まだ大丈夫、急いで散歩を済ませようと、茅野輪の準備をしている浅草神社に辿り着くと、急に激しい雨になってしまいました。梅雨時期なのでもちろん傘を持って出かけたのですが、傘が有ると写真がうまく撮れないのが困りますね。それに、じめじめしたうっとうしさが写真なんて面倒くさいよ〜って気持ちを誘っているかのようで、気力の無い写真ばっかりです。モモちゃんの表情も暗いな〜。そんなこと思っても、モモちゃんの散歩と写真の記録は欠かせないのです。
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　あほまろは毎朝の散歩写真には定点があります。まず雷門、仲見世、宝蔵門、浅草寺全景、浅草神社、浅草寺から宝蔵門方向、影向堂から見た五重塔、六区の町並み、そしてモモちゃん。これだけは６年以上欠かさず撮っているのです。同じ場所から撮ってはいますが、毎回微妙に位置が変わるので、いわゆるパラパラ漫画のようにはいきません。でも、それらを並べてみると四季の変化はもちろんですが、なんとなく世相も見えてくるのです。
　このホームページでもその一部の雷門を公開していますが、２月前にとある広告代理店より有名企業のポスターに使用したいとの打診がありました。ポスターの全面に３６５日の雷門を並べ、その上に企業のロゴを入れるだけ。あほまろは提供するのは、デジタルデーターで３６５日分の雷門の写真だけで良いとのことなので、とりあえず企画書を送ってくださいといっておき、それから時間が経ったのですっかり忘れていました。
　それが昨日、企画書として届いたのです。それも、あほまろのホームページから取った写真ですでに簡単なレイアウトまで創られているのです。しかし、肝心の写真使用料金の提示に唖然としてしまいました。予算が少ないとかなんとか言い訳のような理由が並べられ、税込みで５万円なのです。驚きましたね、その中に写真の著作権も含んでいるって訳。３６５枚として一枚がたった１３６円ちょっとですよ。
　もし、それで契約してしまったら、それらの写真は撮影者本人であっても使えなくなってしまうのです。もちろん今、ホームページで公開しているのも止めて欲しい、そんな図々しいことまで書かれているのです。その理由として、“前人未踏、雷門の３６５日の写真”そんなことを見る者にイメージさせたい。そりゃそうでしょう、こんな写真を撮り続けている人間はあほまろ以外には居ないでしょうからね。
　毎朝撮り続けている浅草の朝の写真、“売るつもりで撮っている訳じゃない”っていうのを、勝手に使いたいとか言って、勝手にレイアウトを創り、勝手に値段まで決めてしまう。これが広告代理店の手口なのでしょうね。それでいて広告主からは高額な制作費を盗み取るのは見え見えなんですから。
　考えれば考えるほどバカバカしくなります。以前にも、ポスター用に雷門の写真を一枚売ったことがあります。これだってデジタル写真の未加工のRAW-DATA、一枚３万円頂いたのですよ。
　そんな訳ではっきりと断りました。すでに広告主に提示して了解を頂いているので、困りますなんて言ってますが、契約もなく進めてしまったあんたたちが悪いんですよ。困るのなら、これから一年間カメラマンを雇って、毎日撮り続けてくださいよ。そうすりゃ著作権も含めてあなたたちの物になるのですから。でも、日当１３６円ちょっとで引き受けてくれるカメラマンって居るのかな・・・。
　相手が幾らなら引き受けてくれるとしつこく聞いています。“著作権を与えずに１億円なら考えてあげる”。今後こんな話は絶対にお断りです。気分の悪い出来事でした。
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　新東京タワーの誘致合戦が水面下で続いているようです。新東京タワーの誘致をめぐっては今年３月から、ＮＨＫなど在京テレビ局六社が、墨田区の業平橋・押上地区を最有力候補地に選定し、その条件として隅田川をはさんだ台東区と、観光などの面で連携することを挙げているようです。そんな訳で、墨田区としても台東区と連携で望まなければ実現しない話になっているのです。
　しかし、台東区もまだ墨田区に決まった訳じゃないと強気な姿勢で誘致運動を続けているのですが、先日行われた台東区議会本会議で、墨田区へのタワー誘致について「台東区の観光振興、地域活性化の面から、大きな経済波及効果を期待できる。特に浅草への集客を図る好機になる」と吉住区長が答弁し、協力に前向きな考えを示したことが問題になっているようです。
　墨田区では、すでに「新タワー誘致推進協議会」を立ち上げ、あちこちに完成予想図も貼りだされていますが、なんでもかんでも浅草の影に隠れてしまう墨田区、目の上のたんこぶ的な存在の浅草とうまく連携をとれるのでしょうか。これで、ますます両区の仲が悪くならなければ良いのですがね・・・。
　いっそのこと、第２の候補地のさいたま新都心の方が現実性を帯びているのかも。なんでもかんでも東京に集中すること無いんじゃないの。
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　六区通りに掲げられた新東京タワー誘致の看板を見てそんなこと考えてしまいました。雷門通りに出ると、大型マンションの工事で巨大なクレーンが道路のど真ん中に立っています。固定した電波塔を建てるよりも、このような可動式のタワーを造って、誘致を誘う場所を点々と回るっての、おもしろいかも・・・。