平成16年(2004)12月25日 土曜日

- かるた取り -

 “もう寒いなんて言わない強い子になるんだ”、覚悟を決めて外に飛び出して
いったのですが、やっぱり寒い!!モモちゃんは毎日家の中のあほまろの書斎で
寝ています。暖房はつけていませんが、マンションの室内なのでそれなりに暖か
く満足しているようです。ですから外の寒さは絶えられないようです。見た目に
判るほど震えているんですよ。尻尾も下がりっぱなし、そそくさと用を足して、
“もう帰ろうよ・・・”、なんて顔であほまろを見上げるのです。
 そうはいかないよモモちゃん、やっぱりお互いの健康のために歩かなくっちゃ
ね。そうして30分も歩いていると震えも止まり尻尾も丸まってくるんですよ。
 今朝の浅草寺境内では、正月の雰囲気のスチール撮影が行われております。何
かのポスターにでも使うのでしょうか、振り袖姿の若いお嬢さん、毛布を抱えて
震えながら撮影の準備を待っていました。あなたも、準備が出来るまでその辺を
歩いてみたらいかがでしょうか。
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 世の中イエス・キリストの降誕記念日で盛り上がっていますね。でもこのクリ
スマスって行事は、西暦336年にイエス・キリストの降誕の日と決定されたの
ですが、キリストがこの日に生まれたという確証は何も無いのです。もともとこ
の日は、ローマの冬至を祝う「太陽の祝日」をもっとみんなに祝ってもらおうと
、決定されたのでした。本当のキリストの誕生日なのだったら、なんで336年
も後で制定されたのかっての、みんな不思議に思わなかったのでしょうかね。
 それよりも日本人なら知っておきたいのは、大正天皇が崩御されて元号が昭和
に変わった日なのですよ。そっちの方が重要なのでは・・・。
 あほまろ家は代々曹洞宗なのでキリストの生誕を祝う習慣は無いのですが、現
在では宗教を越えた年末の国民行事となってしまいました。今年も女房がケーキ
を買ってきました。子ども達が小さいころには世間並みに大きくてサンタクロー
スやトナカイなんかの飾りが豪華なものを奮発したのでしたが、今では子ども達
は勝手にどこかで盛り上がっているようです。ここ数年は女房と二人だけのクリ
スマスなのです。ですから、ケーキも写真でご覧の通りの小型版。でも、一丁前
に飾りも付いてそれらしく見えるでしょう。これでジングルベルでも歌ったら、
立派なにわかクリスチャンでしょうね。
 ささやかなパーティの最中、テレビをつけるとピンクレディーの波瀾万丈が流
れています。デビュー当時の懐かしい映像の数々、そんなのを見ていると、ちょ
うどその頃、子供が産まれたばっかりでとっても苦しかった時代が小さなケーキ
にだぶって見えてくるのです。あの頃のクリスマスもこんな小さなケーキでイブ
のまねごとをしてたっけ・・・。
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 年末になるとマスコミに登場する“ルミナリエ”なんて聞き慣れない言葉。最
初の登場は、阪神・淡路大震災での犠牲者の鎮魂と都市の復興を目的として、元
町近辺で例年開催されてるイベントの最終日に街頭を光で装飾したアーチが設置
されたのが始まりなのだそうなので、今年でちょうど10年目を迎えます。
 12月13日から明日の26日まで元町通り全体が22万個の光のトンネルに
なり、期間中は五百万人の見物客で賑わうのだそうです。あほまろは2年前、ち
ょうどその時期に神戸で仕事だったので、遠くからその様子を見せてらったこと
がありますが、混雑の中に入るのは遠慮しました。
 東京でも一昨年から“ルミナリエ”のまねごとのような、“ミレナリオ”なる
行事が東京・丸の内のオフィス街で開催されております。こちらは昨日のクリス
マス・イブから大晦日まで開催されるようですが、神戸とは比べものに成らない
規模だとか。
 それにしても、どうして同じような名前を付けたんでしょうね。どうせ真似る
のなら同じ名前でも良かったんじゃないかな。そういえば、ピンクレディ全盛期
に“ピンクガールズ”とか、“ピンキーズ”、なんて物まねのような名前のデュ
エットも続々登場しておりました。もっと昔の“美空ひばり”全盛時代には、あ
ほまろの町にも、“青空ひばり来る!”なんてポスターが貼られましたよ。
 “ルミナリエ”“ミレナリオ”、これも似たような表現じゃ・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数31枚