平成17年(2005)1月12日 水曜日
旧暦12月3日友引

- 自由 -

 モモちゃんの御用場が霜柱で盛り上がっています。天気は良いのですが、気温
はかなり低いのでしょうね。最初は震えながら歩いているモモちゃんです。お互
い、年をとると真冬の朝の散歩ってのは辛いですね。でも、観音堂前まで歩くと
結構暖かくなってくるのんですよ。
 こんなに寒くなると散歩に出かける時間も遅くなり、散歩コースも短絡してし
まうのですが、お互いの健康のため止めることは出来ないのです。毎朝わずか小
一時間歩くだけでもちょっとは健康に寄与しているのでしょう。おかげで、あほ
まろの血糖値も血圧も下がってとっても健康な毎日をおくっているのです。
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 一月もそろそろ半分が過ぎようとしています。浅草寺で最後まで松飾りが有っ
た雷門前ですが、今朝はポールだけになっています。とうとう昨日取り外されて
しまったのですね。今朝は境内のあちこちに立てられた「御祈祷申込所」の幟の
撤去が行われております。あとは本殿両側に設置されている祝樽の柵を片づける
と完全にお正月が去っていくのです。
 あっという間に過ぎ去っていく時の流れ。人間だれにでも平等に与えられてい
る時の流れなのですが、最近は特に早く流れているようにも感じませんか。子供
の頃、お正月を指折り数えて待ったあの長さ、そして世の中全体が「お正月」っ
てムードいっぱいで迎えた元旦。
 元旦の朝、家族全員で神棚を拝んでからお雑煮をいただき、わずかなお年玉に
喜んだものです。毎年父親は“一年の計は元旦にあり、今日はお賽銭以外にお金
を使ってはいけない”、そんなことを言っていたのが元旦の朝の思い出です。あ
ほまろの子ども達にも同じことを行ってきたんですけどね。
 そんな訳で今でも元旦にお金を使うっていうのにためらいが有るのです。当時
は、元旦から開いているお店なて無かった時代なのでそれで良かったのでしょう
が、最近では初詣に行くのに電車賃もかかれば食事もする。また、商店街では初
詣の客を目当てに福袋を積み上げ、商品の安売りも行っているのです。
 元旦は、いつもよりお金が出ていってしまう日になってしまったようにも感じ
てしまうのです。今年は、っていうと娘と娘の彼氏を連れて浅草寺と浅草神社に
初詣、そして蕎麦屋さんで昼食。やっぱり今年も使ってしまいましたよ。
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 元旦は毎年決まって1月1日です。そんなの天変地異が有ったって当たり前で
すが、問題は成人式ですよ。あほまろの父親は1月15日生まれだったので、成
人式が誕生日と憶えやすかったのですが、こうコロコロ変えられてしまうと、つ
いつい父親の誕生日を忘れてしまうんですよ。
 最近の成人式では、若者が羽目を外して騒いでいる様子がテレビで流れていま
すが、一概に彼らが悪いなんてこと言えないのではないでしょうかね。ちゃんと
決まっていた日をコロコロ変えた政府の方にも問題が有るようにも思えるんです
よ。我々の頃の成人式は15日と決まっていたので、友人らと当時を話す時でも
、みんな同じ日の同じ時間を思い出すことができるのです。1月15日の重みを
実感しているっていっても過言では無いような。今の若者達が将来自分の成人式
の日を正確に覚えているってのは無理でしょうね、この調子じゃ・・・。
 浅草寺西に新しく出来た門の両側の提灯が壊されています。近所で掃除をして
いるおばちゃんに聞いてみると、“成人式の夜に晴れ着を着た数人の男女が酔っ
ぱらって壊していった”。大人になったという「自由」、何をしても良いという
訳じゃ無いんですよ。かえって、大人になったら罪が重たく成るってこと成人式
で教えて貰えなかったのですか。それとも、成人式の日をコロコロ変える日本政
府にも問
題が有るのかな・・・。
 草葉の陰で成人式生まれのあほまろの父親も嘆いているかも。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数22