あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年12月5日 (月) 旧暦11月4日友引

- 雨の週末でしたが -

日記


 とっても良いお天気、雲ひとつ無く済みきった空、澄んだ空気は、遙か彼方の富士山も筑波山も山梨県の山々までを色濃く描き出しているのです。そんな清々しい表現とは裏腹に、一歩外に出た現実はきれい事では済まされないほど冷え切っているのです。寒いのなんのって、言葉では言い表せないほどですよ。とはいえ、モモちゃんの散歩は欠かせないのです。
 浅草寺境内では、寒さを増すような冷たい木枯らしが木々を揺すり、緩んだ木の葉を舞上げているのです。清掃の係員もお手上げ、掃いた後から後から落ちてくる木の葉、“これじゃ掃除をする意味が無いよ・・・”、ぶつぶついいながら木の葉を掃き集めているのでした。
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 12月最初の週末、浅草では様々なイベントが開催されました。そのひとつは、生涯学習センターで開催された「環境フェスタ台東2005」。みんなで環境問題を考えようというイベントなのです。
 どこにでも有るシュロの葉でバッタを作ったり、廃物利用のおもちゃ作り講座などの隣で、あほまろが所属している団体、「みんなの自転車の会」も参加です。自転車利用のマナーを守ってもらおうと、自転車に乗って人とすれ違ったり追い越したりする時には、ベルを鳴らすのではなく、“すみません”とひと声をかけて通りましょう。そんな啓発活動なのです。来場した方々に簡単なクイズをしてもらい、名刺大の「声をかけま証」って証明書を発行するのです。会期中の2日間で、約450名の方々に自転車利用のマナーを再認識していただきました。中には偏屈な人も、“悪いことしている訳じゃないのに、何で、すみませんって謝らなければいけないんだ!”、なんて怒っていった世間知らずの人も居ましたよ。そんなのは例外で、みなさんにとっても理解を示して頂けました。ベルを鳴らして歩行者を蹴散らすような行為、つつしみましょうね。
 もうひとつ。浅草のたぬき通り商店街では、恒例の「たぬき祭り」が雨にも関わらずに開催されました。突き立てのお餅が振る舞われ、振り袖さんの踊りや、浅草ジンタの路上ライブなども行われたのでしたが、浅草ジンタの行いが悪いのか、観ている連中が悪いのか、彼等の演奏の最中に土砂降りの雨に見舞われる始末、それでも熱心なファンたちが暖かい声援をおくっておりました。メンバーのみなさんも、寒い中での演奏、ご苦労さまでした。
   
   
 あほまろも「環境フェスタ台東2005」を抜け出して、彼等が頑張っている様子を記録してまいりました。
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 今朝の一写』
 気温は低いのですが、抜けるような青空の朝です。六区のJRA裏の浅草寺機材置き場が取り壊され、整地作業が行われています。とりあえずここを駐車場としておき、今後の利用を考えるのだとか。それにしても、こんな一等地を空き地にしておくなんてもったいないことですよね。
   
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 今朝の伝法院通り』
 伝法院通りの江戸の街並み再現。今月の15日に完成し、引き渡すことになっているようです。って、ことは残すところ10日ですね。予定では残った区間およそ20メートルの舗装工事を昨夜中に終わらせる予定だったそうですが、雨で中止したそうです。残るは、シャッター絵の一部と機材置き場に使っていた駐車場を番屋にする作業だけのようです。半年かかったこの街並み工事、通りは見違えるほど立派になりましたよ。
 昨日、いつもの喫茶店で、江戸の物売りで有名な宮田章司氏が、“この通りに見せ物としての物売りを江戸期の格好で歩かせたら
楽しいでしょうね”、なんてさも意味ありげにおっしゃってました。宮田さんの頭の中には、すでにそんな計画が推進されているのかもね。
   
 砂利を敷き詰めたような舗装です。
   
 現場監督さんが、“仲見世側にも看板を取り付けたのを知ってましたか”、声をかけてきました。毎朝の変化にアンテナを伸ばしているあほまろです。チェックすると、ちゃんと撮ってましたよ。仲見世から伝法院通りの入り口に取り付けられた、「公会堂、浅草六区、TX浅草駅に至る」と書かれた看板です。
 尚、反対側の入り口の「鎧屋」さんの上にも同じような看板が付いてますよ。
   
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 浅草に直接関係の無いお話。ここは、あほまろの呟きですかね。
 今朝の余談』
 昨日の2時ころ、地下鉄銀座線の中で異臭騒ぎがあったそうです。神田駅で、中年の女性が車内で異臭がすると車掌に申し出たことが発端だったそうです。ちょうどその電車に乗り合わせていたという近所の方、“何の臭いも感じなかったけど、とりあえず逃げましたよ”って言ってました。過去には地下鉄サリン事件や、炭疽菌騒動も起こったことだし、何はともあれ逃げるが勝ちと、野次馬根性より命の危険の方を重視したそうです。
 原因は、神田駅の1つ手前の末広町駅で、男子トイレの清掃に使われていた液体洗剤の臭いを異臭と勘違いしたらしいのです。たったそれだけのことでも、約1時間10分にわたって運転中止。約2万1000人に影響が出たそうです。
 それにしても、異臭を知らせた女性の臭覚、犬のように鋭いのか、他の誰もが異臭には気付いてなかったそうですよ。便所の薬品は、アルコール分を含むガラスコーティング剤だったそうです。アルコールに臭いだったら、浅草の街角にはいつも漂っているのですけど、誰も騒ぐこと無く通り過ぎているのですよ。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数68