『今朝の浅草』
　「春の夜の夢」、短くはかないことの例えで使われる言葉です。満開の桜の下を散歩するあほまろとモモちゃんが居ます。その姿はまるで長い移動車にクレーンを乗せて撮っているかのように、我々の歩く姿を延々と追いかけているのです。時々立ち止まって桜を見上げるあほまろ、何かに気付きハッと目覚め、キョロキョロ辺りを見渡すとまだ真っ暗な真夜中です。いったい「春の夜の夢」は、何を語りたかったのでしょう。早く満開の桜の下を歩きたい。そんな気持ちが夢になって現れたのでしょうかね・・・。それからは熟睡出来ず、ちょっと寝不足気味なのです。まだ頭の中には夢の桜が鮮明に写っているのです。で、でも、夢って普通は自分の目で見る光景ですよね。なぜ、自分の姿を見ることができたのでしょう。これが「春の夜の夢」なのかな・・・。

　「寝られぬをしひて我が寝る春の夜の　夢をうつつになすよしもがな」（後撰集）

　無理に眠った春の夜の夢、現実のことにするすべはないものでしょうかね・・・。

　夢のお告げ、もしかして今朝の桜に何か異変が・・・、そんなこと考えながら出かけたのですが、昨夜来の冷え込みがいつもの用足し場所に霜柱となって表れているのです。これはかなり冷え込んだのでしょう。そういえば、天気予報で、昨日は東京でも雪がちらついたとか。とはいえ、これから日中にかけて気温がどんどん上昇してくるようです。
　
　浅草神社の前で、新人の研修でやって来た旅行会社の可愛いらしいお嬢さん５人組から、携帯電話で写真を撮って欲しいと声をかけられました。なんと、驚いたことに全員が桜の花柄の制服を着ているじゃないですか。これは正に、「春の夜の夢」が現実になったってことなのかな・・・。彼女達は、集合時間の２時間も前にやって来て、事前にこれから案内される浅草の観光ポイントをチェックしておきたかったのだそうです。これから浅草公会堂前のスターの広場に行くというのですが、残念ながら浅草公会堂は現在改修工事のため今年の６月まで閉鎖中、スターの広場の上にも入ることが出来ないのですよ。それでも、途中の、昨年末に完成した伝法院通りだけでも見られたら良いですよ。あほまろとモモちゃんが伝法院通りまでご案内をしてあげたのでした。
　お嬢さんたちとモモちゃん、一緒に写真を撮ったのですけど、まだ新人なので、制服姿での写真が問題になったら困るので、文章だけにしておきましょうね。写真はメールで送ってあげましょう。
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『今朝の雷門』
　岡本綺堂の小説「半七捕物帳」の中に、「浅草の勘次と富松という駕籠屋が空駕籠をかついで柳原の堤（どて）を通ると、河岸の柳のかげから十七八の小綺麗な娘が出て来て、雷門までのせて行けと云う・・・、その娘が黒猫に化けて・・・」。そんな話があるように、昔からこの辺りには野良猫が多く居たのでしょう。浅草寺境内や神社の境内には毎日同じ猫が主のように住み着いているのはお馴染みですが、最近は雷門の付近で黒猫を見かけます。今朝も、写真を撮っている目の前を駆け抜けていきました。他の猫とは違って、とっても警戒心の強い猫のようです。
　雷門の中にはネズミが居るようで、それを目当てにやって来たのでしょうかね。最近よく見かけるもので、なんとなく「半七捕物帳」にも良く登場する雷門と猫を思い出してしまっただけ。
　　　
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『今朝の一写』
　人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の石碑が浅草神社に建立されたのはご存じでしょう。マンガの中で、主人公の両さんが子供の頃に友人と一緒にべーコマを埋めたって話からこの碑の構想が出たそうです。そのマンガの中で、当時の友人が犯罪者となって警察官の両さんに追われるシーンがあります。その時に逃げた場所は浅草の路地伝いと描かれていますが、浅草の路地は亀有付近の路地と違って、総て次の通りに抜けているのです。あのマンガを読みながら、そんなことまで考えてしまったっけ。
　ちょっと昔は、路地の真ん中にはドブ板も有ったんですよ。
　　
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『今朝の境内』
　まだ奉納提灯が下がりませんね。今日から「桜茶屋」もオープンするのですよ。
　　　
　弁天山のサトザクラ。
　　　
　浅草神社で「定点観測」している桜です。昨日からの気温が低かったので、まだ一昨日と変わりは無いようです。
　　　
　ミックス梅の「思いのまま」も、盛りを過ぎて・・・。
　　　
　どんどん惨めな姿を晒してきました。
　　　
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　浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
　浅草に限らず、最近の繁華街では外国人の客引きを多く見かけます。 ここ浅草にも、韓国・台湾・中国・フィリッピン・ロシア・タイなど様々な国からやって来た女性たちが客にいかがわしい行為を提供するお店が増えています。
　毎朝、早朝にモモちゃんとの散歩時間に、お勤めを終えた女性たちと鉢合わせることがあります。朝まで働かされ、みんな疲れ切った顔には正気なんて全く感じないのです。今朝も、外国からいらっしゃった女性の集団に遭遇いたしました。すれ違いざま、強烈な香水とアルコールの混ざった臭い、モモちゃんも避けて通ってましたよ。
　千葉県で起こったインスリン殺人事件。犯人の中国人は西浅草の風俗エステ店を経営していたそうですね。美容整形に１０００万円も注ぎ込み、顔は輪郭まで、豊胸や腹の脂肪吸引と、全身を大改造。風俗店では８歳もさばを読み、自ら客に性的サービスをして荒稼ぎをしていたそうです。サンケイ新聞では、「中国から嫁いだ鬼嫁は家庭を築く嫁どころか、鬼の心を美女の仮面で隠し、カラダでカネを稼ぐことに没頭していた“中国鬼嫁”」と表現していますよ。恐いですね。

　写真と文章は関係ありません。たまたまこの通りで臭いに遭遇したもので・・・。臭い、写ってます？