大阪に来ています。そう、今日は戎さまなのです。地元では「えべっさん」の
名で親しまれている今宮戎神社の「えべっさん」。あほまろは２７年間毎年この
の「えべっさん」に来ているのです。今日が本祭りの十日戎なのですが、今年は
前日の宵戎のお参りとなりました。
　なぜ宵戎になったかというと、先日公開した５年分の雷門の写真には、毎年１
月１１日の写真が存在しないことに気付き、なんとか今年だけでも１１日の写真
を埋めようと考え、一日早いお参りになったのです。
　商いの町大阪の商売人が一年の商売繁盛を祈願して、集まってくる「えべっさ
ん」、関西の守り神として親しまれており、関西人は「えべっさん」が終わらな
いと新しい年が来た実感が湧かないといわれるほど有名なお祭りですが、関東で
は全くといって良いほど知られていないんですよね。
　関東での同じようなお祭りとして１１月の酉の市がありますが、盛り上がりぶ
りはその比じゃないんです。狭い境内が身動きできない人で埋まり、押すな押す
なの人ごみの中をかき分けて賽銭箱の真ん前まで駆けつけて今年一年の商売繁盛
を祈願するのです。その後は両側のひな壇に並んだお気に入りの戎娘から笹飾り
を付けてもらうのもまた大変、可愛い娘の前にはこれもまた長い行列が出来てし
まうのです。
　これが関東のお祭りだったとしたら、きっと警官がバリケードを張って整列さ
せてお参りをさせるのでしょうが、関西でそんなことをしたら大暴動が起こるか
も知れないのです。何の規制が無くても「えべっさん」は人々の喧噪をちゃんと
整えていてくれているのかも知れませんね。
　「商売繁盛で笹持って来い、商売繁盛で笹持って来い」
　「えべっさん」は今日の「本えびす」で最高潮を迎え、明日の日の「残り福」
で幕を閉じるのですが、この３日間の今宮戎神社を訪れる参拝客は１１０万人と
予想されているのです。
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　今年の初詣で問題になった偽札騒動、この「えべっさん」にも影響を与えてい
るようです。今宮戎神社では、周辺に出店する７００店以上の屋台などと共に、
偽札使用を食い止めようとの厳戒態勢を敷いているようです。神社では、「えべ
っさん」の開始前に、偽札についての「臨時講習会」を実施。また、福笹に飾る
縁起物やお守りを販売する「授与所」での金銭の受け渡しは素人の福娘が担当す
るため、「あわてないで、より丁寧に（お金を）扱うように再確認しました」と
ニュースで報じられておりました。
　そんなこともあって、昨夜の福娘の後ろにはお金を数える係員を配置し、偽札
をつかまされないようにダブルでチェックしていましたよ。
　また、ユニークなのは屋台のお店総てに、「偽札警戒中　偽札お断り」の張り
紙が貼られておりました。これも今年の社会現象の一つなのでしょうね。
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　これから、新幹線で東京に帰ります。今日は成人式なので、浅草は振り袖姿の
娘さんたちで賑わっているんでしょうね。帰ってから、モモちゃんと一緒に関東
の福娘のお参りもしなくっちゃ。
　伝言：古麻呂君、午後２時には秘密基地に到着しますよ。