あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成18年1月6日 (金) 旧暦12月7日赤口

- 出初め式 -

日記


『今朝の浅草』
 新年も5日をすぎると世の中平常に戻ってしまいましたね。あほまろが通う近所の寿司屋さんも年末から長い休日で、とっても寂し想いをしていたのですが、ようやく昨日から営業開始です。さっそく新年のご挨拶を兼ねて行かなくっちゃ。そんなこと考えながらモモちゃんと歩いていると、浅草ジンタのリーダー、ダイナマイト和尚と遭遇。ちょうど良いこれから新年会で盛り上がろお〜、なんてことになってしまい、またまた飲み過ぎてしまいました。ってことは年末から毎晩飲み続けているってことですね。昨年は何度も苦しい思いをし、何度も酒を断とうと決心したはずなのに・・・。また、二日酔いかも。今度こそ酒止めるぞ〜!
 今日は、東京ビッグサイト多目的広場にて東京消防庁による「出初め式」が行われています。この消防出初め式は、江戸時代に上野東照宮前で、稲葉伊予守正則が定火消総勢4隊を率いて出初めを行った事を契機に、お正月の恒例行事となり、昭和28年から続いているのです。
 初荷や初売りなどと同じような意味合いの「出初め式」ですが、もちろん今日から仕事を始めるって訳じゃ無いのです。すでに、一昨日だって我が家の裏の火事で活躍していたのですからね。火災を始め、地震災害や原発事故、更に最近ではテロへの対処も消防の重要な役割になっているのです。一時たりとも休むことが出来ない消防隊員、今日は彼等の記念日でも有るのです。あほまろも以前に救急車のお世話になったことがあり、消防隊のみなさんには、とってもとっても感謝してますよ。
 出初め式といえば、やっぱり梯子乗りの曲芸は欠かせません。東京消防庁の近代消化機器に混じって、江戸消防記念会全員参加で出初め式を祝うのです。ここ浅草周辺のみなさんは、出初め式が終わった後に浅草に戻って来て、雷門前、浅草寺本堂前、浅草神社前で、それぞれ梯子乗りの奉納を行うのも恒例となっているのです。
 最近の梯子乗りは、普通とはちょっと違った「刺又」を使った「刺又乗り」という乗り方も東京ビッグサイトで披露されるそうです。この演技は開府400年を記念して江戸消防記念会が15年ぶりに復活させた乗り方。かなりの技量を要する難しい乗り方で、まだ浅草周辺では見たことがありません。ぜひ浅草でもご披露して欲しいですね。
 さて、早めに日記を仕上げ、帰ってくる火消し連中を雷門前で待ちかまえなければいけませんね。
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『今朝の雷門』
 雷門前の松飾りがまだお正月ムードを醸し出していますが、さすがに早朝から初詣に来る人は居なくなりました。何もすることの無い警察官がのんびり佇んでいました。いつもこのようにのんびりと警察官が過ごせる平和な世の中になって欲しいですね。なんてことが思える今朝の雷門でした。
   
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『今朝の境内』
 初詣も一段落した6日目の朝、雷門前と同様人影は少なめです。初詣のピーク時にはこの境内に数十万人の人が埋め尽くしたのがウソのように静まりかえっています。次にこの境内を人が埋め尽くすのは、三社祭の時ですね。
   
 新年は淡島堂も参拝客が列を成していました。淡島様は女性の守り神としても有名で、毎年2月8日には針供養
が行われるのです。 
   
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『今朝の一写』
 いや〜、毎朝変化の有る写真でなんとかこのコーナーを埋めて来たのですが、今朝はこれといった素材に全くお目にかからぬままのご帰還です。とはいえ、何か写真を掲載しなければいけないので、こんなヘンな写真を一発如何でしょう。
 道路に書かれた様々な表示は必要不可欠なものなのでしょうけど、このようにカラー舗装をされた道は相応しくないように見えませんか。実は、この写真のすぐ後ろがいつも紹介している江戸の街並みの伝法院通りなのです。そちらの車道は砂利道のような雰囲気の舗装がなされ、以前有った中央分離表示もこのような止まれも無くなりすっきりしましたよ。こんな不細工な表記、型にはまった解釈しかできない行政の嫌な施策ですよね。石原都知事が提案している東京特区構想。いっそ浅草全体を街並特区にしてもらって、こんな不細工な表示を消し、自動車も締め出しましょう。
   
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『今朝の街並』

 おや、お蕎麦屋さんのメニューが貼られています。このシールは以前、土橋さんが持っていたものなので、昨夜からお仕事を開始したのでしょうかね。いよいよ靴屋さんのシャッターにも取り掛かるのかな。
   
 六区通りからつくばエクスプレスの駅前の道を六区花道と名付けられ、歩道と街路灯の整備が成されました。しかし、この写真でもお判りの通り、どこが駅なの?判らないのです。せめて駅の前くらい、駅名を記載した大きな看板が必要じゃないでしょうかね。
 先日、あほまろはこの場所で、通行人から駅を聞かれました。
   
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
 今日は「六日年越し」として祝う風習が残っている地方があります。そして、明日が「七日正月」。五節供の一つ「人日の節供」なのです。かつては一月七日を重要な折り目と考えられていました。中国の前漢の文人東方朔(とうほうさく)の「占書」にみられる古い習俗が人日の由来とされ、日本でも人日は江戸初期に幕府公式行事となり、将軍以下諸公が七草粥を食する儀礼があるなど武家においては大変に重視された祝日のひとつでした。もっとも、これは旧暦でのことなのですけどね。
 今でも全国的にこの風習が残っているのが、「七草」です。
 一月七日の朝に七種の菜の入った粥を食べる習わしのことをいいます。現在でも全国的に行われている七日正月の行事で、邪気を祓うとされています。古くは子(ね)の日の遊びともいわれ、平安時代には正月最初の子の日に野に出て若菜をつむ風習がありました。「延喜式」に見られる七種粥と、若菜摘みの古俗と、中国の人日の行事が合わさり、七草粥になったのであろうといわれています。(Wikipediaより転載)


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数61枚