平成17年2月6日 旧暦12月28日先負

- スピーフィー -

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 慣れてしまったとはいえ、寒い寒いといいながら毎朝の散歩を続けています。
そんな今朝はちょっと春の便りも聞こえてきましたよ。針供養の奉納提灯が並ぶ
淡島堂の門を潜るとどこからともなくウグイスの鳴き声が聞こえています。“何
の声”、モモちゃんも不思議そうに辺りをキョロキョロしてました。それもその
はず、境内の梅が少しずつほころんできたのですよ。
 こんなときは不調法なあはまろもなんとなく詩人の真似をしたくなったりして
しまうんですが、何か恥ずかしくてお見せできません。変わりに有名な和歌を。
「青柳の糸よりかくる春しもぞ乱れて花のほころびにける」(古今和歌集)
 寒いだかんだと言ってるうちに、春はすぐそこまで来ているんですね。
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 雷門通りの歩道の取り替え作業が北側でもはじまりました。あほまろの秘密基
地が有る南側は昨年早々に新しくなりましたが、北側の歩道も年明けから工事が
開始され、国際通りからすし屋通りまでの一部が完成しました。
 真新しい歩道を歩くのは気持ちが良いのですが、新しくなって一年を過ぎよう
としている南側の歩道は早くも繰り返し掘り起こされたり、工事用の車両の出入
りで壊されたりで無惨な状態になっている箇所も有るのです。
 北側の旧舗装は綺麗な亀甲タイルでしたが写真でご覧の通り、何度も掘り返さ
れているうちにどんどん壊されてしまい、今ではアスファルトむき出し状態が連
続する有様なのです。今回綺麗になったとしても、すぐまたこんな状態になって
しまうんでしょうね。
 雷門通りは浅草のメインストリート、いわば浅草の顔なのです。行政もこの通
りだけは、工事などの認可をもっと厳しく取り扱って欲しいものです。
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 新潟県山古志村から、闘牛3頭が浅草にお礼参りにやってきます。NHKの連
続テレビ小説「こころ」でロケ地となった縁で交流が出来た山古志村に浅草のみ
なさんが支援したお礼なのです。
 「こころ」でテレビ出演した「豆五郎」は被災で亡くなったそうですが、今回
は二代目「豆五郎」と、闘牛アパートで唯一生き残った「しのぶ」もやって来る
のです。
 新潟県山古志村の闘牛は角突きといわれる独特なもので、江戸時代の戯作者、
滝沢馬琴が「南総里見八犬伝」でも紹介し、現在は国の重要無形民俗文化財に指
定されているのです。震災で約70頭の闘牛のうち13頭が犠牲になりましたが
、「角突き」を必ず復活させるための浅草訪問は第一歩となるのだそうです。
 闘牛たちは新潟物産展が行われている「テプコ浅草館」で、午前11時〜午後
2時にかけて会場前で山古志村の長島忠美村長が記念写真のモデルになってくれ
るんですって。
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 今年8月15日に開業を予定しているつくばエクスプレスの愛称が「スピーフ
ィ」に決まりました。「スピード」(速い)と「グッドフィーリング」(心地よ
い)とを掛け合わせた造語だそうです。
 昨日、新しくなった秋葉原駅構内で行われた式典では、オリンピック銅メダリ
ストの浜口京子さんと、父親のアニマル浜口さんが「TX応援団」として登場、
「スピーフィ」に向かってお得意の「気合だ!」の十連発がテレビでも報道され
ておりましたね。
 東京の秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス・スピーフィ」、
最速の特急ではわずか45分で結ぶため、浅草駅は通過してしまうのだとか。そ
んな訳なのでしょうか、浅草の盛り上がり機運はどんどん減少しているようです
よ。つくばエクスプレスによって、浅草とつくば市の交流も始まるようですが、
この主役は秋葉原です。
 秋葉原駅では、開業を祝って沿線四都県十二市区町村の特産品フェアーも開催
されるそうです。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数37枚
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