良いお天気ですね。とっても気持ちの良い朝の散歩です。これからもこんな秋
晴れが続いて欲しいですね。特に来月に入ると浅草では酉の市や時代祭など屋外
のイベントが目白押しなんですからね。
　観音裏広場では、来月の文化の日に行われる「東京時代祭」の準備が始まりま
した。出発式の桟敷席や行列に使う大道具がどんどん運び込まれていましたよ。
早々と、三社様の御神輿を乗せて移動する小舟もありますよ、こんなの見ている
と気分は時代祭ですね。
　今日はお隣の墨田区向島の見番通りで「おわら風の盆ｉｎ向島」が開催されま
す。この「おわら風の盆」は富山県八尾町に江戸時代から伝わる民謡踊りですが
、今から７５年前に向島の師匠が踊りの手直しをした経緯があることがきっかけ
となって墨田区での開催を進めてきたそうです。これを機会に向島花柳界の活性
化の一助にと、向島墨堤組合や地元町会らで実行委員会を結成し、開催の運びと
なったそうです。
　午後四時半から八時まで、都内や神奈川県の踊りの愛好家らでつくる「越中お
わら節同好会」のメンバー４０人が連を連ね、本場仕込みの踊りを披露する そう
なので、あほまろも見物に行ってきますよ。
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　新しい台風が発生しているようですが、日本には直接の影響が無くなったそう
です。この週末からはぼちぼち紅葉の頼りも聞こえてくるようになり、日本列島
はちょっと遅めの行楽日和が始まりますね。あほまろが北海道で仕事をしていた
頃のこの時期には「観楓会（かんぷうかい）」と称して、寒さを堪えながら野外
でジンギスカンパーティなんてのを思い出します。
　文字からお察しのとおり“楓（紅葉）を観賞するための会”という読んで字の
如く、今では北海道独特の行事になっています。秋になると紅葉が始まっていな
くても、気分は「観楓会シーズン」への突入なのです。さまざまな飲食店や宿泊
施設で観楓会用のプランも続々と登場するのですよ。
　北海道では、本格的な雪の季節を迎える前に秋の行楽シーズンを楽しもうと生
まれた行事です。本州が春のお花見で盛り上がっている時期、北海道ではまだ雪
が残り桜の花なんてのには全く縁が無いのです。その代わりとしてこの時期に自
然との関わりを思う存分盛りあがる、ってのが始まりのようですね。
　この「観楓会」ってとっても古風で風流な言葉、本来は俳句や茶道をたしなむ
連中が使用したようですが、この漢字をいざ書こう入力すると、どの変換機能も
まともに変換してくれないのですよ。北海道に住む者にとってはお馴染みの言葉
なのですが今となっては、これも一種の北海道弁になってしまったんだべか、ち
ょべっと入れてもいいんでないかい、こして、まてーに書くべとしたって、ろく
たまゆるくないしょ、このまんまじゃなんかあづましくないべさ・・・。
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　太平洋戦争が終わって来年でちょうど６０周年になります。戦後生まれのあほ
まろにとって、戦争の苦しみは経験無いのですが、戦後の貧しい日本の状況だけ
はしっかりと記憶しています。
　戦争の悲劇といえば、誰もが知っていて今でも学んでいる広島や長崎、それに
沖縄。もちろん戦争で一番被害を被った地区なのですが、この東京の被害につい
てはそれらの影に隠れてしまって今では学ぶ場所も無くなってしまったようです
。終戦直前の死者１０万人以上、負傷者１１万人以上、１００万人以上が家を失
っ.た東京大空襲のことも絶対に忘れてはならない出来事なのです。
　「あの日から６０年と云う歳月が過ぎたというのに、目を瞑って思いを手繰る
と、ついこの間のことのように幼き日の私が戻るのです」、海老名香葉子さんが
みんなの前で６０年の歳月を振り返ります。小学校五年生の時に東京大空襲で祖
母、両親、兄二人、弟と６人の家族を失い、生き残った兄と二人で厳しい現実を
書き綴った私小説「あした元気になあれ」がアニメ映画として制作されます。
　昨夜は、浅草東洋館において、このアニメ制作の「下町応援団」の結成式が開
催されました。あほまろもこの映画の時代考証と資料を提供している関係でご招
待を受け、参加してまいりました。
　原作者の海老名香葉子といえば、故林家三平師匠の奥さんでこぶ平や一平さん
のお母さんです。関係者のご挨拶が終わり、前作アニメ「うしろの正面だあれ」
が上映され、戦争の悲惨さに参加者全員が涙しておりました。
　「子どもは、育まれた愛によって、どんな困難でも乗りきる勇気が湧く、精い
っぱい生きることができるということを、皆様にお伝えしたいの思いです。そし
て無惨な戦争が二度となきよう祈るのです・・・」
　映画の完成は来年３月１０日、いみじくもあの悲惨な東京大震災の６０年記念
のその日に封切られるそうです。みなさんも、もう一度あの悲惨な戦争を考える
良い機会かも知れませんよ。是非このアニメ応援してあげてくださいね。