あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年10月6日 (木) 旧暦9月4日赤口

- 江戸町っぽいかな -

日記


 まだ雨が降り続いています。東京は毎日がじめじめとして、まるで梅雨のような日が続いているのです。予報によるとこのような雨はまだ暫く続くようですね。
 浅草寺境内では15日から始まる「菊花展」の準備が総て整いました。あとは菊の花を運び込むだけです。それに先だって本堂横の仮設小屋では、「生花展」が開催されているようですが、毎朝早めの散歩なので周りに柵が施されており、中の様子を伺うことはできません。確か昨年のこの時期は、「生花展」の後に「盆景展」も行われていましたね。しかし、モモちゃんとの散歩が早朝なので、いつもこれらの展示をじっくり観察する間も無く終了しているのです。たまには昼間にも見に来なければいけないのでしょう。
 毎朝、雷門から浅草寺本堂まで歩いているのですが、先日久しぶりに総てのお店が開いている仲見世を歩いてみて驚いたのは、この数ヶ月で業種が変わってしまったお店も有るようです。また、見慣れた商品展示や内装が変わっているのに新線な驚きも。考えてみれば、早朝は総てのお店はシャッターは閉まったままなのですから。
 あほまろが毎日観察しているのは、浅草の朝の顔だけだったんだ・・・。たまには昼間の顔も観察していなければ、浅草に遊びに来る友達たちに教えてあげることも出来なくなってしまうのかも・・・。
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 伝法院通りの江戸の街並み復元工事の一部が完成し、覆っていたシートが取り外されました。居酒屋さんの表面が、なんと本格的な風見鶏や半鐘を備えた火の見櫓が付いているじゃありませんか。こんなの完成予想図には描かれて無かったのです。この調子で総てが揃うと、結構な雰囲気を醸し出すのかも知れませんね。お店の看板も、お隣の「おまいりまち」と違って、それぞれが特徴の有る木製で仕上がっているようです。ただひとつ残念なのが、火の見櫓の番屋の玄関先に大きな空調機の排出口がむき出しになっているってことかな。これに囲いを付けてくれると良いのですけどね。
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米国産とカナダ産の牛肉の安全性について、内閣府食品安全委員会のプリオン専門調査会が「食肉への汚染の可能性は非常に低い」との見解で一致し、生後二十カ月以下の牛に限って、年内にも輸入が再開される見通しが強まったようです。
 政府の発表を受け、昨日の東京株式市場では吉野家ディー・アンド・シーを始めとするいわゆる牛丼関連の株価が軒並みストップ高となりました。牛丼が年内にも再開されるのでしょうかね。
 でも、絶対に安全とは言えないのは、牛肉の科学的検査で安全が確認された訳じゃ無いってことです。政治的に安全が確保されたということ、いわば非現実的な安全宣言なのです。これで、もし吉野家などで牛丼が再開されることになったら、宣伝に「米国産は安全」と胸を張って表記することは出来るのでしょうかね。
 これから絶対に「汚染の可能性は非常に低い」とする政府の評価の根拠が問われるような予感もする今回の決定ではないのでしょうか。
 今朝の「河北新報」ネット版によると、仙台市の老舗牛タン店では、「仙台牛タンの灯が消えずに済みそうだ」と喜んでいる様子が掲載されています。今回の騒動で米国産の牛肉が入って来なくなってから、仙台市内の牛タン店は6割近くが休廃業し、残った店もラム肉焼きやウナギ焼きなど苦肉の策でしのいでいるそうです。
 確か、この騒動が起こる前に、この老舗牛タン店を訪れた時のパンフレットには、「当店は、特別に飼育された山形牛を使用しています」そんなこと書いてたのですよ。
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 浅草には焼肉店が多く、牛肉問題が発生するとどこのお店も、問題の肉は使用していないとの貼り紙を出して安全を訴えるのです。和牛専門店と表記していた有名焼肉店でも、日本でBSE牛が発見された時には、突然我が社はアメリカ産の安全な牛肉を使用しておりますなんて輸入証明書まで店頭に張り出したのです。しかし、そのほとぼりが覚めないうちにアメリカ産のBSE牛が浮上すると、再び和牛専門店になってしまうか・・・。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数53