東の空は今にも雨が降り出しそうな雲行きですが、それに反して西側の空は青
空が見えています。なんとも奇妙なお天気ですが、気温はちょっと高めでモモち
ゃんも歩きながら舌を出してハアハアいってます。
手術から一週間が経ちますが、退院当時より調子が思わしくないか、歩くのを
嫌がって何度も何度も立ち止まってしますのです。昨日までは可愛そうと抱いて
あげていたのですが、7Kの身体の重いことといったらたまりません。それが癖
になったら困るので強引にリードを引っ張って歩かせました。恨めしそうにあほ
まろを見上げる顔はちょっと可愛そうです。でも、体力を付けなければ病気を克
服できないんですよ。頑張りましょうね。
いつものお地蔵さんに、まだ柔らかいつきたてのお餅が供えられております。
いつも観音縁日の前後にやってくるおばちゃん、今朝もやって来たのでしょうか
ね。お地蔵さんにお餅をお供えしてもすぐにカラスが持っていってしまうので、
お餅が柔らかいうちに、モモちゃんの身体が回復するようにお参りしておきまし
た。おばちゃんありがとうね。
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この時期の浅草はイベントも無く久しぶりに静かな毎日を向かえるのです。そ
んな時期はあちこちのメンテナンスが行われます。今朝は浅草文化観光センター
のからくり時計のメンテナンスが行われておりました。
この時計は、毎日10時から7時までの10回、時報とともに祭りばやしの音
楽が流れ、三社祭の本社神輿を模したかわいらしい人形が神輿を担ぎます。更に
その渡御を祝福するかのように、両側の扉では、金竜の舞と白鷺の舞も披露され
、雷門を訪れる方の注目を集めております。縦4m横5m、制作費1億円。正味
5分間のイベントですが、見ごたえがありますよ。
最近ちょっと汚れが目立つようになってきたので、分解清掃でも行うのでしょ
うかね。時報の時間じゃ無いのに開いている光景ってのが珍しいかも。
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携帯電話の普及によって、固定電話の加入者がどんどん減ってきているそうで
す。我が家でも、以前は時間も気にせずに夜中でも子ども達にかかってくる電話
に閉口したのでしたが、最近そんなのがぱったりと無くなりました。自分の部屋
に居ながら携帯電話で用が足りてしまうのです。
その反面、あほまろは家に帰ると寝間着に着替えてしまうので携帯電話は脱ぎ
捨てたズボンのポケットの中。朝になって着信履歴で電話が有ったことを知るの
です。電話をかける方も携帯電話に応答しなければ諦めてしまうのか固定電話に
かけ直すことも無いようです。そんな状況になってしまった家の固定電話を更に
脅かしているのがインターネットを介して繋がるIP電話の普及でしょう。
今普及しているIP電話は、まだ固定電話で受信する仕組みが多いようですが
、ファイル交換ソフトを転用した無料のIP電話の利用者が、日本でも広がり始
めているのです。スウェーデンのニクラス・センストロム、ジャナス・フリース
の両氏が開発した「スカイプ」と呼ばれるソフトをホームページからダウンロー
ドして利用者登録すれば、マイクとイヤホンを使ってパソコンで電話ができるの
です。これは同じソフトを持つ人とならば、世界中どこにかけても通話料は無料
で、音質も音楽鑑賞用のMP3と同レベルなのです。
実はこれを開発した御両人、米国などで著作権侵害で訴えられた、音楽ファイ
ル交換ソフト「KaZaA」の開発者だったのです。そのソフトのP2Pという
技術を使って電話に応用したのが「スカイプ」なのだそうです。
この会社、ルクセンブルクに本社を置き、欧米を中心に1年間で1千万人の利
用者を獲得したのだとか。会社の収益は、「スカイプ」から一般の固定電話にか
ける料金だけですが、それでも膨大な利益を生んでいるようです。
日本でもソフトがボランティアによって日本語化されて、今年初めから無料で
配布されています。現在の利用者は25万人程度。ヤフーなどのIP電話の加入
者はすでに600万前後といわれています。それに比べるとまだ小規模ですが、
既存の電話会社のような巨大設備が要らないので、先行企業のビジネスを揺るが
す存在になる可能性も大きいでしょう。
電話会社が巨大化している中、ソフトの進歩によって電話会社を通さない会話
が飛び交っています。それでなくても固定電話の需要が少なくなっているのです
から、電話会社も自ら時代に対応しないと生き残れないのではないでしょうか。
あほまろも「スカイプ」を利用してみるつもりです。電話の先で、この音楽を
一緒に聞きましょうとCDを流してくれたとしても、電話の会話中のことなので
、著作権違反にはならないようですね。
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