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“雨の日は猫の顔もゆるむ”、そんな言葉があるように、雨になると気温が高
くなるというのが相場ですが、今朝は雪交じりの雨、暖かい訳がないですよね。
あほまろとモモちゃんは震えながら散歩を済ませてきました。
予報では朝方の曇りから午後には晴れるなんていっていて、雪が降るなんて一
言もいってなかったんですけどねぇ〜、ど〜なってるの森田さん、半井さん。
今、外を見ると雨から本格的な雪に変わってしまったようですね。
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浅草寺境内では、節分の豆撒き会場前の奉納提灯の設置も終わり、あとは出席
する芸能人の看板がだされると完成です。ここ浅草寺の行事として、今年の一月
は正月の混雑が一段落したところに十八代目中村勘三郎の襲名披露の「お練り」
などで混雑が続いていたのですが、二月には立春の前日に行われる「節分会」と
８日に淡島堂で行われる「針供養」だけなのです。
どちらもたいして大きな行事では無いので、人出は期待できないようですね。
そうです、２月はいつも忙しい浅草の休息日ってところでしょうか。あほまろの
ように、毎日の変化を記録している者にとってもちょっとゆっくり出来る月でも
あるのです。
神社仏閣の「豆撒き」が世間に知れ渡ったのは、天保末期に出版された「江戸
名所図絵」に登場します。その本の中の挿絵には、年男が浅草寺本堂内の柱の上
に乗って豆とお札を蒔いている姿が描かれているのです。他の記録としてこの「
豆撒き」を紹介した物が見あたらないこともあり、節分の「豆撒き」を今のよう
に大衆行事として行ったのは、浅草寺が最初ともいわれております。
「福は内！、鬼は外！」今では全国の社寺で開催される節分の「豆撒き」です
が、豆を蒔くのは一緒でも、福豆を頂いた効能が各所で異なっているんですよ。
それぞれ社寺のオリジナリティーを出しているのが楽しいですね。節分豆撒き（
福賞有り）とか、空くじなしの景品抽選券付などあの手この手の人集めを行って
いるところもあるようです。
ネットで様々な社寺の「豆撒き」を調べていると、「みかんと一緒にカール（
チーズ味）が袋ごと飛び交う豆撒き」なんて神社もありましたよ。
しかし、本来の豆薪の目的は、「災厄を積極果敢に祓い強運や福を招く繁栄有
徳のめでたい伝統の神事、御家運・御社業の御隆昌、厄除け・開運招福をお祈り
して福徳を積む豆を頂く」それが目的なのです。景品目当てに参加するのは邪道
ですよ。
ちなみに、浅草寺の「豆撒き」には景品はございません。それに、「福は内！
、鬼は外！」のかけ声も、「福は内！、福は内！」。浅草寺境内には鬼はいない
のですって。
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昨日は初天神でした。大工の熊五郎が倅の金坊を連れて出かける噺を思い出す
方も多いでしょうね。あほまろも、あれこれ欲しがってねだり始める金坊を思い
出しながら亀戸天神の初天神祭（鷽替え神事）に行ってきました。
初天神とはいえ、人出は浅草寺とは比べ物にならないほど。普段の浅草寺でも
もう少し大勢の参拝客が訪れているような混雑（？）ぶりです。ここでは、初天
神だけに授けられる大小７種類の木彫りの「鷽」があるのです。あほまろは毎年
小さい方から３個授かっテレビの上に置いているのですが、なんと今年は総て売
り切れ、残っているのは大きい方から二つ目だけなのです。
でも・・・、せっかく来たのです、一個五千円也でお授けを受けました。そう
ですよね、値段の問題じゃないのです、なんて心の中で呟きながら。しかし、こ
の「鷽」は自分で授かっただけじゃ御利益が薄いのです。誰か側に居る方と同じ
ものを取り替えて始めて御利益が発生するという難物なのです。
そこは抜け目のないあほまろ、嫌々ひっぱって行った神仏とは全く縁のなさそ
うな友人にも、同じ五千円也でお授けを受けさせたのでした。
これが功を奏したのか、友人が渋々授かった「鷽」で総てがお終い。なんと、
最後の一体を授かってしまったのです。「鷽」は、取り替えて始めて御利益が発
生するもの、最後の一体は取り替えた者の「福」になってしまうんですよ。ラッ
キーと言うか、友人に感謝というか、今年の亀戸天神の初天神祭の残福まで頂い
てしまいました。
でも・・・、天神様は菅原道真を祀った学問の神様です。御利益は合格祈願な
のです。あほまろは受験をする訳じゃなし、何の試験を受ける訳でもないので、
せっかくの御利益も意味が無いですかね。
あほまろが昨年お授けを受けた三体の「鷽」を社殿にお返しし、今年一年の家
内安全を祈願してまいりました。（写真の赤丸の三体です）
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