あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年9月23日 (金) 旧暦8月20日先負

- 秋分の日 -

日記


 秋分の日の祝日です。昼と夜の長さが同じになる日です。太陽は真東から昇り、真西に沈む日なのです。そして、先祖をうやまい,なくなった人々を忍ぶ日でもあるのです。今朝のあほまろ、早起きをして浅草寺の朝のお勤めの読経に合わせて参拝をしてまいりました。
 旧来の秋分の日は、秋季皇霊(こうれい)祭として、宮中でも一般でも先祖を祭る日とされております。今日、お墓参りやお寺参りなどをするのは、必ずしも宗教的な慣例としての祭りではなく、自然と人間との関わりあいが祭として習慣化したものなのでしょう。先人の努力や自然の恵みに改めて感謝をしたいですね。
 今日を境に、これからだんだん夜が長くなってくるのです。秋の夜長には、読書や映画鑑賞がもってこいですよね。いつか観ようと買っておいたDVDも溜まっているし、今秋は毎晩映画三昧って夜長を・・・、とは思ったのですが居間の大型テレビは女房とヨン様に占領されているし、悲しいけど、映画はパソコン画面で我慢せざるを得ないでしょうね。
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 浅草寺境内では「浅草菊花展」を始めとする秋のイベントの準備が始まりました。菊花展は10月15日から11月15日までの一カ月間開催され、浅草寺境内の特設会場には盆養、大作、懸崖、盆栽等約1000点が展示されるのです。特に、大懸崖と呼ばれる菊の棚造りが素晴らしく、日増しに咲いていく花の観察がとっても楽しいのです。植物の観察なんてこと、子供の頃に夏休みの宿題で朝顔の観察日記を書いたことだけでしたが、浅草に越してきてからというもの、毎年この菊の観察で楽しんでいるのです。 
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 お酉さまといえば11月ですが、毎年9月最後の酉の日にお酉さまで有名な「鷲神社(おおとりじんじゃ)」の正面に大熊手の取り付けが行われるのです。そんな情報を聞いて行ってみました。例年、お酉さまの時にお目にかかる大熊手、さほど大きさを感じなかったのですが、倉庫から出された大熊手を目の当たりにするとその巨大さに驚きます。なんたって、2メートル四方を超える大きさですから運ぶにも大変です。取り付けには滑車にロープをかけ、なんと軽四輪で引っ張って持ち上げる有様です。
 それでも手慣れた熊手業者の方々です。取り付け作業はわずか1時間ほど、今年のお酉さまの本番まで、雨避けの青いシートを被せられまだお披露目はされないのです。
 実はこの大熊手を上回るものが存在しているのです。そう、神社の入り口ホールに安置されている熊手。ギネス級といっても過言で無いほどの代物なのです。そちらも見せていただきました。この熊手は外から持ち込むことが不可能なため、ホール内に足場を組んで組み立てたのだそうです。いったいどれほどの大きさなのかの説明は有りませんでしたが、さすがというか、見事というか・・・、唖然。
 でも、数年前に造った銀座のソニービルの壁面を飾る
大熊手はこの熊手を更に上回っていたのだとか。さすがさすがというか、派手好みの江戸っ子気質を垣間見る思いでした。
  
 このような、鷲神社の行事は必ず「酉の日」に行うのが決まりだそうです。また、今年は12年ぶり(当たり前か・・)の酉年とあって、この12年間使用した大幟を切り刻んだ布を納めた勝幟守』・勝札(しょうしまもり・かちふだ)を授かることが出来るのです。「勝札」と聞くと、ギャンブル好きなあほまろ、どうしても欲しくなってしまうのです。今年の酉の市、一の酉:11月9日、二の酉:11月21日と二回ありますが、この「勝札」はわずか三千枚だけ。一の酉のそれも早い時間に無くなってしまうのでしょうね。1体1000円で、次の頒布は12年後の平成29年になってしまうんですよ。 

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 今日は、浅草寺境内にて「浅草ルネッサンスステージin浅草寺」ファッションショーが開催されます。世界的に有名なデザイナー、コシノジュンコ氏プロデュースによると“浅草の伝統と粋と美”をテーマです。
 「白鷺の舞」や「金竜の舞」など浅草の伝統技芸も参加し、和と洋、新と旧が融合したファッションになるそうです。
 浅草は年間約四千万の入り客があり、そのうち約百万人が海外からのお客様といわれます。その上、今年は「つくばエキスプレス」が開業したおかげで更にその数を増しているのです。今こそ「浅草」を大いにアピールする時期でもあるのです。
 そんな一貫として開催される「浅草ルネッサンスステージ in 浅草寺」ですが、浅草寺の本堂前という限られた空間が舞台なので、残念ながら葉書で応募された300名様限定イベントなのです。でも、その周りからも雰囲気は楽しめると思いますので、みなさんも今夜の浅草寺、いらしてみませんか。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数22