あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年2月20日 (月) 旧暦1月23日大安

- 寒さも和らぎ -

日記


『今朝の浅草』
 寒さもどんどん和らいできましたね。今年の冬は20年ぶりの寒さだったそうですが、あの厳しさ、いまとなっては喉元過ぎてしまった感じでしょうかね・・・。この冬、いつも一緒に行動している、助手の古麻呂は何度も風邪を引いていましたが、あほまろに移されることも無く、無事に春を迎えることができそうです。
 我が家の犬たちも、この数日は布団の中に潜り込んでくることも無くなってしまいました。そんな状態はなんとなく寂しいので、強引に布団の中に引き込んでみても、暑いのかすぐに出ていってしまうのです。あほまろは、湯たんぽのような暖かさ、好きだったのですけどね・・・。勝手なこと考えてしまいます。「寝るときだけはまだまだ寒くても良いですよ。」、なんてね。
 モモちゃんはいつも一人で暖房の無いあほまろの書斎で寝ています。お気に入りの毛布にくるまって寝ているのです。犬は体毛の調整で体温を保っている生き物なので、たとえ雪の上で寝たとしても凍死をすることは無いそうです。そんな便利な身体を有している我が家の子犬たち。布団の中に潜り込んでくる態度は、あまりにかわいがり過ぎて、自分の体温をコントロールすることが出来なくなってしまった証拠なのでしょうね。

 浅草寺境内には数少ない紅梅ですが、一番奇麗な花を見せてくれるのは淡島堂の紅梅です。今朝のように暖かくなってくると、少しずつ散り始めてきました。昨年のこの時期、こんなところにもウグイスがやって来たのですけど、今年は浅草寺境内ではまだ姿を見かけませんが、先週だったでしょうか、対岸の隅田区役所前の勝海舟像付近で、あの独特な鳴き声を耳にしました。ウグイスにとって、人混みの浅草よりも住みやすい場所なのでしょうかね・・・。
 そういえば、ウグイスのウンチが化粧品の原料になるのをご存じですか。ウンチの中には、豊富な酵素が含まれ、顔面に塗布する事で角質層が柔らかくなって、小皺が取れたり肌のキメが細かくなって、肌のくすみも取れて色白になるのだそうです。あほまろは試したことは無いのですが、知り合いのお姉さんが浅草仲見世の裏通りで「ウグイスのフン」と名付けた化粧品を販売しているのです。彼が言うには、確かに肌がツルツルした感じになると言ってました。ウグイスといえば、鳴き声です。声が良くなる、歌がうまくなるなどと言われればなんとなく納得するのですが、「ウンチを塗ると肌が奇麗になる」っての、本当なのでしょうかね。
 もし、「犬のウンチは美肌効果が有る」なんて、みんなでガセネタを流したら、愛犬家は助かるでしょうね・・・。どなたか試してみたい方、モモちゃんのウンチだったら、無料でお送りいたしますよ。送料は着払いでね。(笑)

 冬季オリンピック、この状態で終わったらメダルはゼロって可能性も大です。石原都知事の「根性無し」発言が問題になっているようですけど、日本を代表して国民の税金で出場するのですからそう言われてもやむを得ないでしょう。メダルが取れない時にマスコミから出てくる言葉は、「出場することに意義がある」。そんな言葉、開会前には誰も言って無かったでしょ。
 まだ、最後の競技の女子フィギアが残っています。これでメダル・・・。選手達は、そんなプレッシャーを背負って挑むのがかわいそうですね。
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『今朝の雷門』

 おや、昨年まではアサシスーパードライの看板でしたが、年末ころから真っ白に塗られたままだった雷門右側の大看板、今度は隅田川の観光汽船に変わりました。今朝気付いたってことは、昨日までどんな状態だったのかな。こんな時は過去の写真を調べてみるのが一番ですね。でも、こんなアングルほとんど撮っていないよ。確かなことは、今月16日の写真にチラッと看板が写っていただけ。すでに、この看板でね。
   

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『今朝の一写』
 何か音がしています。耳を凝らして聞いてみると、大提灯の中に鳥が入ってしまったようです。時々ガサガサ、バタバタバタ、騒いでいます。屋根裏と提灯全体を小鳥さえも入れないように網で覆っているっていうのに、いったいどこから紛れ込んでしまったのでしょう。蛍光灯の中にまで入り込んでしまう虫のようですね。
 過去に何度も何度も同じようなことがありました。一度は、提灯の横で動けなくなったハトが死んでいたこともありました。また、真夏には、提灯の中で腐ってしまいウジ虫が湧いたことも。網なんかで覆っているのが諸悪の根元なのです。殺生禁止の仏教の寺院、屋根裏や提灯の汚れよりも動物たちの生命を危険に曝さないようにするのがお釈迦様の教えじゃないのですか。かわいそうに、中で暴れている鳥もきっと死んでしまうのでしょうね・・・。
  
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『今朝の境内』
 平日の早朝は、通勤や通学の方々が行き交います。観音裏に住む方々は、地下鉄の駅まで、浅草寺境内を抜けるのが近道なのです。
   
 この時の仲見世には、サクラの飾りと、確定申告の告知横断幕だけです。
   
 母子地蔵の後ろの白梅がようやく開いてきました。
   

 淡島堂の紅梅です。すでに満開を過ぎ、ちょっとずつ散っていますよ。
    
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 浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 浅草のお笑い「浅草21世紀」の爆笑軽演劇2月公演「小雪よ今夜もありがとう」の最終日を観てきました。橋達也さんが率いるコメディアンの連中が、毎月定期的に公演を行っているのです。
 かつての浅草から生まれた「軽演劇」。今ではすっかりテレビネタに盗られてしまって、生のお芝居は絶滅危惧演劇。現在、生で観られるのは、この一座だけになてしまったのです。漫才や物まねで笑い、お馴染みのショートコントの連発で大笑い、そしてトリの出し物が爆笑軽演劇「小雪よ今夜もありがとう」。楽しいのなんのって、カメラを構えながらついつい吹き出してしまい、写真がブレブレになってしまうほどでした。
 舞台は雪深い新潟の山村の駐在所。それを知らずに盗みに入った、ドジな泥棒。その夜は、お巡りさんの新婚初夜。そんな楽しい夜だというのに、雪崩で生き埋めになったとの情報で駐在所を飛び出していくお巡りさん。そこに産気づいた女房を連れて飛び込んで来た近所の男。
様々な人間関係の中にお笑い有り、人情有り、人生を説く座長の姿有り。
 これぞカジノフォーリオ以来、浅草の軽演劇の基本なのです。これを絶やすことなく、いつまでも続けて欲しいですね。
   
   
   
   
 時期が時期だけにオリンピックの話題もショートコントで登場です。でも、メダルの話題にはいっさい触れなかったっての、こんなお笑いにも、世相が反映されているのかな・・・。
   
   


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5他
撮影枚数42枚