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浅草の２月はこれといった話題も無いので毎朝の日記を埋めるのがとっても辛
いのです。かといって、全く関係の無いことを書くと「お叱りのメール」が舞い
込んできたりするのです。それじゃ、仲見世のどこどこが改装中だとか、近所の
不動産屋さんの自転車が新車になったとか、家の前の自販機のジュースが１００
円で買えるようになった・・・、そんなローカルなこと書いてもおもしろくない
ですよね。
毎朝モモちゃんに挨拶をしてくれる仲見世の和装小物屋さんのご主人が、話題
の手鏡を特異そうに差し出しながら、“これがあの有名になったのと同じ形の手
鏡だよ”、問屋の方が教えてくれたそうです。名詞を一回り小さくしたような大
きさで開くと両面に鏡が付いているのです。植草元教授が使ったというだけで、
人気商品になっているそうです。
「手鏡は身だしなみを整えるために携帯していただけで、のぞいていない」と
無罪を主張しているようですが、不審な行為をするので、横浜から１時間以上も
私服警官に尾行され、ＪＲ品川駅構内の上りエスカレーターで、とうとう手鏡を
差し出したのが決定的になったっていわれているので、スケベな行為をやったこ
とは間違いないのでしょう。
「大胆かつ卑劣な犯行で、常習性もうかがわれる」として懲役四ヶ月と、「手
鏡の没収」。これってとっても笑えますよね。思い入れのある手鏡を没収されて
しまった元教授の悲しみは判りますが、没収した裁判所ではその後いったい何に
使うのでしょうね。二度と再び同じような事件を起こさないように、手鏡にも百
叩きの刑・・・、壊れてしまうよ。
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この事件のテレビ報道では、必ずといって良いほど制服姿で短いスカートを履
いた女子校生が駅のエスカレータに乗る瞬間を後ろから撮した映像が使われてい
ます。それも、ローアングルでギリギリの線で撮った映像が多いのです。若い男
性ならボーッとニュースを見ていても、この瞬間だけは、おっ！と目がマジにな
るような映像なのです。これって、植草元教授だけではなく、報道のカメラマン
の方がヤバイんじゃないのかな。まさか、許可を取って女子高生に登場して貰っ
ている訳じゃなでしょう。
まるで、植草元教授が物色しているかのようなアングルで、ミニスカートの女
性を撮影して放送していいものでしょうかね。テレビ局の報道といえば、何をし
ても許されるのでしょうか。これだって立派な犯罪ですよ。
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「手鏡」の意味を調べてみると、「手に持って使う、柄がついた小さな鏡」と
あります。手鏡の特徴は柄が付いているってことのようですが、元教授が使った
のには柄が付いていませんよ。仲見世のご主人によると、この鏡は手鏡では無く
、業界では「携帯鏡」とか「折畳鏡」というものだそうです。
インターネットで今朝のニュースを検索してみると、どこの会社も「手鏡のぞ
き事件」として扱っているのです。裁判所でも「手鏡」としているようですね。
公的機関や新聞社がこんな状況なのだから、日本語がどんどんおかしくなってい
るのですね。
鏡といえば、天皇家の三種の神器にも入っているのですから、昔は大切な宝物
だったのでしょう。この八咫鏡（ヤタノカガミ）は、天照大神の岩戸隠れの際用
いられたとされる鏡だとか。鏡といっても、今のようにガラスじゃなく銅を磨い
て造ったもので、江戸時代までは鏡師なる連中が家々を回って鏡の研ぎ直しをし
て歩いていたのですよ。鏡一つとはいえ、嫁入り道具の一つとして、親子何代も
伝わって使い続けていたものなのですよ。
植草元教授も、鏡の神様に笑われないように二度と持ち歩くのは止めましょう
ね。危険を犯して自分で覗くより、テレビの報道画面を見ている方が楽しいかも
よ。
あ〜また浅草以外の話題でお茶を濁してしまった・・・。
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