あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成17年6月16日 (木) 旧暦5月10日友引
- 深緑 -

日記


 木々がどんどん新緑から深緑に姿を変えてくる季節ですね。日記を振り返ってみると、あほまろはついこのあいだまで、寒い寒いなんて愚痴ったり、新緑なんて表現を多用していたのですが、いつの間にか浅草はすっかり夏しているんです。
 夏になると草木の種類も変わっていきます。今までは西洋芝だけが生い茂る、モモちゃんが用を足している雷門前の並木通りの植え込みにも、クローバーやタンポポが咲き乱れるようになって、新緑から深緑って雰囲気ですよ。
 夏を強調するかのように仲見世を飾るビニールの新緑も一興です。どんどん葉が多くなって見通しが悪くなっている伝法院の桜の木々。枝の先まで葉を付けてきた境内の銀杏の木等々、浅草寺境内の深緑たちも夏の到来を喜んでいるようです。
 緑だけじゃありません。影向堂のお庭に咲いていた初夏の色合いを示すつつじの花も無くなり、今度は夏の色合いの黄色い花が咲き始めました。花の名前を知りませんが、この花を見ていると、なんとなくジリジリ照りつける炎天下の太陽を思い出すのです。
 また、町のあちこちに飾られたプランタンの中の季節も一変してしまいました。夏の花といえば、三色すみれ、ユリ、アザミ、アヤメなどですが、やっぱり浅草に似合うのが朝顔や昼顔ですね。こんな夏の花を観察しながらの散歩、子供の頃の夏休みの宿題でもしているかのような懐かしい思い出も蘇ってくるようです。あとちょっとで、子供たちの夏休みもやって来るのです。
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 アメリカの大リーグで活躍する日本人選手たち。イチローは、日本選手初の米大リーグ通算1000安打を達成したり、松井秀喜外野手は右足首を痛めながらも連続出場記録を更新し、日本人大リーガーの草分けの野茂も日米通算200勝をかけてガンバっています。
 アメリカの国技でもある野球に、大勢の日本人選手が入り込んでしまったことに反発するアメリカ人も多いようです。“アメリカの国技はアメリカ人で守ろう”、ネット上にはそんなサイトもあるのです。でも、大リーグのオーナーたちだって強い選手を見付けて来るのに国籍なんて全く関係無いのです。アメリカの国技なので、アメリカの国内で試合が行えればそれで良いのですから。ただ、昨年のように「大リーグの開幕戦を日本で行ってしまった」そんなことに反発する連中が騒いでいるのです。
 それは当然なこと。日本の国技である大相撲にも外国人選手が君臨しています。でも、大相撲は国技館を始め、由緒ある場所で試合を行うからこそ日本の国技であって、これが横綱がモンゴル人なので、今年最初の「春場所」をモンゴルのウランバートルで行う、なんてことは絶対にやる訳ないよね。
 いくら日本企業が金を出したからといって、国技の開幕戦を他国で開催してしまったってこと、大リーグのお偉いさんたちも今になって反省しているようです。
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 日本の国技である大相撲、先月亡くなった二子山親方の日本相撲協会葬も終わり、昭和の名大関の葬送に一区切りがつくかと思ったら、周囲も巻き込んでマスコミ報道は過熱気味ですね。他人の遺産がどうのこうのって、単なる兄弟喧嘩じゃないですか。こんなこと世間には掃いて捨てるほどあるんです。何が原因だとか、どちらが悪いとかいう詮索したって、所詮兄弟同士のもめ事に他人が口を出しても解決は無いのです。
 ただこんな事態が長引くと、低迷を続ける大相撲の人気回復には逆効果になってしまうのではないのかな。名誉ある相撲部屋の主が、テレビのニュース番組を乗っ取って、堂々と兄弟仲の悪さをさらす姿、みなさんの目には異様に映ってはいませんか。
 それにしても、現役だったころには、“うれしいです”、“よかったです”、“がんばります”、それしか喋れなかったってのに、アナウンサーの奥さんを貰ったことが幸いしたのか、饒舌になりましたよね。あの人・・・。


今朝の写真
CANON EOS-KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4-5.6 IS
撮影枚数17枚