あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年7月4日 (月) 旧暦5月28日友引

- 変わった撮影 -

日記


 連日寒いくらいの涼しさですね。気温は高めのようですが、この程度の雨じゃいくら降り続いても苦にはならないですよ。とっても快適なのです。モモちゃんだって尻尾が下がらないのできっと同じ気分で居るのでしょうね。
 浅草寺境内ではほおづき市のお店の区画割りが完成し、広い境内一帯がまるで鉄パイプ迷路の中を歩いているようになりました。これだけ広い敷地で本当の迷路遊びが出来たら楽しいでしょうね。モモちゃんと鉄パイプの間をくねくね歩いてみました。始めは嫌がっていたのですが、途中から先を歩きだししたモモちゃんは、自分でもまるでスキーのスラロームのようにくねくね歩いてました。浅草寺さんも境内で巨大迷路、そんな気の利いたイベントでも考えて欲しいですね。“もう止そうよ”、でも、ももちゃんはもっともっとくねくねを歩きたがっていました。
 影向堂を出たところに、あまり車が通る道ではないのにカーブミラーがあります。あほまろは時々ここでモモちゃんと記念撮影を行っているのです。周りの木々の変化と、日増しに年輪を重ねていくあほまろとモモちゃんの記録なのです。でも、カメラを一眼レフに変えてからご覧のように(小さくて見えませんけど)、あほまろの顔が隠れてしまうのです。ま、その方が良いってことにいたしましょうね、あまりお見せできる容姿を持ち合わせていないもので。このカーブミラーは三社祭の前に、あまりに汚れてしまったので脚立を持っていって掃除をしたこともあるのですよ。あれから2月しか経っていないのにかなり汚れが目立ってしまいました。梅雨が明けたらまた掃除してあげなくっちゃ。
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 あほまろは、こんな不思議な写真が好きなのです。もちろんカーブミラーを利用する人は多いでしょうけど、もっともっと考えられないこともたくさん挑戦してきました。一番記憶に残っているのは、滝廉太郎の「荒城の月」で有名な岡城の天守閣跡地の石垣の角で、グランドピアノを演奏する人を撮ったことがあります。危険な場所ですが、ピアノの方は固定されていて安全なのですが、撮影は大変危険でした。一段下がった足場の悪いところから工事用のクレーン車のバスケットの中からなのです。もしバランスが崩れたら・・・、下は30メートルの崖底・・・。それ以外にも滝の真上とか、断崖絶壁の上とか、そんな他人がやらないようなアイデアが良い写真をもたらすのです。ちなみに、滝廉太郎に扮して絶壁の上でグランドピアノを弾いていたのは、荒井注さんでした。
 昨日、そこまで凝ったことはしませんでしたが、ロックバンドのプロモーション写真の撮影を行いました。以前にもこの日記で紹介をした「浅草ジンタ」というグループです。彼等は「日本人&モダンな浅草気質を注ぎ込んだ比類なきエジャニカサウンド」と称して一風変わった音楽を演奏する男4人女2人のグループなのです。また、ロックバンドとしては過去例の無い「社団法人落語芸術協会」にも所属しているのです。その理由は、「浅草ジンタ」の命名が落語芸術協会の三遊亭小遊三師匠だったってことに由来するのだとか。そういえば、三遊亭小遊三師匠は毎年8月の浅草演芸ホール上席で、自ら率いるジャズバンド「にゅーおいらんず」の定期コンサートを開催しているのですからね。
 「浅草で生まれたロック(エジャニカ)とハードマーチを基盤に涙あり笑いありの人生を洒落てみせる・・・」、そんなバンドなので、舞台はやっぱり浅草なのです。でも、まともな浅草とは違って、浅草に土着しているかのような雰囲気が欲しく、様々なロケ地を探して走り回ったのですが思ったようなイメージにはほど遠いのです。“どうしようかな・・・”、あほまろの秘密基地の窓から、どんよりと曇った空をながめていると、窓下をチンドン屋が北国の春なんて季節はずれのとんちんかんな局を奏でながら歩いています。
“そうだ、これだ!、正に浅草って雰囲気が目の前に合ったじゃないか!”、灯台元暮らしって言葉がぴったしって感じ・・・。
 その結果、今朝の写真のような雰囲気になったのです。
この写真はテスト用で本番に使うのはもっと人がいっぱいで、観光客と地元住民の暮らしが「渾然たる融合」の一枚になりましたよ。
 およそ100メートル離れた位置でポーズをとる連中を、あほまろの秘密基地の窓から望遠レンズで撮影しました。浅草ジンタの表情よりも周りを歩く人々のおもしろさを狙うのが大変な撮影でした。でも、なんとか思ったような作品が出来上がりましたよ。
 「浅草ジンタ」は、つくばエクスプレス開通イベントで、浅草音頭ジンタバージョン」を披露することになっております。また、その頃になったらこの日記でもご案内しますね。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4-5.6 IS
撮影枚数25枚