地震恐かったですね。東京でも震度4が襲ったのでしたが、直接被害は無かっ
たようです。あほまろの秘密基地では棚から本や空箱が落ちてきた程度でしたが
震源地の新潟県では死傷者600人以上の大災害になってしまったようです。
特に小千谷市の近郊の山越村が今朝の時点でも孤立状態で被害の様子も判らな
いとのこと、通信網が発達した現在でも通信孤立なんて地区がまだ残っていたの
ですね。この山越村といえば、昨年NHKの連続テレビ小説「こころ」で浅草と
一緒に舞台になった村です。主人公のお父さんが花火制作に勤しんでいた村なの
で何か浅草と姉妹都市のようにも感じてしまう村なのです。こんな事態を、浅草
のみんさんも黙っている訳にはいかないでしょう。さっそくみんなで救援物資を
送ってあげましょうね。
また、昭和39年新幹線が開業以来始めての脱線事故も起こりました。テレビ
の画像を見ると、高架線上で今にも崩れ落ちそうな状態で停まっています。まる
で関西大震災の時、高速道路で宙ぶらりんになっていたバスを彷彿させるような
状態、大事に至らなくて良かったですね。これで、新幹線神話の崩壊ですよ。や
っぱり新幹線も安全な乗り物では無かったのですね。恐い恐い・・・・。
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浅草の朝は何も無かったかのように明けました。う〜寒い、外に出た瞬間吹き
付けてくる風に身が震えてしまいます。天気は良いのですが、風は一段と冷たく
なってきたのですね。この寒さ、新潟で被害に遭われている方々の苦しさをお察
しいたします。みなさん頑張ってください。
雷門前の並木通りに「東京時代祭」の幟が並びました。昨年までは道路の両側
を飾っていたのですが、今年はもっと目立つようにと並木通りの中央分離帯すべ
てに幟を並べることにしたのだそうです。これじゃ弥が上にも浅草を訪れる観光
客の目に触れることでしょう。これから浅草中この幟がはためくのですよ。「東
京時代祭」は、11月3日文化の日の午後1時から、馬道通りから雷門通りを練
り歩くのですよ。
もう一つ浅草の話題、今朝花屋敷の周りでいやに広くなってすっきりしたなぁ
・・・、そんなこと思って通たのです。通り過ぎてから気付きました。そういえ
ばこの場所にコインロッカーが並んでいたっけ・・・。小さな貼り紙には、10
月19日早朝撤去したとあります。あほまろもこんな所のロッカーを利用する人
って多いのかな〜、なんてついこの間まで思っていたのですよ。なんとなく暗く
て汚れたイメージの通りだったのですが、これですっきりして、良い通りになっ
たかもね。
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昨夜、浅草同様、花街の風情を残す墨田区向島の見番通りで「おわら風の盆」
が開催されました。富山県八尾町に江戸時代から伝わる民謡踊りで、哀調漂う胡
弓と三味線の音に合わせ、編みがさをかぶった男女が静かに踊りながら練り歩く
姿をテレビなどでは見たことがあるのですが、本物を見るのは始めてです。
女房と一緒に重たい機材を抱え勇んで出向いたのです。現場は予想を上回る観
客で賑わっていました。賑わっているといっても、狭い歩道を埋め尽くした観客
のざわめきだけで肝心の「風の盆」はいったい何処なのでしょう。
ワイワイガヤガヤ待つこと数十分、遙か彼方から踊りの集団がやってきました
。それも、僅か30名足らずが踊っているだけなのです。後ろから三味線と胡弓
を演奏する方々が着いてくるのですが、周りの喧騒で全く聞こえないのです。こ
の連中が、見番通りを行ったり来たりするだけ、一度通り過ぎろと戻って来るま
で1時間ほどかかってしまうのです。
見物の途中で何度も襲ってくる地震で現場は更に騒々しくなっていましたが、
そんな事関係なしに5万人を超える観客の前で淡々と踊る女性18名男性10名
演奏10名の「越中おわら節同好会」の連中がなんとなく気の毒にも見えてしま
う、鳴り物入りでマスコミまで動員して宣伝されたわりには寂しいイベントでし
た。
見物のみなさん、「こんなんじゃ来なけりゃ良かった・・・」ですって。隣で
見物していたおばちゃん、「高円寺の阿波踊りみたいな・・・」イメージでわざ
わざ茨城県からやってきたそうですよ。ちょっと残念でしたね。
このイベントは今年が始めて、関係者も深く思慮することなく見切りスタート
をしてしまったのでしょう。5万人以上の観客も予想していなかったのかも。来
年はもっと大勢の踊り子を連れて来て盛大に開催しましょうよ。
でも、これに懲りた今年の観客、来年も来てくれるかな・・・。
今年の夏、サントリー地域文化賞を受賞した八尾町の「富山県民謡おわら保存
会」の福島順二さんが言っています。「風の盆の人気が出て、観光客が集まって
くれるのはありがたい。ただ、道ばたに人がごった返すなかで見てもらうのが本
来のおわらなのかな。暮らしに根づいた素朴な“おわらの心”を伝えていくこと
が大切なのです・・・」そんなコメントも。地方で根付いた伝統文化を東京に持
って来るなんて発想自体が無理なのかもね。
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