あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年8月24日 (水) 旧暦7月20日友引

- TX開業 -

日記
写真館に深川富岡八幡宮例大祭をアップしました。


 茨城・つくば〜東京・秋葉原間58.3キロを、最速45分でつなぐ、TX「つくばエクスプレス」ようやく本日開業しました。朝のワイドショーでも秋葉原駅に並んで始発電車に乗り込もうとしている大勢の方が写し出されています。もしかしたら浅草駅にも・・・、でも、行ってみてちょっとショック。浅草駅前には乗降客の姿が全くみられないのです。ただ、開業の乗客をあてこんだ新聞各社のパンフレット配りや、政党の公報活動だけが目立っていましたよ。どっちもあてが外れた様子でしたけどね。
 やはり懸念されていた「浅草は単なる通過駅だよ」、それって当たっていたのかも。しかし、沿線にはこれまで駅がなかった地域も多く含まれ、本当の意味での「新線」が出来たってことで、便利になった方が大勢いらっしゃるのでしょう。浅草の人達にとってはいわゆる「新線」じゃないのです。浅草からつくばまで通勤している人にとっては便利、そんな人って大勢いるのかな・・・。
 あほまろにとって便利になったのは、今まで近くて遠かった秋葉原の電気街まで直通で行ける、そんな便利さが嬉しいかもね。
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 あほまろが浅草に越して来て6年目、そのうんと前から国際通りで工事が行われておりました。確かそのころはJR常磐線の混雑を解消するための、「常磐新線」が出来るなんて言われていたのです。長く続く工事、地元浅草の人にとってはどっちかというと迷惑な新線だったはずです。それが、昨年新線の名前が「つくばエクスプレス」と命名されたころからなんとなく地元のムードが歓迎ムードに変わっていったのです。
 ネーミング、これってとっても重要なのでしょうね。
 これまでの「つくばエクスプレス」の簡単な歴史を振り返ってみましょう。

 1971年 東京と周縁部をつなぐ五つの通勤新幹線構想では、東京〜水戸間
 1975年 最終的に鉄道のない県南と東京をつなぐ常磐新線と仮称
 1985年 運輸政策審議会が答申で常磐新線を「喫緊の課題」と評価して始動
 1991年3月 都・県などの共同出資で運営会社、首都圏新都市鉄道設立
 1994年10月 工事着工
 2005年8月24日 開業


 構想から開業まで34年、工事着工から11年、総事業費約1兆円に沿線の県などが進める沿線開発費が加わる大プロジェクトの離陸で、首都圏の沿線に新たな時代の流れが与えられたのです。
 たとえ通勤の通過駅「浅草」であっても、古い体勢のまま発展してきた「浅草」に、新たな時代の流れが仲間に加わった。長い目で見たら、良い結果をもたらしてくれることでしょう。
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 西浅草のテプコ浅草館で開催されている「桂文治は噺家で…」、観てきました。文治師匠が急性白血病で亡くなったのは、一昨年の1月31日。その数日前まで高座にあがっていたのです。みんなが驚いたのは、“つい先日、初席で元気な顔を見たのに”、落語好きの連中の驚きと落胆、今も鮮明に覚えております。
 桂文治師匠の幼少時代からの写真や愛用品、更に師匠の節目にもなったと言われる寄席やお芝居のポスターなど、師匠の生涯は戦後の落語界そのものであるかのような展示品の数々でした。
  
 開催期間:平成17年8月21日(日)〜平成17年9月4日(日)
 入場無料 詳細はテプコ浅草館をご覧ください。

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 同時開催のイベントは、「隅田川の花火と新潟の三大花火」写真展。この写真展の売り物は、なんといっても世界一の大花火「正三尺」の模型です。訪れたかたは口々に、“こんなでかいのが本当に上がるの?”なんて驚きが聞こえそうな、ウソのようなでかさなのです。とりあえず模型でも一見の価値有る品ですよ。
  


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4/5.6 IS
撮影枚数20