけ。これは住職さんがお供えする呼び水のようなものですね。あほまろは両親の命日とか、そんな日だけお供えをしているのです。だって、毎日一本50円は大変な負担ですよね。
   
 表紙の写真の反対側から見た御神輿です。奥から三・一・二と安置されているのです。
   
 これが問題の棒です。一番手前の棒が今回臨時に使用した横棒です。長い担ぎ棒を切り落としただけなので、黒く塗られていない切り口が見てますね。
   
 一昨年の宮出しでズレてしまった狛犬ですが、今年も本殿に神輿が突っ込まないようにガードするロープの基台として使われてましたよ。今年は大丈夫でしたね。
   
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 今朝取り外された奉納提灯です。三社祭には仲見世の二箇所にこの奉納提灯が飾られます。このように、御神輿といっしょに写ると祭の雰囲気に華を添えてくれる大切な提灯なのです。写真は本社二之宮の仲見世渡御の様子です。
 あ〜ぁ。三社祭は楽しかったですね・・・。
   


今朝の写真
CANON EOS-30D,CANON ZOOM EFS10-22 F3.5-4.5 / EFS17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数74枚