あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年8月3日 (水) 旧暦6月29日仏滅

- ちょっとした変化 -

日記
写真館に隅田川花火大会をアップしました。


 気温が昨日の朝と比べて、わずか2〜3度下がっただけだというのに、とっても爽やかで涼しさも感じてしまう朝です。温度計だけじゃなく、モモちゃんの尻尾の状態からも爽やか指数を知ることが出来るのです。機嫌が悪く最悪の状態はダラッと下がったままから、機嫌に合わせるようにどんどん上がっていき、くるっと小さい巻きが普通の状態。更に機嫌が良くなると巻きが大きくまん丸になるのです。
 この時の格好が、柴犬としていちばん奇麗に見える状態なのです。今朝は、上機嫌で帰ってくるまで巻きの大きいままでいましたよ。こんな時のモモちゃんには、大勢の方からお声がかかります。
 必勝祈願で浅草寺を訪れた女子体育大学のハンドボール選手たちに囲まれたモモちゃん、これから試合に臨むという気迫いっぱいの連中がモモちゃんに“頑張るよ”っていって撫でられました。モモちゃんは、“もっと撫でて”とでもいいたそうに、彼女たちの後を追いかけようと引っ張るのです。きっと彼女たちの気迫を感じ取れたのでしょうね。モモちゃんも応援してますから、頑張ってくださいね。
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 昨夜は、浅草寺境内裏で開催された夏の恒例行事「台東薪能」に行ってきました。屋外に造られた仮設舞台ではありますが、古式に則っての薪点火の儀式は、観るものに荘厳な趣を与えてくれました。
 浅草寺の回廊から宮鳶頭を先頭に、松明に移された御火焚がやってきます。松明は、舞台前で待つ奉行によって、舞台左右2カ所の薪に点火され、祝いの木遣り唄が奉納されます。そして本番、観世流の舞い手による能「田村」が煌々と薪の炎が燃えさかる舞台で演じられたのでした。
 あほまろは「能」には全く興味が無く、意味も良く判らないのですが、なんといっても 素晴らしかったのは、舞台背景にライトアップされた本堂や五重塔が映えていたことでしょうね。能「田村」が佳境に入ってきた頃、小雨が舞ってきました。この後、大蔵流の狂言「樋の酒」と、能「胡蝶」と続くのですが、雰囲気だけは写真に収めることができたので撮影はお終い、会場を後にしたのでしたが・・・。あら、“脚立が無い”。そうです、会場に忘れてきてしまったのです。
 普段は、助手の古麻呂が持つ決まりですが、昨夜の古麻呂はお休み。しかたなく、慣れない女房を助手に連れていったのが敗因でしたよ。“戻ってとって来い”、なんて偉そうに命令、そうです昨夜の女房は助手なんですから。
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 一昨年の10月から浅草寺と五重塔がライトアップされたのはご存じでしょう。先日まで工事が行われていた宝蔵門前にも新たにライトアップ用の電柱が立ちました。宝蔵門の後ろ側からも照明するようになったのです。
 昨夜、薪能から帰る途中いつもに無く明るい境内、もう点灯されていたのですね。これで、今まで暗かった宝蔵門前がとっても明るくなりましたよ。でも、写真に撮ると、真っ暗な地面から浮かび上がるかのように見えていた五重塔が、明るい地面から写ってしまうのでちょっと迫力に欠けてしまったのが残念かな。
 今年の秋には、ここで「コシノジュンコ・ファッションショー」を開催する予定があるそうです。
そのための準備なのでしょうかね。
  
  宝蔵門の裏側からも照明されるようになりました。
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 浅草神社境内に6日(土)、人気漫画の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のお巡りさん「両津勘吉」の石碑が建てられます。これは、漫画の中で主人公の両さんが子供の頃、浅草寺境内のえんじゅの木の下に宝物を埋めたってことに由来するそうです。本当は、浅草寺の境内に設置したいと出版社から要請があったそうですが、浅草寺は“漫画の像の設置なんてのを許す訳にはいかない”と断られ(もちろんでしょね)、それで、“浅草神社でも良いや”、てな訳で実現されることになったのだそうです。でもね・・・、浅草神社だった氏子の社。こんなの勝手に許してしまったら他の漫画家たちも挙って押しかけるかもよ。
 我々氏子が考えているより、神社の神主さんたちは伝統や文化の価値観ってのが違っているのでしょうかね。もっとも、浅草神社の新しい神主さん、最近山口県からやって来た人が就任したそうですから、浅草という土地に拘らず、金になれば、新しいことでも何でも受け入れてしまうのでしょうね。
  今は、両さんのレリーフの貴台だけが用意されてますよ。
  
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 こちら葛飾区亀有公園前派出所(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょ、略称 こち亀(こちかめ)は、1976年から一度も休載せずに以後29年間週刊少年ジャンプにて連載されている漫画作品。単行本は現在145巻。今なお少年誌の最高連載記録を継続中。連載回数は前人未到の1400回を超える。作者は秋本治(連載開始時は、山止たつひこ 名義)。主人公は、警視庁新葛飾警察署に勤務する、両津勘吉という破天荒な警察官。第50回(平成16年度)小学館漫画賞審査委員特別賞受賞。
 こんな漫画のようですけど、あほまろは読んだことがありません。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 10-22 F3.5-4.5
撮影枚数48

昨夜の薪能
CANON EOS-1 DsMK2,CANON ZOOM 70-200 F2.8 IS他
撮影枚数230