平成17年(2005)1月11日 火曜日
旧暦12月2日先勝

- 鏡開き -

 あほまろが浅草に住んで6年目になりますが、今朝の雷門を撮影するのは始め
てなのです。意味の判らないことを言っているようですが、毎年1月10日は大
阪今宮戎の十日戎をお参りするために大阪泊まりだからなのです。この日だけは
毎年モモちゃんの散歩は女房がやっているのです。だから始めてなのです。
 昨日の日記にも書きましたが、この5年間と今年の一年間の朝の雷門の写真を
完成するためには、どうしても今朝1月11日の朝の雷門の写真が必用だったの
ですよ。それで一日早い宵戎をお参りしたのです。
 “とうとう総ての日にちが埋まった”、何かすごい充実感です。それがどうし
なの・・・、なんて言わないでね。たわいの無いあほまろの楽しみなんですから
ね。
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 昨日はご存じの通り成人式でした。毎年朝の浅草公会堂前に集まった新成人の
姿を撮影してきたので、早めの新幹線で帰って来たのです。午後になってしまう
と、浅草の街のあちこちに振り袖姿の新成人もまばら、また肝心の雷門前にはほ
とんどやって来ないのです。
 助手の古麻呂と待つこと数十分、ようやく数人の晴れ着姿の新成人を見付けて
成人式の雰囲気を撮らせてもらいました。年間の歳時記を記録しているあほまろ
にとって、成人式の雰囲気も雷門前でなくちゃいけないんですよ。それも、その
年のその日じゃなければね。
 今、今期の浅草の歳時記をまとめているところなのです。この一年間に起こっ
た様々な出来事、たとえばオリンピックの聖火が来たとか、浜口京子ちゃんが、
一日警察署長で交通安全を訴えたとか、これらをまとめて浅草の情報誌を飾らな
ければいけないもので。
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 鏡開きの今日は、その年の年神さまに供えた鏡餅を、お汁粉などにして食べる
行事とされています。また、商売をやっている方々は「蔵開」ともいわれ、昔は
今日始めて蔵を開けるとも言われています。商売人も元旦から10日間は仕事を
しなかったんでしょうかね。
 「蔵開」なんて言葉、酒蔵の行事で耳にしますが、これはだいたい毎年2月に
行われる行事で、普段絶対飲めない、濾過前のお酒や、醪(もろみ)なんてのも
飲めちゃったりしたっけ・・・。おや、このところちょっと飲み過ぎたので、今
日から酒を断とうと決心した、あほまろが思い出すことでは無かったかな。
 鏡開きの伝統は、武家の風俗が始まりであったため、“切る”を嫌い、包丁な
どの刃物を用いるのは禁物なのです。お餅を手で割り砕くか、金づちなどで割り
開くようにするのが本来の鏡開。歳神へのお供え物をいただくことによって、一
年の一家一族の無事息災が約束されるという意味があり、また食べ物をたいせつ
にする心がけを家族に知らしめるってことも関係しているようですね。
 でも・・・、我が家の奥の神様はカビが生えてる・・・、なんていって捨てて
しまうんですよ。もったいないねぇ。
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 今朝の朝刊に、「ネズミが言語聞き分けた」なんて夢のような記事があります
。これによると、日本語とオランダ語の文章をコンピューターの合成音声で流し
た聞き分けさせる訓練を繰り返した結果、日本語とオランダ語を聞き分けること
ができたそうです。
 このような実験で同様の能力が実証されているのは、人間と小型サルの一種だ
けだったとも書かれています。この研究チームは「言語を使うのに必要な能力は
、人間だけではなく複数の動物に備わっている」なんてもいってますよ。
 我が家の犬たちもちゃんとあほまろの言葉を理解しているんですよ。でも、モ
モちゃんに日本語とオランダ語の相違を教えても何の意味もないので、我が家で
はそんな教育には興味はありませんがね・・・。このチーム、これからも色々な
動物で実験をしてみるそうです。次はゴキブリにでも教えてみてはいかが?究極
のペットになるように・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数19