あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年11月20日 (日) 旧暦10月19日仏滅

- 空が抜けた -

日記


 仲見世の“空が抜けた”。梅雨の時期から昨日まで、雨と日除けのテントを支えていた鉄骨が取り外されました。これで、仲見世には何の飾りもなくなってしまい、スカッと空が抜けてしまったようです。今月末にはここにお正月の飾りが付くまでちょっとの間、空が抜けた仲見世を見ることができるだけ。何も無くなってしまった仲見世の写真ってのは、とっても貴重ですよ。おまけに、今朝の秋空もほどよく雲を散らし、あほまろの写真に華を添えてくれたのでした。
 こんな様子にあほまろは喜んだのですが、肝心のモモちゃんは不思議そうに空を見上げてます。何か“おかしいな”とでも思っているのでしょうか。上ばかり気になって歩いているので、仲見世の柱に頭をぶつけてしまいましたよ。「犬も歩けば棒にあたる」、気まずそうな顔のモモちゃん、あほまろを見て照れ笑いかな。モモちゃんは、ときどき何かに夢中になっていると、こんなことが起こるのです。犬だって注意散漫になることあるんですよ。「犬も歩けば棒にあたる」、決して珍しいことでは無いのです。
   
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 あほまろはいつも、些細なことが気になってしまうんです。先週、浅草寺境内で終わった「菊花展」の仮設小屋の一部が取り壊されずに残っているのを不思議に思っていたのですが、ようやく理解しました。今年も山形県村山市の物産展が開催されるのですね。
 村山市とは、宝蔵門に「大わらじ」を奉納しているというご縁で、毎年この場所で物産展を行っているのです。それに加えて最近では、村山市の「郷土芸能」である「徳内ばやし」も披露されるようになりました。
 この「徳内ばやし」は、郷土の偉人「最上徳内」が、蝦夷地探検の際に建立した北海道の厚岸神社で演奏だれたのが始まり。それを故郷に持ち帰って今の形になったと解説されていますが、踊りは例のヨサコイ音頭そのまま。北海道と山形県、更に高知県の伝統をミックスしてしまっても「郷土芸能」っていえるのかな・・・。本日、午後から2〜3回ご披露されるそうです。総勢50名の踊りは迫力ありますよ。それに、昨年は奴さんの行列もやってたっけ・・・。
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 あほまろがいつもお詣りしている三体のお地蔵さんが並ぶ広場に、夏の終わり頃に竹の芝生が植えられました。今はまだ10センチほどしか育っておりません。始めの頃は、何の囲いもして無かったので、みんなが養育中の竹を踏みつけて中に入って来たのです。その後、進入禁止の三角コーンを置き、ロープで立ち入らないようにはしたのですが、それでも注意が足らず、「お願い」の看板まで出されてしまいました。竹は育つのが早いといわれています。この調子で育っていけば、来年の夏ころには腰ほどまで成長しているのでしょうね。今までの無粋な鉄柵よりも、竹の方がお地蔵さんだって嬉しいし、お詣りする人達も和みますよね。
 みなさんも、大切に見守ってあげてください。
   
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 今朝の伝法院通り
 昨夜は土橋さん、お仕事をされていたのですね。茶色だった人物の頭に黒色が入り、人物がキリッと締まった感じになりました。次は面相に入るのでしょうけど、たった一人の旅人だけ面相が出来上がっております。じっくり眺めていると、この方、土橋さんですよ。雰囲気がそっくりなのです。やっぱり、今回も自画像を埋め込むことにしたのですね。これから毎朝、モモちゃんと一緒に、この絵に「おはよう」のご挨拶をして帰りますよ。
   
   
 メガネと時計屋さんと、その両隣のシャッターも少しづつ進んだようです。でも、全体像を把握できるようになるまでは、まだ暫しの時間を要するのでしょうね。   
   


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数77