あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年6月29日 (水) 旧暦5月23日先負

- つぐない -

日記


 ようやく雨になりました。おかげで気温も低めでとっても爽やかな朝になりましたよ。雨といっても小雨程度、モモちゃんも暑さがないので、喜んでいますよ。たまにはこんな日の散歩も楽しいですね、でも降り続いては欲しくないかも。
 浅草神社の境内に設けられた水田のような場所に、「神田(しんでん)」と書かれた看板が設置されました。やっぱりこれは稲だったんですね。昨年も植えられたのですが、全く実ることも無く刈り取られてしまったので、「いったい何だったんだろう」なんて疑問だったのです。このように看板を付けてもらうと、なんとなくありがたさが増したようにも思えますね。今年は一粒でも良いから実りを見てみたいな・・・。
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 こんな雨の日でも浅草寺本堂前ではテレビのロケが行われていました。奇妙なネズミのぬいぐるみを被った男が観光客を笑わせているようなのを撮ってましたよ。きっと子供の番組なのでしょう。背広姿で被り物を付けている俳優さんも、昨日のような暑い日でなくて良かったですね。
 それにしても浅草寺は絵になる場所なのか、しょっちゅうロケが行われています。有名なのが2年前のNHK朝の連続テレビ小説「こころ」です。当時はほぼ毎日のように境内は撮影隊に占領されてましたよ。また三社祭の前までは、先週最終回を向かえた「タイガー&ドラゴン」の撮影も行われていた。早朝から深夜までスタッフの方々が浅草中を走り回っていました。このドラマでは、あほまろの秘密基地のビルも撮影で使われたのです。あの日は、撮影が終わるまでモモちゃんと足止めをされてしまったっけ。
 今朝も、本番が終わるまで浅草寺本堂には上がれなかったのです。昔は同じような仕事をしていたあほまろなので、ネズミ男の臭い演技でも、文句も言わずに待ってあげましたよ。
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 朝刊の一面に、太平洋戦争の犠牲者を慰霊するため、天皇、皇后両陛下が米自治領サイパン島のバンザイクリフをで黙礼している写真が大きく掲載されています。また、当初の予定になかった沖縄出身者の慰霊碑「おきなわの塔」と朝鮮半島出身者の慰霊碑「韓国平和記念塔」にも立ち寄り、拝礼されたそうです。
 続いて、サイパン島北部に、サイパンを含む中部太平洋で戦没した人々を国籍を問わず祀った、日本政府が建立した中部太平洋戦没者の碑にも拝礼、日米の軍人、民間人、地元民ら合わせて六万人以上が戦争の犠牲になった責任を痛感していただけたでしょう。
 戦争の責任は頭を下げれば許される。戦後一貫して東南アジアの国々に頭を下げっぱなしの日本政府。頭を下げるだけじゃなく、巨額な賠償金や途上国への基金援助などを行っておりますが、これっていったいいつまで続けなければいけないのでしょうね。
 “頭を下げてごめんなさいといいながら、巨額な賠償金を貰っていただく”、貰う方は、“当然とばかりに胸を張って巨額な賠償金を貰ってあげる”、でも「許す事はない」。もし許してしまえば、その後は賠償金が入ってこない。だから、いつまでも日本の戦争責任を追及する。いつまでも日本批判を止めない・・・。
 天皇が拝礼をしている様子を掲載した新聞、その後ろのページに「中国・大連市の日本人学校で日本から取り寄せた地理などの副教材が、同市税関当局に初めて差し押さえられていたことが28日、分かった。地図上で中国大陸と台湾が色分けされていたことが問題視された。一連の反日運動を背景にした中国側の、日本に対する圧力とみられるが、日本政府は当面抗議しない方針を示している。」
 そんな記事が掲載されています。日本人学校は教材を没収された上に、罰金まで払わされたようです。“取れるところからはどんな些細なことでも取ってやる”、中国当局の姿勢には嫌気がさしますね。それを当面講義しないとの町村信孝外相の発言、穏やかでない心の内も感じとれるような・・・。
 そういえば、先日の反日デモ、急速に終結してしまった背景には、政府間のウラ工作があったそうです。もちろん金銭での解決だったのでしょうね・・・。この調子で、日本人が稼いでも稼いでもみんな持っていかれるのですよ。まるでヤクザの世界みたいですね。
 外務省幹部は「差し押さえ理由に日本が保有領土としている尖閣諸島が含まれていたなら、抗議をしていた」との認識を示したそうですが、抗議の見返りには基金援助という出費も伴っているってのをお忘れ無く。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4-5.6 IS
撮影枚数27枚