モモちゃんが帰ってきました。わずか4日間の入院でしたが、とっても寂しい
思いをしましたよ。モモちゃんも寂しかったのでしょう、はしゃぎ周り、あちこ
ち臭いを嗅ぎ周り、辛かった病院生活を一時も早く忘れたい雰囲気でしたよ。
あまりにはしゃぎすぎて痛くなったのか、それとも安堵感なのか、午後7時を
過ぎたころから自分の布団の上で寝入ってしまいました。もう、熟睡なのです。
息子が帰ってきても起きる気配もないほどです。きっと病院では熟睡できなかっ
たのでしょうね。
病み上がりのモモちゃんですが、散歩は大丈夫というので、今朝はのんびり散
歩です。とろとろといつものコースを倍の時間をかけて歩いてきました。“こん
なに暑いのに可愛そうね・・・”、すれ違いざまにそんな会話が聞こえてきまし
た。モモちゃんのこんな格好が洋服でも着せているかのように見えたのでしょう
ね。じょうだんじゃないですよ、洋服ならもっと綺麗なものを着せてあげますよ
、これはどうみても包帯の一種じゃないですか。
“大変だったね・・・”、時雷門派出所のお巡りさんも心配そうに声をかけて
くれました。でしょ、これってどう見ても包帯ですよね・・・。じゃなくて、あ
ほまろの日記を見てモモちゃんの入院を知ったそうです。警官もこの姿は洋服を
着ているように見える・・・。ん〜、それじゃ、こんなみっともないお洋服じゃ
恥ずかしいかも。こうなったら、シャネルとか赤札堂とかで売っている犬用の高
級服でも買ってあげようかな・・・。
でも、この包帯は抜糸までの一週間、傷口からばい菌が入らないようにしてい
るだけ。子供の頃、犬用のお洋服を買ってあげたのですが、嫌がって歩こうとも
しなかったんですよ。本当は、モモちゃんこんな格好が大嫌いなんですよ。
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今回の入院騒ぎで、犬の病気についていろいろと調べてみました。その結果、
とても興味のある事実を知ることができました。
治療学の分野で、最も研究が進んでいるのは、人間に飼育されていない「野生
動物」とのことなのです。なぜなら、野生動物は病気にかかりにくく、病気にな
っても、医者や薬もなしで、自ら病気を克服しているとのことです。ペットとし
て飼育されている動物は、人間と同様に生活環境の悪化とその精神的ストレスが
溜まり、それらが原因で、全ての生き物が本来持っているはずの自然治癒力が低
下してしまっているというのです。
ペットで多くみられる病気は、「日常の習慣によって作られている」という意
味で、「生活習慣病」とも呼ばれているようです。なんらかの悪い習慣の積み重
ねによって起きる病気なのでしょう。そのように、人間と同じような病気が、急
激に多くなってきているのは、「人間に飼われている動物たちも同様に悪い環境
にさらされて、病気に対する抵抗感が野生動物と比べ、弱くなってきている」、
ということを意味しているのではないでしょうか。
もしそうであれば、このような病気にならないようにするためには、人間と生
活を共にしないことなのです。それって、とても皮肉なことですね。そんな中で
も、モモちゃんは子供の頃から栄養過多にならないようにドッグフードでバラン
スの良い食事を与えております。ですから、飼い主のように肥満でなく、今流行
の糖尿病なんてのには縁遠い状態だったのですけどね・・・。
モモちゃんの病気を機に、あほまろ家族の生活習慣も見直してみる必用が有る
ようですね。
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