あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年6月18日 (土) 旧暦5月12日仏滅

- みんな元気で楽しい毎日 -

日記


 ギックリ腰は昨日一日中、湿布して腰痛ベルトで固定していたおかげで、だいぶ回復してきました。しかし、まだ完全ではありません。あほまろと同じようなギックリ腰になる人っていがいに多いんですね。昨日お逢いしたみなさん、一度は経験が有るなんてこといってました。また、軽度なギックリ腰なら病院に行かない方が治りが早いなんていっている方もいらっしゃいました。病院に行くとまずは自分の身体に合った腰痛ベルト(コルセット)を特注で作られてしまうのだそうです。でもご安心を、整形外科等の病院で作るコルセットには保険が適用されるので、とってもお安く、平均的なお値段は5万円前後なんですって。もちろんそれに治療費と薬代金は別ですけどね。痛い痛いっていってる時に、値段を聞いて嫌ですって断る患者さんって絶対に居ないんでしょうね。それとも、値段は会計の時に知ってビックリするって人の方が多いのかな。いや、全く病院さんってのは金儲けが上手なんですね。そういえば、あほまろの父親はしょっちゅ言ってたっけ、“将来は医者か弁護士になるようにガンバレ”って。やっぱし父親は見るところをしっかり見ていたんだな・・・。
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 明日は父の日です。とはいっても子ども達から祝ってもらったことってあまり記憶にないんです。確か、息子が小学生の頃に父の日のプレゼントを買いに女房と出かけた時にハンケチを選んでくれたってことが有ったくらいですかね。もちろんハンカチの代金は女房が支払ったのですけど。
 息子も彼女が出来ると親のありがたさが判るようになったのか、明日の父の日には、みんな揃って一緒に食事をしよう、そんなこと言いだしたのです。どこで何を食べるのかはまだ決めていませんが、あらためて食事会なんてのよりも、時々顔を見せてくれるだけでも父は幸せなんですけどね。彼女と一緒に近所に別居してしまってもう二月になるのですから・・・。
 ピ〜ン、ポ〜ン、わんわんわんわん・・・。玄関のチャイムが鳴ると我が家はいつもこんな調子なんです。郵便局員が小包を届けに来たようです。今頃いったい何が届いたのだろう。開けてみると、婚約をして家を出ていった娘からです。
 「パパへ、持ってるかも知れないけど、父の日のプレゼントです・・・・」
 明治時代の初期に日本の風俗を撮影したことで有名なモースコレクションの写真集です。同じような写真集はたくさん持っているのですが、これは買ってなかったな。娘はちゃんと父親のコレクションや、蔵書類もチェックしていたのかも知れませんね。
 これもとっても嬉しいプレゼントです。子供たちもそれぞれの家庭を持つようになり、ようやく両親に育てて貰った感謝の気持ちが芽生えてきたのでしょう。あとは早く孫の顔を見せてくれることが、一番の親孝行なんですよ。
 手紙の最後に、「明日は食事に行けなくてごめんね。身体に気を付けて、来年も元気でいてください。」と締めくくっているのです。おいおい、来年まで逢えないって訳じゃないだろうね。
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 みんな元気で楽しい毎日、こんな表現ってちょっとレトロ?
 そうなんです。昨日古い雑誌の整理をしていて思ったのです。古いっていっても昭和30年代〜40年代の「主婦の友」とか「家の光」など、捨てようにも捨てられなくて溜まってしまった雑誌類です。
 どの雑誌もグラビアは文化生活をする家族の特集が多く、それも美男美女の夫婦に可愛い一男一女の平均的な家族なんです。昭和30年代初期の雑誌では居間の中心には大きなステレオが置かれソファーに座った家族が、今聞いているであろうレコードジャケットを指さして笑っているってパターン。場所と人物が変わるだけでどの雑誌も同じような家族が紹介されているのです。
 それが、昭和30年後半からステレオがテレビに変わっていくのですが、部屋に並んでいる道具類のひとつひとつに、しっかり当時の文化生活が描かれているのです。しかし、当時を知るあほまろの家も、友達の家も、町長の家だってこんな格好良い暮らしはして居なかったのです。みんな四畳半で丸テーブルを囲んでの食事、ステレオやテレビが有る家なんてのは特別な存在でした。
 テレビが有った家でも、ソファーなんてのは無かったな〜。せいぜい畳の上に絨毯を敷いて、茶箪笥がハイカラに変化を遂げたサイドボードに変わり、飲みもしない洋酒が並んでいたのです。また、飲んでしまった後でもビンは捨てずに、紅茶か何かが入ってました。その証拠にどこの家のサイドボードの中にも沈殿しているジョニ黒なんてのが置かれてましたね。我が家もそうでしたよ。
 我が家のジョニ黒は、昭和40年頃にあほまろが始めて行った沖縄から父へのおみやげで買ってきたものです。ラベルの上から琉球税関の青いスタンプが押されていたのが特徴でした。暫く未開封で並んでいたのですが、いつ頃からか沈殿物が目立つようになっていました。客が来ると、そんなジョニっ黒のビンを見せながら、息子の自慢をしていたなんて、田舎の我が家を引き払う時に言ってました。
 
息子が将来は医者か弁護士になることを願いながらでも、飲んでいたのでしょうかね・・・。そんなのにならなくても充分に幸せですよ。天国のお父さん、ご安心を。
 みんな元気で楽しい毎日を過ごしていたあの頃のあこがれの家族と家庭。それは絵に描いた餅のような存在でしたが、最近の雑誌のグラビアを飾る家族写真を見ていると、モデルを使った家族は昔と同じですが、居間に置かれている道具類を特にうらやむ物が無いんです。それよりも、レイアウトや環境の参考なのですかね。
 みんな元気で楽しい毎日
が当たり前になってしまったって証拠なのでしょうね。
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 今朝はポーちゃんが一緒です。でも、全く歩く気配なし。困った困った・・・。女房はいつもの行商さんから新鮮なお刺身を買って帰りました。あほまろはいつものお蕎麦屋さん。露天がいっぱい並んでしまったので、スズメのピーちゃんはやって来ませんでしたよ。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4-5.6 IS
撮影枚数29枚