あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年9月4日 (土) 旧暦8月1日友引

- 浅草の発展が・・・ -

日記


 旧暦八月朔日です。この日は、「八朔」と呼ばれる悪日で、二百十日・二百二十日と併せて三大悪日とも呼ばれています。ちょうどこの頃には台風が来襲する時期なので、怖がられていたのでしょう。
 事実、現在も沖縄本島・奄美方面に大型で非常に強い台風14号が荒れ狂っています。時速約15キロで北北西に進んでおり、このまま勢力を保っていると、明後日には関東地方にも影響を及ぼすかも知れませんね。
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 週末になると六区の場外馬券場が混雑します。そこに集まる人を目当てに公園通り一帯には、早朝から屋台が並ぶのです。ちょっと早めの散歩でしたが、すでに開店の準備をしています。場外馬券場が開くのが午前9時なので、お客さんの姿は見えませんが、店先では煮込みを焚く鍋の香ばしい臭いが漂っていました。
 あほまろとモモちゃんには、毎週目にする光景なのですが、外国人の目には珍しく見えるのでしょう。オランダから来たという学生風の4人組に、ここでシャッターを押してくれって頼まれてしまいました。恐い顔のおっさんが後ろも向いて仕事をしているのを良いことにシャッターを押そうとすると、“見せ物じゃ無い!”、無情にも店の主人に追い出されてしまいました。
 屋台は飲食を提供するところで、写真の被写体では無いのは判りますが、せっかく日本を訪れ、日本文化に触れようとしている人達の気持ちも考えてあげたら良いのにね・・・。と、同情はしてみたものの、ここで飲食をしたら怒られることは無かったのに。でも、“衛生的に問題が有りそう・・・”、おいおい、それんな考えじゃ真の日本文化に触れることは出来ないよ。
 彼等が持っていたガイドブックによると、「注意しなければいけない日本の食べ物」の中に、焼き鳥(チキンに有害バクテリアが付着)、煮込み(恐ろしい大腸菌やその他のバクテリアが付着し繁殖している)、すし(生なので、ほとんどがバクテリアまみれ)まだまだいっぱい書かれています。(あほまろは毎朝メモ代わりにボイスレコーダーを持っていくんですよ)
 これじゃ、せっかく日本に来ていったい何を食べてるの、そんな質問をしてみましたよ。
 「ハンバーガー」、おいおいそんなのどこの国でも食えるじゃないか・・・。
 アメリカの雑誌「メンズ・ヘルス」ウエブ版に“食べてはいけない!、汚い食べ物ワースト10”が発表されております。その中で1位がチキン、2位が牛ひき肉、どちらも、40%以上に有害バクテリアが付着し、大腸菌も確認されたため食べてはいけない!”、その代表例が「ハンバーガー」って書いてますけどね。
 仕事で世界中を廻っていたあほまろ、世界中のどこよりも日本の食べ物が一番清潔と感じましたよ。たとえ屋台であっても・・・。フランスで有名な屋台で売られているタラのフライ、辺り一帯、ブンブン飛び回るハエも一緒に揚がってましたよ。
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 「これからもいい町になりますように」、浅草神社の絵馬に雷門らしいイラストと共に書かれています。きっと浅草に住んでいる方なのでしょう。一昨日の「浅草を愛する会」とか、数年前にクジラ屋のご主人が発起人となって開催された「浅草だ文句があるか」の集まり。その時は大勢の人たちで盛り上がるのですけど、ただそれだけ。その後に続かないのです。
 住民にとっての浅草、「往年の賑わいが戻り大勢の観光客が真夜中まで騒いでいる」本当にそんな賑わいを求めているのでしょうか。それでなくても、「マンション族が増えた、浮浪が増えた、外国人が増えた、結果治安がどんどん悪くなってきた・・・」、口を揃えて言っています。
 「これからもいい町になりますように」、って願い。今までのような良い町がそのままで居て欲しい、この絵馬は、決して発展を願っている訳じゃないのでしょうね。
 観光連盟を始め、商店街などでは挙って「浅草の発展」を念頭に頑張っています。今回の「つくばエクスプレス」も人を運んで来てくれる大切なインフラです。あくまでも一手段であって、客が求めるのは質なのです。
 発展とは、闇雲に人を集めるだけじゃないのです。人が集まる魅力ってのを考えなくっちゃいけないのです。「マンション族、浮浪者、外国人」、浅草人にとって迷惑な連中だって、浅草が住みよい町だから居着いてしまう。そんな魅力、よそ者にしか見えていないのでしょうかね。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 28-135 F3.5/5.6 IS
撮影枚数17