あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年12月18日 (日) 旧暦11月17日先負

- 羽子板市始まる -

日記


 今朝の浅草』
 北風ピューピュー、とっても厳しい寒さですよ・・・。今シーズン一番の冷え込みじゃないでしょうか。道路に落ちている落ち葉やゴミまでも空中に舞い上げられているのです。まだ開いていない羽子板市のテントが並ぶ浅草寺境内では、五重塔の軒先に下がった鐘がガランガランと大きな音が、寒さに拍車をかけているかのように響き渡っておりました。
 写真は昨日の「羽子板市」の光景です。毎年の話題羽子板、今年は千葉ロッテを日本一に導いたバレンタイン監督、史上初の7連覇を果たした横綱朝青龍、奇妙なお笑い芸人のレーザーラモンHGなどが注目羽子板でした。他に、中村勘三郎襲名祝いや、サザエさん生誕60周年記念など、現場で観客の動向を観察していたのですが買う人より、あほまろも含め、写真を撮る人の方が圧倒的に多いようでした。
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 いつもは外からしか見ていなかった「羽子板市」、知り合いのお店にお願いしてお店の中から撮らせてもらいました。こんな光景って滅多に見られないですよね。狙いは、“羽子板をお買いあげられ、ご祝儀を出されて、威勢の良い手締め、シャンシャンシャン!”、そんな光景が撮りたくて約30分ほど狙っていたのですが、お昼を過ぎたばっかりで時間が悪かったのか、みなさん写真だけの見学タイム。携帯電話でお気に入りの羽子板をパチパチ撮っているだけでした。
   
 “今年は週末の開催になったので、期待しているんですけど・・・”、でも、思ったほどでは無いようです。“千円から60万まで、ご予算に合わせて各種取り揃えてお待ちしております。”「秀徳」さんのご主人が申しておりました。
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 今朝の一写』
 強い北風が最後まで必至にしがみついていた葉までもぎ取ってしまい、枝だけで寂しそうになってしまった木々。見ているだけでも寒さを感じますね。つい数日前までは、五重塔が見えないほど葉が付いていたのですよ。
   
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 今朝の伝法院通り』
 伝法院通りの「江戸の街並み」が完成です。昨日は、完成記念の開通式が行われました。路上に設置された特設会場には、東京都や台東区のお偉いさんと始め、地元の議員さんやなぜか元議員さんと警察署長、浅草寺の執事長に観光連盟会長、歌舞伎役者の中村勘太郎さんらによって、寒さにもめげずじ〜っと耐えている観客を余所に、延々とお決まりのご挨拶。それが終わりようやくテープカットと看板の除幕式が行われたのでした。
 看板の除幕式を終えた途端、この通りの名前が正式に「伝法院通」となったって訳でしょうね。テープカットを終えた方も、ただ座っていた方たちも、みんな揃って、東西約二百メートルに続く商店街を行進です。各お店の前では、お清めの水が打たれ、シャッターを閉じたまま、まずは自慢の絵を見て貰いたいって訳なのです。
   
 続いて、宗山流宗家の胡蝶太夫さんを中心に、およそ三十名の花魁道中の始まりです。今回の参加者は、みなさんが有料で参加された素人の方々なのです。NHKを始め、民放各局もこの式典を取り上げ、それをご覧になった方より、“花魁の歩き方が八文字を踏む歩き方になっていない”など、掲示場にも書かれていますが、みなさん始めて経験する方々なのでしかたが無いのでしょう。
 ちなみに、参加費用は、「花魁」が18万円、「禿」8万5千円、「新造」7万5千円、「芸者」6万円、若い人には無理な金額ですよね。お判りでしょうか、歩き方だけじゃ無く、シワの多い「禿」だって我慢して撮ってあげましたよ。
   
 おや、正装の土橋さんも参加されてましたよ。いつもとは違いキリッと決まった格好、ついつい記念に写真を撮らせてもらいました。開通式に合わせて、仲見世側のシャッターを先に仕上げていたので、靴屋さんはこれからゆっくり取り掛かるのだそうです。

 あほまろの日記にいつも登場する土橋さん、最近は大勢の方から“インターネットで見たよ”って、お声がかかるそうです。有名人ですね。
   
 開通式から一夜明けた「伝法院通」、昨日の賑わいがウソのように静まりかえっていました。 序幕を終えた看板、昨日までと違いとっても目立ってますよ。
   
 総てが完成した訳じゃないようです。風が強くとっても冷え込んでいつというのに、今朝も塗装作業が続いていますよ。ご苦労さまです。
   
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
 今朝の余談』
 久しぶりに気になった芸能話。
 泉ピン子と言えば、29年前にリポーター役で出演していた「ウィークエンダー」って番組を思い出す方も多いでしょう。当時は、「ドリフの全員集合」を始め、萩本欽一が頑バラエティ番組を張っていたころでした。そんな中、それまでは真面目でなければいけなかったニュース番組に異変を与えた番組が「ウィークエンダー」だったのです。
 “新聞によると・・・”で始まる様々な出来事、それをあたかも自分自身が現場で取材したかのように語る泉ピン子、時々、ドキッとおするような卑猥な言葉を交ぜたりし、まるで日本伝統の話術と言われる無声映画の弁士のような存在で一躍脚光を浴びたのでした。あほまろも毎週欠かさず見てましたよ。
 その泉ピン子さんが、私の原点と称した番組、日本テレビの大みそか特別番組「ピン子のウィークエンダーリターンズ2005」が放送されるそうです。テレビの質問で、“当時のギャラが3日間の収録で1万5000円とお聞きしましたが、今回のギャラはおいくらでした?”との質問に、一瞬ドキッ。マネージャらしき人と顔を見合わせてましたよ。やはり、番組のことよりお金の話題の方が気になるのでしょうかね。
 番組では、当時のビデオも特別公開されるそうです。楽しみですね。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数67枚

昨日の伝法院通、羽子板市など
CANON EOS-1 DsMK2,CANON ZOOM 17-35 F2.8他
撮影枚数812枚