平成17年3月13日 旧暦2月4日大安

- ラジオ時代 -


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 日増しに暖かくなってきましたね。今朝は風はちょっと強いようですが、とっ
ても爽やかな散歩をしてきました。浅草寺境内には春の観光祭の奉納提灯が並び
、さくら茶屋の周りには満開の桜も咲いていますよ。でも、今年は確か例年より
も桜の木が少ないようにも思えるのです。帰ってから昨年の写真を調べてみると
、数は同じですが桜の密度が違うんです。昨年はもっと下まで花が付いていたの
ですよ。これも予算をケチったからなのかな。また、奉納提灯もまだまばらです
が、こっちはそのうちになんとなく増えていくのでしょうね。
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 雷門通りいっぱいに赤い交通整理用のコーンが並び、数十メートル間隔で警備
員がそれを見守っています。そう、今日は林家こぶ平が林家正蔵の大看板襲名披
露のお練りが行われる日なのです。
 朝から林家正蔵と染め抜いた半纏を着た連中がたむろしております。お練りの
皮切りは10時30分から上野広小路をスタートし、寛永寺などを廻って浅草に
やって来るのは午後1時30分頃と書かれているのですが、パレードは特別なレ
イアウトをされた4トントラックが何台も隊列し、その全長が約60メートルに
もなるのだそうです。それで、朝から路上駐車を禁止するために路上に赤いコー
ンを並べているのですね。
 今回の襲名記念は、石原軍団が全面的に応援して行われ、広小路口では舘ひろ
しなど軍団の有名人も応援に駆けつけるのだそうです。浅草まで来るのかどうか
は判りませんが、今回のお練りはテレビなどでもさかんに宣伝されており、かな
りの人出が予想されます。なんたって、警備と保険に10億円もかけたイベント
なのだそうですから。
 こぶ平なんてあまり興味が無いので、あほまろは午後から浅草にやって来るの
を撮影しまようかね。何もわざわざ混雑する上野まで出かけなくても。
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 あほまろが苦学生だったころ、毎晩雀荘に流れていたラジオ番組「オールナイ
ト日本」、確か今はニッポン放送の社長の亀淵さんがパーソナリティだったっけ
。車を運転する訳じゃないのにわざわざ渋滞の中に突っ込んでいって交通情報を
伝える中継車の情報をみんなが黙って注目している床屋のラジオ「TBS945
」。彼女との会話が途切れたドライブ、なんとなくスイッチを入れたカーラジオ
から優しいお国訛りの言葉で質問に答えるおじさん。子供からの質問が何かウン
チクを教わった気持ちになった「子供電話相談室」。
 大正14年3月22日に日本でラジオ放送が始まってから、今年で80年にな
ります。戦前の歌謡ブーム、戦中の戦況放送、天皇の玉音放送で終了した戦争、
前畑頑張れで話題になったオリンピック、どんな田舎にも来てくれたのど自慢、
受験生の友だった深夜放送等々を考えると、日本社会にラジオが与えた功績は多
大ですね。ラジオ時代、テレビ時代、そして現代のインターネット時代において
もまだ重要な役割を担っているのがラジオ放送なのです。これからもっともっと
ネット社会になっていったとしても、決して無くなることは無いでしょう。
 今、フジテレビとライブドアの対決が世間を騒がせております。それと同時に
ラジオのあり方も問われるようになりました。お互いが何パーセント株を保有し
ているとかだけで騒いでいますが、その先が全く見えないこの戦い、どっちが勝
っても、これからのデジタル時代にふさわしいラジオ局のあり方を示してくれる
方に軍配を揚げて欲しいものです。
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 20年ほど前のBCLブーム、あほまろはその頃に買ったオールウエーブの短
波ラジオを未だに使用しております。音質は悪く雑音も凄く、そんな中から耳を
点にしながら必至に地球の裏からやってくる日本語放送「アンデスの声」。あの
懐かしいラジオ時代、これからもそのままであって欲しいですね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数35枚
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