相変わらず暑い朝になりましたね。今年の東京の真夏日は昨日で68日目なん
ていってましたが、まだまだ記録を塗り替える勢いです。去年の今頃は、連続し
て台風がやってきて、連日寒い日が続いていましたよね。
今年は境内の銀杏の木の葉っぱがまだ青々としています。昨年の日記を読み返
してみたら、去年はすでに黄色く色づき落ち葉として舞っていたんですよ。専門
家の計算では、この勢いで地球温暖化が続いていくと、地球上の生物が死に絶え
てしまう日が40〜50万年早まるそうです。それがたとえ1000年であって
も、今に生きる我々に何か影響があるんでしょうかね。一年先のことも判らない
あほまろにとっては、無意味な研究・・・、といってしまえばそれまでか。
浅草神社の絵馬掛でおもしろいお願いを見付けました。今、仲の良い二人が5
年後までの自分たちを夢見て(予想)いるのです。
一年 双方あいさつ (この二人出逢ったばっかりのようですね?)
二年 同棲&百万 (来年はいよいよ、そして二人で貯蓄百万円?)
三年 仕事決断 (あら、ここで学校を卒業なのかな?)
四年 立場逆転 (意味不明、まさか女性上位?)
五年 プロポーズ待ち (五年も待ってですか?)
ずっと二人で・・・いてやろーじゃん (お幸せに・・・)
こんな時期ってとっても幸せでしょうね。この絵馬はそのうちにまとめてお炊
き上げされて消滅してしまいますが、これを書いた時の気持ちそのままで五年間
持続していて欲しいですね。
あほまろも中学生の頃の日記に、将来の計画を書いていたことがあります。そ
の日記には、“25才になったら、自分より頭の良い人間を社員にして電気関係
の会社を作る・・・”、そんなこと書いてました。まったく、自分勝手な内容に
驚いてしまうのですが、確かに25才でソフト会社を興したってのは予想通りで
したが、自分より頭の良い・・・、ん〜、これも当たっていますね。父親が亡く
なった時、金庫の中から偶然発見したのです。きっと大切に仕舞っておいてくれ
たのでしょうね。
夢は若い頃に見るもの、この年になって将来は・・・、なんて想っても神様に
笑われるだけかも知れませんね。
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浅草寺境内では、秋の「菊茶屋」の建築が始まりました。来月からまたまた菊
花展が開催されるのですね。今年も例年通り、菊棚の定点観測だけが話題の無い
日の日記ネタとなるのでしょう。
淡島堂では、彼岸の「放生会」が行われております。落語などでもおなじみの
この「放生会」は、仏教の教え「殺生戒」から来たもので、殺してしまった生き
物を慈しむ為に鳥・魚等を川や海に放って供養をする儀式の事です。
日本最古の放生会の記録は養老4年(720)の宇佐八幡宮で行われたことが
残っています。その後、鶴岡八幡・石清水八幡など各地の八幡神社に広がったの
ですが、明治の神仏分離以降は、やはり神社で仏事を行うのは変だということか
ら廃止された寺院も多いそうです。
ここ、浅草寺でも神仏分離以前は浅草神社の行事として行われておりましたが
、その後観音裏の淡島堂が引き継いでお彼岸に開催されているのです。
「放生会」では、ウナギやドジョウなど昔この近郊で採れた魚を川に帰してあ
げ、その日一日だけは生き物を口にしないのが慣わしなのです。それにしては、
この時期、淡島堂の横でイカ焼やタコ焼などを堂々と売っているのって、違反じ
ゃないのかな・・・。それとも、この辺で獲れないものは良いのかな・・・。
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