あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年12月9日 (金) 旧暦11月8日赤口

- 早めの散歩 -

日記


 久々に寝過ぎてしまったよ。鹿児島の限定高級焼酎に肴は珍味の王様、近江の鮒鮨、更にしなびたチーズで有名になったミモレットとくりゃこの上無い贅沢っていうものです。この鮒鮨、独特の臭いが敬遠されていますが、きちっと漬かっている鮒鮨は、乳酸菌の芳醇な香りがもうたまりません。 食卓から漂う高貴な臭いに、我が家の犬たちも騒ぎ回っているのでした。なんたって、日本の鮨の原点なのですから。
 あ〜おいしかった。ほどよい酔いも手伝って9時過ぎに、ウトウトしてしまったんです。ベッドに入ってテレビを付けると、喰わず嫌いの番組が流れています。この番組は、塩辛やレバなど絶対に嫌いそうな物に交じって、アップルパイなど何でこんなの?ってのが登場する不思議な番組。もし、この番組に近江の鮒鮨を出したとしたら、スタジオ中に顰蹙をかうのかな・・・。そんなことを思いながら深い眠りに入ってしまったのです。
 爽やかな目覚め、今日も良い天気で富士山も見えています。ちょっと早めの散歩、いつもより更に人が少ない仲見世では、ハトが何かに戯れています。おや、誰かがお米を蒔いていったのですね。久しぶりに食料に有る付いたのか、敷石の目地に入ったものまで、一粒一粒拾って食べていました。
 浅草寺境内からハトが追い出されて、もうすぐ満二年になるのですね・・・。
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 今朝の一写』
 早目の散歩だったので、ちょっと足を延ばして国際通りからかっぱ橋方面を歩いていました。歩道橋の上から国際通りを見ると、つくばエクスプレスの工事が終わったというのに、中央分離帯に何かを設置するのでしょうか、相変わらず工事が続いています。早朝とあって、ほとんど車が走っていない姿も珍しいですね。
 国際通りといえば、全国的に有名なのが、奇跡の1マイルと言われて、戦後沖縄の復興の象徴と言われた那覇市の国際通りでしょう。何年前でしたかね・・・、沖縄が日本に復帰した数年後に、通行帯の左右が変わったのです。そう、本土と同じく車が左側通行になった日。その日を向かえるために、数ヶ月前から準備が行われていました。そのD-DAYが7月30日、「GoGo730(ゴーゴーセブンサーティ)
のキャンペーン中にあほまろは仕事で、何度も沖縄を訪れていました。その時のシールやパンフレット、今でも大切に持っているのです。あれは何処に仕舞ったかな・・・。
 浅草の国際通りを眺めながら、沖縄を思い出してしまった「今朝の一写」でした。
   
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 今朝の伝法院通り』
 伝法院通りを望遠レンズで詰めてみると、結構さまになっていますね。これで車が無かったらもっと雰囲気が良いのに工事の車が残念です。あと6日で完成、完成したら工事車両も無くなるので、助手の古麻呂を従えてじっくり早朝の雰囲気を撮ってみますね。
   
 完成したシャッター絵の下に、定休日を示すシールが貼られています。何も無い方が雰囲気が良いのですが、ここはテーマパークとは違ってちゃんとお仕事をしているので、これだけはしょがないのでしょう。
   
 うどん屋さんの絵も完成です。やはり、素浪人がのれんを掻き分けて出てくるとこででしたね。全体の絵の中で、ここが一番マッチしているかも。
   
   
 仲見世に出る手前のシャッターは土橋さんの担当です。真ん中の絵が進んだということは、靴屋さんの前にこちらを優先しているのでしょうね。今朝は、お姿が見えません。
   
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
 今朝の余談』
   
 関東大震災で倒壊した浅草十二階が有った場所のすぐ下の路地には、焼き肉屋さんが並んでいます。この一帯の焼き肉屋さんは本場韓国の方が経営されているので、いわゆる日本風焼き肉とはちょっと変わった本格派、あほまろも時々利用しているお店もあるのです。
 焼き肉といえば、牛肉ですね。小泉首相は、アメリカ・カナダ産の牛肉の輸入再開を容認するプリオン専門調査会の答申原案を了承し、輸入再開することが決まったようです。政府の方針に対して、牛丼大手の「すき家」では、直接アメリカの生産者の実地調査を行い、危険部位が完全に除去されているとは思えないとの見解を示し、アメリカ産の牛肉は輸入解禁になっても、使用できないとの結論を出したようです。
 一方、同じく大手の「吉野屋」も現地調査を行い、安全を確認したので、輸入解禁と同時にアメリカ産の牛肉を使用することにしたそうです。これって、どっちの調査が正しいのでしょうね。調査を行った場所にも違いが有るのでしょうけど、どっちかというと、「すき家」の決定の方が正しいのかも知れません。
 アメリカからの押しつけで、何で日本人が牛肉を食べなければいけないのでしょう。日本には日本なりの、魚や野菜を中心とした立派な食文化が存在します。輸入が解禁になったといっても、危険を伴っている牛肉、それを政府はどんどん食べるようにとアピールするつもりなのでしょうか。それとも、アメリカ産牛肉を積極的に使用する「吉野屋」などには、補助金でも出そうって魂胆なのかな。
 インターネット調査会社インフォプラントが20代から50代以上のモニター男性150人、女性150人に対して行った調査では、
「飲食店で米国産牛肉を食べますか?」という質問には、条件付きながら4人に3人が「食べる」と回答した。具体的には、「まったく気にせず食べる」という回答が37.0%、「店の種類や利用動機によって選択する」という回答が37.7%で、条件付きながら、米国産牛肉の容認派が74.7%でと、「絶対に食べない」(25.3%)を大きく上回った。
 ま、好きな人は食べてもかまいませんが、あほまろはあえて、ロシアンルーレットには参加したくないですね。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
Tamron Di 28-300 3.5-6.3
撮影枚数78