あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年7月28日 (火) 旧暦6月23日仏滅

- つくばエクスプレス -

日記


 おはようございます。あほまろは寒い寒い、おまけにモモちゃんの居ない札幌で朝を迎えました。今回は、母の一周忌で兄弟が集まって供養をするために来たのです。台風7号は北海道の東に逸れたのですが、まだその影響が残っているのか千歳空港は土砂降りの雨。そこから我が家の墓があるニセコ町まで車での移動、途中トイレに立ち寄ったドライブインに降りた瞬間、“寒い!”、まるで冬に逆戻りしたかのような寒さに震え上がってしまいました。周りの人たちはといえば、地元なので用意周到は当然、みなさん長袖やジャンバーまで着込んでいるのです。
 浅草に居ないとは知らずに、いろいろなからから仕事の用件で携帯電話がかかってきます。みなさんは口を揃えて暑い暑いっていってるんですよ。それもそのはず、昨日の東京は台風一過の影響でフェーン現象が起こり気温が35度を超えていたのですから当然でしょうね。ドライブインの温度計は14度を指している北海道の空気を携帯電話で送ってあげたかったですよ。
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 昨夜、札幌の自宅に戻って、熱めのシャワーを浴びて出てきた瞬間、ガタガタと震えが来てしまいました。とっても寒いんですよ。ついつい暖房をつけてしまいました。真夏真っ盛りの札幌では、いつも暖房出来る環境を持っていなければ暮らしていけないんだよな・・・。ちなみに、札幌の自宅にはクーラーなんてのは無く、総ての部屋に強力な暖房装置がいつでも使えるようになっているんですよ。昨夜のあほまろ、暖房機にまたがって、まるで落語などでおなじみの、いわゆる金○火鉢状態でした。
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 ニセコ町からの帰り、いつもは中山峠経由ってのが当たり前なのですが、時間があったので、久しぶりに国道5号線を通って小樽経由で帰ってきました。昔からおなじみの沿道の市町村は、あほまろが暮らしていた頃から特に大きな変化も無く、時間の流れが止まっていたかのように静かに佇んでいます。それにしても、雨が降っているのが原因なのか、歩いている人を全く見かけないのです。まるでゴーストタウンを走っているかのようでしたよ。ただ、沿道の所々に出されている「さくらんぼ即売所」の看板だけが、ここにでも生活している人が居るんだ、そんな安堵感。地方の過疎化ってのを実感させられてしまいました。
 そんな中、ニッカウヰスキーでおなじみの余市町に入ってくると、やたら「宇宙」だの、「スペースシャトル」だのって看板が目立っているのです。いったい何が有るのだろう・・・。「道の駅」に隣接して「余市宇宙記念館」なんてのが出来たんですね(出来ていたって表現が正しいのかな)。そうか、余市町はかの有名な宇宙飛行士毛利さんの故郷だったのですね。それで町を挙げての歓迎がこんな施設を創造させてしまったようです。写真でもご覧の通り、この町はなんでもかんでも蕎麦屋さんまでが、「宇宙」を冠にしてるのですからね。
 正面に、スペースシャトルの模型がおかれ、宇宙服を着たベニヤ板の変身看板。いわゆるNASAのイメージの派手で幻想的な宇宙観とは裏腹に、余市町風宇宙のミスマッチがとっても奇妙な感じでしたよ。中には入ってみませんでしたが、お土産屋さんで毛利さんが食べた「宇宙食」なんてのを発見、早速食してみました。
 肉とか魚などの中で一番人気と書かれていたのが「宇宙食のアイスクリーム」ってやつです。製造元はちゃんとNASA認定に食品加工会社のようなので、実際に使われているものでしょうかね。開けてみると、三色の乾いた物体。口の中で溶けた感じはアイスクリームの食感ではありましたが、冷えていないアイスクリームなんてのを味わったことの無いあほまろ、しばらく口の中が粘ついて、気持ち悪いこと最悪でしたよ。これって、アイスなんだから、冷凍室で冷やしたら戻るのかな・・・。まさかね。
 今、飛んでいるスペースシャトル「ディスカバリー」耐熱タイルの一部が損傷して脱落したようです。この影響で重大な事故につながるかどうかの調査中ですが、もしこれが事故につながると判断されたら、乗組員はいったん建設途中の宇宙ステーションで待機して迎えのスペースシャトルを待つようです。
 こんな時の息抜きに、こんな「宇宙食」ばっかじゃストレス溜まるだろうな・・・。カップヌードルは持ち込めないのかな・・・。
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 先日、「夏土用入り」のことを日記に書いたところ、“土用丑の日は今日じゃ無い、28日だ!”、ってお怒りのメールが届いてました。でも、土用とは土旺用事の略で、五行説による季節の割り振りで、7月19日から8月6日までを「夏土用入り」というのです。その中の丑の日が、「土用丑の日」ってわけなのです。どうしても、土用と聞くと丑の日を連想させてしまうので誤解を持たれてしまったのでしょうね。特に返信メールは送りませんでしたので、ここでちょっと弁解というか、解説をしておきます。
 江戸時代の末期頃、平賀源内が鰻屋のために書いた客寄せのチラシからこの日に鰻を食べなければいけないなんて日になっていますが、これは単なる宣伝の一環だったのですよ。有名になったおかげで毎年この時期の鰻屋さんは繁盛しているようですけど、夏の土用の時期は暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期なので鰻に限らず「精の付くもの」を食べるってのは医学的にも正しいことのようです。これで本格的な宇宙時代になったとしたら、やっぱり宇宙食の鰻ってのも登場するのかな・・・。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4-5.6 IS
撮影枚数80