平成17年4月6日 旧暦2月28日大安
____________________________________ 桜が一気に開きましたよ。昨日の朝はまだ1〜2分咲きだったのですが、今朝 は既に5〜6分咲きってところでしょうか。浅草神社境内では、花の甘い香りに 誘われてやって来た小鳥たちのおかげで、まだしっかりと花びらを付けたまま落 ちてしまった桜が残念そうでした。モモちゃん、そんな桜を一枚ずつ嗅いで歩い ていますよ。春の臭いが判るのでしょうか、あほまろも嗅いでみました。懐かし い故郷の雪解けの臭いがしているのです。 そう、雪解けの臭いなんて形容は雪国に暮らした者でなければ判らないでしょ うね。寒く厳しい冬が終わりかけたころ、雪解け水が流れる小川の周りに、ふき のとうと一緒に芽を出す紫色のかたくりの花の臭いにも似た、まだ幼いころ、誰 にも逆らわずに故郷だけがこの世の総てだった、そんな素直なころの自分を思い 出させてくれる臭いなのです。 あほまろは今日からまた一つ年をとってしまいます。人間誰しも、年と共に体 力や記憶力も衰えてきます。またこれからは、寝たきりの生活を余儀なくされる ことだってあるかも知れません。しかし、人は、いくつになっても夢と希望を忘 れるてはいけませんね。そこには年輪を重ねるごとに味わった思いと、それぞれ の人生があるのですから。 58才になってしまったあほまろですが、まだまだ若い連中には負けられませ ん。やり遂げなければいけないことが山ほど残っています。そんな意気込みを新 たにしてくれるような、今朝の雪解けの臭いだったのです。 ------○------ 浅草六区通りの飾りが完成し、朝からカメラを持った観光客がやって来ました 。この看板を知っていたのかを聞いてみると、ここに来て始めて知ったとのこと です。浅草らしくてとっても楽しい通りですね。あほまろと同世代のおばちゃん の三人連れ、南伸介さんの看板がお気に入りのようで一緒に撮って欲しいなんて 頼まれてしまいましたが、看板の位置が高すぎて一緒に撮るのは難しいですよ。 この通りの開通式の様子と、14本の街路灯の両面に飾られた33名+予約済 と書かれたあと一人の芸能人たち。昨日ようやくホームページが完成しました。 最初は写真だけでも並べようかと思ったのですが、創っているうちにどんどん 凝ってしまい、開通式に撮った写真じゃ満足せずに再度撮り直してきたという念 の入れようだったんですよ。おまけに、額縁の中に入れたり説明書きまで写真に してみたり。ちょっと大きめの写真で構成してしまいましたが、ブロードバンド が当たり前の世の中、大きい方が綺麗で楽しめますよね。このページの上のリン クか、タイトルの浅草項目からご覧頂けます。 そうそう、予約済みのもう一人ですが、これは誰もが納得する浅草から出た芸 人らしいのです。聞くところによると、役者で、映画監督で、大学教授を兄に持 つ下町生まれで、大工のせがれで、元フランス座でエレベーターボーイをやって いて、浅草の師匠深見千三郎さんの最後の弟子・・・、とか。あまりにもヒント が多すぎて、いったい誰なのかますます判らなくなってしまった・・・。 山田洋次さんは映画監督ですが役者じゃ無いし、同級生に大工のせがれが居た けど兄は大学教授じゃないし、手鏡を没収された元大学教授、同じく元が付いて も元フランス座のエレベーターボーイなんてやって無かったし・・・。 今回の仕掛け人、くじら屋の河野さんも教えてくれないのですよ・・・。その うちにびっくりするよ・・・。 ------○------ 今夜は、浅草の夜景が一望できるイタリア風の食堂で、女房と息子があほまろ の聖誕祭を開催してくれるそうです。残念ですが、娘はニューヨークでお仕事中 、変わりに弟子の古麻呂も連れていってあげましょうね。 この年を祝ってくれるのは全然嬉しく無いけど、みんなが祝ってくれるって言 うから、しかたなく行ってあげることにしたのですよ。おや、素直に雪解けの臭 いを思い出したばっかりだっていうのに、やっぱりあほまろはアホですね。
今朝の写真 CANON EOS-1KissDN,CANON ZOOM 17-85 F4/5.6 IS 撮影枚数51枚 ____________________________________