新聞を開くと見慣れた光景が飛び込んできました。そう、毎朝歩いている仲見 
      世です。それも「賀正」を目出させた写真なので、まるで浅草はもうお正月のよ 
      うな印象を受けてしましますね。おまけに、商店街を歩く大勢の人達もまるで初 
      詣に来ている人達のようにも見えるのです。 
       それもそのはず、タイトルは『早くも正月気分』。『今年も残すところ1週間 
      を切った25日、東京。浅草寺の仲見世では、一足早く正月の飾り付けが施され 
      、観光客の目を楽しませている』との説明書きを沿えて。 
       また、一昨日の東京新聞には、『台東イラストマップ製作』、台東区にある全 
      三十六カ所の神社を紹介したイラストマップ「台東区神社マップ」が完成し、一 
      月一日から各神社で無料配布する。マップはかわいいイラストで描かれており、 
      初詣でに役立ちそうだ。そんな記事を見付けました。 
       このイラストを描いたのは、今戸神社の禰宜(ねぎ)、市野智絵さんです。彼 
      女はお父さんが神主を務める今戸神社の禰宜になる前はイラストレーターとして 
      活躍していた方なのです。あほまろは神主のお父さんとは飲み友達でもあり、娘 
      さんがまだ巫女さん時代に御一緒したことがあるのです。まだ実物は見ていない 
      のですが、彼女のイラストはどのようなものかを知っているので、きっと今まで 
      の神社発行物とは思えない可愛いマップになっているのでしょう。 
       智絵さんは屋根や拝殿の造りなど、各神社の特徴を正確に描くため、全神社を 
      くまなく回り、完成までに約半年を要したと紹介されておりました。一月一日か 
      ら各神社で無料配布する前に、内緒で一枚貰って来ようかな。 
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       お正月の歌舞伎公演の準備作業が始まったようです。浅草公会堂の周りには、 
      大道具を積んだトラックがいっぱいやってきました。荷台の大道具には今回の演 
      目、「御所五郎蔵一場」とか「大和往来」など、どの幕で使われるものかの詳細 
      が書かれています。今まで何度も使われているような年季の入った書き割り類で 
      すが、歌舞伎座とは舞台の大きさ違う公会堂でも大丈夫なのでしょうかね。人事 
      ながらちょっと心配してしまいましたよ。 
       今年のあほまろのお正月は、四日の浅草公会堂から始まり、新橋演舞場、歌舞 
      伎座と連日のお芝居三昧なのです。お正月飾りとおめでたい雰囲気の中での歌舞 
      伎観劇、今からワクワクしているのです。特に、来年三月には中村勘九郎さんが 
      十八代中村勘三郎を襲名する年でもあり、今まで以上に歌舞伎の話題も多くなる 
      でしょう。「韓流」も良いけれど、これを機会に来年はみなさまも日本人として 
      、日本のお芝居を再確認する良いチャンスかも知れませんよ。 
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       あほまろの住むマンションの側の浅草専門店会の事務所ビルの屋上に大きなデ 
      ィスプレーが設置され、一昨日から試験放送が始まりました。これから雷門通り 
      で開催されるイベントでは案内やプログラムなどを流すのには便利になるのでし 
      ょうが、今、この日記を書いている最中にも「キンコンカンコン」何かが聞こえ 
      ているのです。毎日も朝っぱらから騒音を聞かされる羽目になるとは思ってもみ 
      ませんでしたよ。あほまろが文句を言う前に、町会の連中がクレームをつけてく 
      れることを願っています。  
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