あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年11月19日 (土) 旧暦10月18日先負

- 冬の秋晴れ -

日記


 「冬の秋晴れ」そんな表現がぴったしの朝になりました。青空が広がり我々の真正面に太陽が眩しく照りつけています。でも、ちょっと日陰に入ると急に冷え込んでくる。秋と冬を行ったり来たりのようにも感じました。
 こんな日のモモちゃんはとっても元気です。でも、またまた抜け毛が増え始めました。これも夏の冷房と同様、暖房で室内が乾燥しているからなのでしょうね。あちこち毛がはみ出してみっともない姿ですが、以前のように抜いてあげるとまた丸坊主になってしまいそうなので、そのままにしておきましょうね。これから益々冷え込む毎日、少しでも暖かいほうが良いでしょうから。
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 秋のイベントがひととおり終わってしまったこの時期の浅草はとっても静かです。今年最後となる次のイベントは納めの観音「羽子板市」までまだ一月あります。その間、あちこちで年末年始の準備が始まるのです。
 まず、雷門前の並木通りの中央にイルミネーションが取り付けられます。正面に五重塔、その後ろに三社祭や白鷺の舞、更にかつての浅草十二階等々、12月から3月いっぱい毎晩点灯するのです。実は、このイルミネーションが取り付けられると困るのがモモちゃん。だって、気持ち良く朝一番の用を足す場所が五重の塔に占領されてしまうのですからね。
 そして、鉄骨の屋根が取り外された仲見世商店街の軒先には紅白の繭玉が並び、縁起物を中心としたお正月飾りが吊されます。あほまろが浅草の記録を始めてから6年間、この飾りは毎年ほとんど同じ配置なのです。まず、雷門を潜ると、新春浅草歌舞伎に出演する役者さんの名札、その後ろに「賀正」と描かれた大きな凧、鯛にまたがった戎さん、来年の干支の絵馬、歌舞伎絵が描かれた大羽子板、独楽、当たり矢、大判小判、商売繁盛の大入り袋等々、どれをとってもお目出たいものばっかりで、カメラを片手に仲見世を通るのが嬉しくなりますよ。
 観音裏ではガサ市の準備が始まります。注連縄や門松の材料を売るお店のテントが数十軒並ぶのですが、こちらは一般の人には販売されません。いわゆる業者の卸専門です。ここで仕入れた材料を各町内に持ち帰って加工し、年末に売られるってわけです。このガサ市は、12月10日頃から20頃まで営業をしているようです。ちょうど「羽子板市」が開催されている日でもあり、浅草においでの節は、ちょっと裏まで覗いてみてはいかがでしょうか。
 こんなこと書いていると、今年も終わりに近付いているんだな・・・、そんなことも感じてしまいます。それまでに、あほまろは今月中にやらなければいけないことが山積しているし、こんなこと考えたくない。あ〜もっと時間が欲しいよ・・・・。
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 今朝の伝法院通り
 今朝も土橋さんの姿が見えません。絵もそのままです。きっと、お蕎麦屋さんの定休日、月曜日の日中に仕上げるつもりなのでしょう。残るは面相を仕上げるだけですからね。 
浅草公会堂の前の古着屋さんの壁に歌舞伎の「善玉悪玉」の錦絵が掲げられました。数日間、下で描いていたものですね。あの時は木戸に掲げるものだと勘違いをして書いてしまいまいましたが、まさかここに掲げられるものとは知りませんでした。
 せっかく対の看板ですが、これって並べて見せるものじゃ無かったのかな。家の両側じゃ、両方を同時に観ることが出来ないじゃないですかね。
   
 昨日から作業をしている仲見世側のお店のシャッター絵。今朝は作業員が居ないってことは、週末なのでお休みなのでしょうね。写真からは解りませんが、よく見ると薄い下書きだけは出来ていましたよ。

   
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 今日の番外
  「菊花展」の定点観測が終わってしまって、ちょっと物足りなくなってしまったあほまろ日記に、浅草とは直接関係のない番外編なんてのも時々掲載してみます。昨夜、「浅草ジンタ」のライブに歌手のなぎらけんいちさんと一緒におじゃましてきました。

 駒形にあるライブハウス「浅草KURAWOOD」で、毎月定期的にゲストを交えて開催している「浅草ジンタ」のライブです。狭い会場に大勢の若者が詰めかけ、タバコの煙と大音量で鳴り響く巨大スピーカーに頭がクラクラっていうか、気持ちは若くてもついていけないって感じです。でも、あほまろが可愛がっている連中の記録を撮ってあげまければと、脚立の上から大きなカメラを持って、年甲斐も無く頑張りすぎてしまったようです。今朝は腰痛の目覚めになってしまったのですからね。
   
 「浅草ジンタ」のライブのブッキングってとってもユニークなのです。以前は、ハードロックでみんなが踊りまくった次は、テイチクのど演歌歌手の山口瑠美さんが和服で登場し、「音頭水戸黄門あぁ人生に涙あり」「寿宝船」などを熱唱。それまで踊り狂っていた連中はみなさん床に座り込んで静かに聞いていました。
 そして、今回もまた意表を突くブッキング、「アキコと野性の王国」と称するダンサーが、突然中東諸国を発祥の地とする民族舞踊っていうのか、ベリーダンスというのか、不思議な踊りのご披露。
 “昭和タイム!”なんてかけ声と共に、キラキラドレスを着た女性が、場末のキャバレーのショータイムを真似た歌謡ショー。そんなのも始まりましたよ。あほまろのようなおじさんにとっては、昔のキャバレーでお馴染みの光景を懐かしく観させてもらいましたが、若者たちには、いったいどのように写っていたのでしょうね。
   
   
 いつも正面からばかり撮っているので、たまには真後ろからってのも良いですね。ソプラノサックス女性ミーカチントが、舞台の後ろに張り付いたように撮影しているあほまろを見付け、演奏中に奇声をあげてしまいましたよ。脅かしてごめんね。
 また、昨日はもう一人の女性キーボード&アコーディオンのヒロちゃんと、ギターのシンヤ二時の誕生日。ハッピーバースディも行われたのです。
   
 リーダー、ダイナマイト和尚。「浅草ジンタ」のホームページはこちらです。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 28-135 F3.5/5.6 IS
撮影枚数50