雷門前でＮＨＫの子供番組のロケですね。元気な体操の音楽に逢わせてバスガイドに扮した女性が４名で楽しそうに踊っていましたよ。でも、寒いのでコートを着たまま、これがこの時期にはとっても自然なのです。きっと、“寒いけどみんな元気で踊りましょうね”、なんてコメントが入るのでしょうね。
　３年前の今頃、同じくＮＨＫの連続テレビ小説「こころ」、三社祭シーンの撮影時には、出演者もエキストラも５月頃の服装をさせられ震えていたのを思い出します。夜の仲見世で、半袖の方もいらっしゃいましたよ。レンズには温度が写らないといっても、周囲の雰囲気で冬だってこと解るのです。事実、「こころ」の三社祭のシーンで使われた浅草寺境内には、今朝のように銀杏の落ち葉がいっぱい散らばっていたのです。
　あほまろは以前に映画関係の仕事をしていたこともあり、どうしても映画やテレビに写し出される背景や小道具が気になってしまうのです。人物の影や木々の葉の様子から、“これはあの時期に撮影したのだな・・・”、なんてね。いくら衣装や会話でごまかしても自然を騙すことは出来ないですからね。
　あほまろが研究している絵葉書にも、そんな経験が役に立っているのです。明治の絵葉書は、白黒写真に手彩色で色を塗っているものが多く、昔から桜の名所であった上野公園や隅田公園の絵葉書の多くは満開の桜で彩られているのです。それらの絵葉書を並べて眺めているだけで、木々の葉や周囲の様子から、桜の時期じゃ無いってのが判ってしまうのです。ひどいものには、ちょうど今頃の枯れてしまった木々に、ピンク色で桜を表しているものも有るのです。歩いているみなさんが真冬の格好だっていうのにね。
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　銀杏の落ち葉を敷き詰めた浅草寺境内、犬たちも楽しそうに落ち葉を踏みつけて遊んでいます。今朝のポーちゃんはとっても元気なのですが、モモちゃんは寒そうに震えながら歩いています。それもそのはず、今朝の気温は４〜５度ととっても冷え込んでいるのです。東京はまだ良い方です。静岡や北関東では雪に見舞われる様子がテレビに写し出されているのですから。
　この冬、東京の初雪も早まるのかもね・・・。
　　　　　
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　『今朝の一写』
　浅草で唯一、真っ赤に染まった紅葉を感じさせてくれる「浅草観音温泉」の壁、上から徐々に色付き、上から徐々に落ちていく。これが総て無くなったらお正月を迎えるのです。写真からも今朝の冷え込み、お判りになりますでしょ。
　　　
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　『今朝の伝法院通り』
　昨日はお蕎麦屋さんが休日だったため、土橋さんは、南側のシャッターをほぼ完成させることができました。また、今日は靴屋さんの定休日なのでこれから下書きを仕上げてしまうと張り切っていました。あほまろとモモちゃんがいった時には、寒い寒いと車の中で暖を取っていたのです。厳しい寒さの中でのお仕事、ご苦労さまです。
　　　
　伝法院の裏門を覆っていた不細工なブロック塀が雰囲気ある木の柵に変わり、ずらっと並んだお店全体も木造の雰囲気に変わりました。以前とは打って変わって雰囲気の良い商店街になりましたね。
　朝は、日中にこの通りが賑わう時とは全く違った佇まいを見せています。こんな様子を見られるのは、浅草に住んでいる者の特権なのでしょうね。みなさまも早朝の浅草伝法院通りにいらしてみませんか。
　　　
　宝くじ売り場には、当り矢の看板。看板のどれひとつとっても、お店と見事にマッチしているのです。
　　　
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　浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
　『今朝の余談』
　天下りの見返しに、予定落札価格を漏らしたとして逮捕された元新東京国際空港公団工務部電気課長の二人。談合が疑われる工事のうち、特捜部は旧公団側がメーカーに職員の再就職ポストを求めたり、天下ったＯＢが受注増を働き掛けるなどしたケースを悪質とみて摘発したと朝刊を賑わせています。
　２００３年７〜１２月に実施された成田空港の３つの受変電設備工事の入札に先立ち、各社の担当者に予定価格に近い金額を漏らし、公正な入札を妨害した疑いなのだとか。でも、これって今に始まったことじゃ無いですよね。どこの省庁からも、天下る時にはそれが手みやげとして持っていくのが当たり前の世の中なのです。それによって、天下りの人材の能力も試されるという訳。いかに複数のメーカーとの間で受注調整を繰り返していたキャリアが有ったのか、そんな“裏官製談合”のプロをどこの会社も求めているからこそ、高い給料でも天下りを受け入れているのじゃないのかな。もし、これで手みやげの無い天下りになってしまったら、誰も引き受けてくれないよね。