『今朝の浅草』
　日の出と共に早めの散歩にでかけました。本当は今日から始まる「羽子板市」の様子をお伝えしたかったのですが、早朝からいろいろと用事がたて込んでいるため、まだ開いていないお店の様子しかお見せできないのです。とはいえ、日記だけは欠かせない、というか、モモちゃんの用足しは欠かせないといった方が的確かな。どっちにしても、まだ薄暗い中で散歩を済ませてきました。
　今、この日記を書いている最中に窓外から日光が射し込んできました。今日も青空で冬晴れの良い日になりそうですよ。気温は低そうですけど。
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　早朝の浅草寺広場は、「羽子板市」のテントが並んでいます。でも、まだ人影は少なく、業者の方々が数人車から荷物を運んでいるだけですが、それとは別に観音裏広場で開催され、今日が最終日となる「ガサ市」では、注連縄などの材料を仕入れに来る人で賑わっていました。ここで仕入れたみなさん、地元に帰ってから組み立て各町内で販売するのです。あほまろの住んでいるお隣の田原町でも、鳶頭の家の土間いっぱいに材料が並べられ、みんさん忙しそうに松飾りなどを組み立てていましたよ。
　あの中のひとつが我が家にやってくるんだな・・・、そんなこと考えながら師走の風物詩を楽しんでいるのです。
　　　　　　
　「羽子板市」は浅草寺境内で開催されるのですが、同時に「羽子板オークション」も開催されます。有名な漫画家さんたちがそれぞれ手書きで描いた羽子板が展示され、その中で気に入った羽子板に所定の用紙で応札。一番高い値段を付けた方が落札するのです。
　毎年、雷門のすぐ裏で行っていたのですが、今年は伝法院通りの浅草公会堂横に設置されました。きっと、江戸の街並み完成イベントと連動しているのでしょうね。尚、このオークションで集まったお金は、新潟県中越地震被災者支援に使われるそうです。今年も、ちばてつやさんを始め、ウノカマキリさんなど有名人の羽子板が並び、サイン会も開催されるようです。
　漫画羽子板の相場は作家によって値段は様々、一番高いものは２０万円以上にもなったとか。さて、今年の目玉はいったいどの羽子板なのかな。毎年あほまろもこれに応札しているのですが、一度も買えたことが無いのです。今年こそは、と狙っているのも有るのですが、ここでそれを書いてしまったら値段が上がるといけないので・・・、もし、買えたらお見せしますね。
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　『今朝の一写』
　日の出前の仲見世裏路地です。まだ薄暗い路地では、人影もまばらで、ポツポツとお設置された街灯の光のひとつが、ほんのりとお芝居や踊りの用品を販売する飯田屋さんの看板と路上を照らしています。まるで幕の開く前のお芝居を観ているかのようですね。その横で、トイレのサインだけが遠くからでも異様な光を放っています。どこの劇場でも無粋な光を放っている非常口の案内板のように目立っていましたよ。
　日中は大勢の人で賑わうこの通りですが、早朝のこんな様子を見て歩くのも楽しいですよ。
　　　
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　『今朝の伝法院通り』
　いよいよ開通式の当日となりました。午前十時から、新春浅草歌舞伎に出演する若手歌舞伎役者さんらによってテープカットが行われ、関係者が東西約二百メートルに渡って完成した江戸の街並みを行進するのです。それに続いて、絢爛豪華なおいらん道中も披露されるのです。
　早朝なので、まだ誰も歩いていないこの通りも、オープニングは大勢の人だかりで混雑するのでしょうね。あほまろは、それまでに仕事を片付けなければいけないのです。
　　　
　シャッター絵の残り部分。夜を徹して、最終仕上げを行っていましたよ。
　　　
　　　
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　浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
　『今朝の余談』
　毎日のように全国各地で、街興し運動が行われていることが報道されます。先日のデーリー東北新聞のニュース（ネット版）に、青森の名川町では「達者村」なるお土産屋さんを行政が開村し、同町の特産果樹である梅に付加価値を付けていこう研究している「達者村かあちゃんの会」が、三種類の梅漬けを完成させ、「なんぶ梅かおり」と名付けて全国に販売を開始したそうです。そのほかにも、梅を原材料とした様々な食品もあるのだとか。来年は焼酎割り用の梅漬けや、弁当に使える小さい梅漬けにも挑戦したいとも書かれていました。
　その記事の中に見捨てられない一言、「十七、十八日に東京の浅草で開かれる物産展で試食会と即売会を開き、一般消費者の反応を確認する。」、いったい浅草のどこの物産展で開催されるのでしょうね。
　浅草唯一のデパート「松屋」の祭事情報にも掲載されていないのです。せっかくの街興しを東京の浅草でご披露するのでしたら、もう少し正確な情報が欲しかったですよね。