あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年12月16日 (金) 旧暦11月15日先勝

- 羽子板市の準備です -

日記


 今朝の浅草』
 カラカラの冬晴れとでもいうのでしょうか、な、なんと、散歩に出かけるので、カメラを持とうとした瞬間、ショック! 思わずカメラを落としてしまいそうになりましたよ。きっとモモちゃんを撫でながら朝のご挨拶をした直後なので、あほまろの身体に静電気が溜まってしまったのでしょうね。それほど部屋中が乾燥しているのです。
 お天気の良い朝で、外はさほど寒さを感じません。そんな寒さは慣れっこになってしまったのですが、エレベーターや玄関などの金具に触れるのが恐いんです。あほまろは静電気ショックが大嫌いなのです。そう、先日はモモちゃんも歩いていて交通標識の臭いを嗅ごうとした時に、鼻と鉄柱の間からパチっ!、モモちゃん、ビックリ、飛び上がってしまったのです。
それ以来、モモちゃんも金属には近づかなくなりましたよ。カラカラの冬晴れ、どんな寒さより嫌ですね。
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 明日から「羽子板市」が始まるので、今朝は羽子板業者の方々が飾り付けを行っています。この飾り付けも午前中には終了し、午後から営業を始めるお店もあるようです。毎年、境内に3軒のお店を出すため、神奈川県二の宮町からやってくる「秀徳」さんとも久しぶりにお逢いしました。みなさんとは、毎年この時期とお正月の二度お逢いするだけなのです。“一年経つのって早いですね・・・”、お互い老けたな・・・、なんて内心は思いながら顔を見つめていたのかも。
 来年は、あほまろ家の子供たちも結婚してしまいます。婚約のお祝いにいつまでも記念に残る良い物を買ってあげますよ。
   
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 今朝の一写』
 浅草寺本堂正面に、謹賀新年の看板と祝い樽が80個づつ飾られました。向かって右が「月桂冠」で、左が「大関」。毎年決まってこの二社の樽でお正月のお祝いをするのですが、当然中身は空っぽ。でも、側に寄って見上げてみると、これが倒れたら結構恐いって感じです。初詣に訪れる方の中に倒れないようにと、後ろからも荒縄でがっちり縛っています。簡単な造りの櫓ですが、よく見ると基礎だけはがっちりしてましたよ。こんなのでも、姉歯さんは設計すること有るのかな・・・。
 お正月を迎える準備に忙しい観音さんでした。
   
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 今朝の伝法院通り』
 いよいよ明日は開通式です。今朝は工事業者の姿は見えず、シャッター絵の残り部分を仕上げる方だけが寒さの中で頑張っていましたよ。
   
 土橋さんが担当する、仲見世の角のお店、まだ仕上がっていませんね。
   
   
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 昨日の行事』
   
   
 昨年、浅草十二階「凌雲閣」の跡地に建設されたパチンコ屋さんの玄関前に建立された「浅草十二階凌雲閣記念碑」をご存じですか。この凌雲閣は明治二十三年、東京の上水道設計者でもある英国人ウイリアム・K・バートンが設計した、赤レンガ三百三十万個を使った登用一の高層建築だったのです。高さ約六十メートル、当時としては超高層の八角形十二階の建物は、日本で初めてのエレベーターが八階まで取り付けられ、最上階の展望台も大人気。浅草六区のシンボルだったのです。
 しかし、大正十二年の関東大震災で倒壊して以来、跡地を示すものもなく、映画館からパチンコ屋に建て直されることを機会に、地元の浅草西地区商店街協議会が記念碑の建立を提案、パチンコ屋の所有地の一角に記念碑を建て、新しい浅草の観光名所としたのです。
 昨日は、建立一周年記念のお祝いが行われました。保存関係者や町会の役員が集まった会場には、浅草神社から神職がやって来て祝詞をあげ、玉串奉奠と、厳粛な儀式が行われたのでした。
 実際に凌雲閣が建っていた場所は、この記念碑が建つビルの真裏にあたるのですが、奥まった場所に設置するより、このようにメイン道路に面していた方が良いと判断されたのでしょうね。せっかく設置し満一年、浅草の人でもこの存在を知らない人が多いのです。昨日のイベントに集まった方は通りすがりの人と、地元の報道陣だけ。もっと一般にも、告知をし、存在を認識してもらわなければいけないでしょうね。
   
 神事、挨拶の後にはお決まりのイベントです。凌雲閣が建っていた頃を忍び、大正演歌を歌う「福岡誌二・誌乃里(うたじ・うたのり)」のお二人です。かつて、浅草で演じられていた「天然の美」を始め、「宮さん宮さん」など、今となっては耳にすることも無くなってしまったかつての歌と演奏を聞かせてくれたのでした。
   
 記念式典の様子は、パチンコ屋の大スクリーンで、六区全体に生中継でしたよ。
   
 観音裏の「ガサ市」は明日までですが、明日からは「羽子板市」が本番を迎えると共に、花川戸公園とその一帯の問屋街では、年末恒例「花川戸はきだおれ市」も行われます。今回で22回目となるこの市では、花川戸の履物を中心にした問屋35〜40店が参加し、紳士・婦人靴を中心にスニーカー、和装草履、ハンドバッグなどの皮革製品もまじえ約10万点を市価の5〜3割安で販売するのです。普通の余った物も安売りする処分バーゲンとは大違いで、今年の売れ筋を並べる、年に一度の「花川戸はきだおれ市」なのです。開催は、12月17、18日の二日間、時間はAM10〜PM5です。
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
 今朝の余談』
 前が長くなってしまったので、今日のコラムはお休みします。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数68枚
昨日のイベント
CANON EOS-1 DsMK2,CANON ZOOM 28-135 F3.5-5.6 IS 他
撮影枚数103枚