平成16年(2004)10月13日 水曜日

- 罰当たり -

 シトシトピッチャン、シトピチャン・・・、六日目の朝も雨だった・・・。
連日の雨、モモちゃんも慣れてしまったのかわざわざ水溜まりの中をジャボジャ
ボ歩いています。歩道の水溜まりが無くなると道路との境目にまで入っていくの
ですよ。おかげで、泥だらけになってしまいました。
 すっかり汚れてしまった身体を浅草神社の手水場で洗っていると、一人の老婆
がやってきて、“神様のお水でそんなことをするとバチが当たるよ”、ごめんな
さいね・・・。でも、杓子だってモモちゃんに触れないように使ったし・・・。
何か気になってしまい、もう一度浅草神社の神様にお参りしてごめんなさいして
きましたよ。
 バチが当たるって、どんなことなのでしょう。良く使う言葉ですが、いざ真剣
に意味を考えてみると正確な意味なんて憶えていないのです。そんなことが有っ
たおかげで、歩きながらバチのことが頭から離れないのです。
 罰当たりが!、この長雨に濡れてはげ落ちそうなポスター「見ている街」、あ
なたの悪事をしっかりと見届けましたよ、とでも言いたそうに我々を指さしてい
るよイラスト君、あ〜、やっぱりバチが当たるのかな〜。“もしバチが当たるの
なら、モモちゃんは悪くないのであほまろに当ててください・・・”、どうも気
になる老婆の一言なのでした。
 帰ってからさっそく調べてみると、バチ(罰)とは、「神仏が、人の悪行を罪
して、こらすこと。冥罰みようばつ」とか「悪事のむくい。たたり」と、広辞苑
に書かれています。
 あ〜、調べなければ良かったですよ、ますます今朝の行為が、悪事のむくいや
たたりを誘発するかも知れない・・・。
------○------
 昔、雨水は貴重な飲料水だったのです。雨水を樽や桶に貯めておいて炊事や洗
濯用に使ったところも多かったようです。最近は水道が完備されたおかげで、雨
水を大切に使うことも無くなったと思っていたのですが、なんとお隣の墨田区に
は、「雨水市民の会」という市民団体が存在し、今でも真剣に雨水の利用を考え
ているのです。
 昨日、墨田区在住の方からこの話を聞いてさっそく調べてみました。それによ
ると、「雨水を資源・環境・文化として捉え直すことが、水資源や環境問題の行
き詰まりを打開し、真に自立し、環境と共生した循環社会を構築することにつな
がるかもしれません・・・」、ん〜、ちょっと興味津々。
 このサイトの「なるほど日本の雨水利用」コーナーには、昨日お逢いした墨田
区の方の雨水利用例なども記されております。また、雨水利用事業者の会の方々
が力を合わせて「雨水資料館」まで開設しているのです。今度の休日にでも行っ
てみましょかね。
 雨水を利用する方にとっては、この長雨はきっと恵みの雨になっていることで
しょう。なんとも「捨てる神あれば、拾う神あり・・・」、このサイトで紹介さ
れている雨水製品の中で多いのが「天水桶」、確か、「雨が降れば桶屋が儲かる
・・・」なんて話、ありましたよね。
------○------
 東京の水道水は、奥多摩や長野からの水を使っているのですが、多量の薬品で
浄化され、そのまま飲むには適していません。飲むのでしたら、浄水器などで薬
品や臭いを取り除いて使用しているのです。
 我が家の水道にも、浄水器が取り付けられており、年に一度年末に業者が取り
替えに来るのです。確か一回の取り替えに一万円ほどかかっているような。
 とある蘊蓄本によると水道の浄水器は無意味との記述もありますが、炊事用に
は直接使うより気分的に良いだけなのでしょう。でも、我が家では飲料水として
は利用しておりません。いつの間にか、飲料水は冷蔵庫の中のミネラルウォータ
ーになってしまったのです。家族全員これを飲んでいれば安心なだけなのです。
たとえ、ペットボトルの中に水道の浄水器から汲んだ水を入れておいたとしても
気付かずに・・・。
 もし、水道水のペットボトルが売り出されたら買いますか。東京の水道水なら
絶対に買わないでしょうが、最近札幌市の水道水をペットボトルに詰めた「さっ
ぽろの水」が、「北海道どさんこプラザ」で売り出されました。500ミリリッ
トルで120円です。
 雪解け水を水源としいる札幌の水道水ですが、市内のホテルで観光客向けに販
売したとろこ問い合わせが多かったのだそうです。不思議な現象ですね。それと
も東京の水道水がいかに不味いかを象徴しているような出来事なのかも。世の中
、何が功を奏するのか解らなくなってきましたよ。
 あほまろは札幌に行っても、ミネラルウォーターを買ってますけど・・・、こ
れって、罰当たりだったかな・・・。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数19枚