平成16年(2004)12月27日 月曜日

- 残り僅か -

 今年も残り僅か5日となってしまいました。みなさまにとって良い年だったで
しょうか。あほまろは喪中だし、モモちゃんは入院するしで、あまり良い年だっ
たとは言えないことがいっぱいありましたよ。今年こそは平穏無事に過ごせます
ようにと毎年初詣で神仏にお願いしてるんですけどね。
 雷門の側に恒例のガサ市が出来ました。ここで売られる松飾りや注連縄は主に
地元書店街の方用なので、この地区は浅草公園地の鳶頭が仕切っております。あ
ほまろが住んでいる雷門地区は田原町の鳶頭が引き受けており、そろそろ我が家
の神棚や玄関にも飾り付けに来てくれるのでしょう。
 このように、下町では昔からなんとなく続いている仕来りってのが有るのです
。飾り物や松などは自分で買って飾れば安くて他人の手を煩わせることは無いの
ですが、そんなことをするのはヤボな連中。年に一度だけの正月飾りくらいは、
高く付いても、ご祝儀として鳶頭にやって貰うのが気持ち良いんですよ。
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 今日は「浅草仲見世記念日」です。明治18年、仲見世商店街として煉瓦作り
の新店舗139店が開店した日なのです。それまでは両側に支院を配した参道だ
ったのですが、無秩序に出店する屋台や茶屋のトラブルが絶えず、当時の東京市
が浅草寺よりこの土地を借り上げ、煉瓦造りの商店街に変えたのでした。
 その後、大正12年の関東大震災で総てが倒壊てしまいましたが、翌年の夏に
は鉄筋コンクリートの建物として再建され、先の大戦で多少の被害を受けました
が、ほぼ当時のままで今に残っているのです。
 年末のかき入れ時でもあり、119年目を迎えるこの日も特別なイベントは行
わないそうです。来年は120周年の区切りの年、日本最初の本格的アーケード
として登場した仲見世をアピールする何かを計画して欲しいですね。
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 昨日、ようやく過去の写真の整理を終え、5年間撮り貯めた雷門の写真を公開
いたしました。といっても、雷門の建物自体何の変化もありませんが、整理をし
ていて気付いたのは、季節や行事によって様々な変化を見せてくれている雷門な
のです。当然、早朝の散歩なので、仲見世のお店はまだ開いていませんが、それ
でも早朝からこの場所を訪れる人たちの様子が雷門を介して様々な変化を見せて
くれているのです。
 毎年繰り返される浅草の行事のたびに出される幟や、看板、そして季節毎に取
り替えられる仲見世の飾り等々同じようで毎年どこかが違っているのです。これ
らの写真は500万画素を越えるフルサイズ・データーで保存をしております。
250Gのハードディスク2台にびっしり詰まった5年以上にもさかのぼる浅草
の風景と、雷門。いったい、どのような見せ方をしたら楽しくなるのでしょうか
ね。 色々悩んだ末、とりあえず5年分の写真を日付別に並べてみました。
 どなたか、これら写真の良い活用方法を考えて頂けませんか。この他にも、宝
蔵門や浅草寺本堂等も毎朝記録しております。それらもまとまり次第ご覧に入れ
ますね。
 こんな写真を撮り続けている人って、他に居るのかな・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数27枚