未明からの雨で道路が濡れています。続けて降りそうなので、早足での散歩に
なってしまいました。こんな日のモモちゃんも事情を把握しているのか早めに用
を済ませて準備万端。いつ帰ってもいいよっていっているようでしたよ。12年
も一緒に暮らしていると、犬も主人の態度で総てを察するのですね。おかげで雨
に降られずに帰ってきましたよ。
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♪オレ〜オレオレ〜・・・。サッカーじゃあるまいし“オレオレ”なんて詐欺
が後を絶たないようです。先日もテレビのニュースで“オレオレ中野学校”なん
て組織を特集しておりました。この学校は、詐欺師を養成する講座を毎日10時
間以上も授業を行っていたそうです。新聞を賑わしているこの手口ですが、こん
な高等教育を受けた連中にとっては朝飯前なのでしょうね。
今朝の新聞に、名古屋の女性銀行員の機転で犯人にお金を振り込もうとしてい
た人が助かった記事が掲載されています。
詐欺の手口は、警察官を名乗る男から電話があり、「だんなさんが交通事故を
起こした。相手の女性は臨月で緊急手術する。1000万円かかる」と送金を求
められ、慌てた主婦は郵便局で200万円を解約して銀行にやってきたのです。
主婦は窓口付近から男の携帯電話に連絡して指示を受けながら振り込み依頼書を
作成している異常さに気づいた行員は、とっさに朝礼で教えられた最近の詐欺の
手口に似ていると感じたそうです。犯人は送金直前まで振込先を伝えないことも
あり、声をかけて主婦を落ち着かせ、夫と連絡を取らせると詐話だったことが判
明したのです。
窓口での行動が、このように銀行員に気付かせてくれたのですが、もしこれが
自動振込機でやっていたら、まんまと犯人の思うつぼにはまってしまったのでし
ょう。世の中総てが自動化され人間との触れ合いを隔離させてしまった現代社会
の落とし穴を逆手にとった行動を、中野学校でも教えていたのでしょうね。
銀行の窓口で思い出したのが今更ながら対人応対の重要性です。かつて、駅の
切符切りのあの快適なハサミのリズムを思い出すでしょう。まるでジャズを演奏
しているかのように快適でしたよね。毎朝、なんとなく上手な人の所を通りたく
なったことありましたね。あの方々は遊んでいるようで、ちゃんと切符の内容も
同時に把握していたのですよ。
また、“持たせ切り”なんてのも社会問題になったこともありましたが、今の
ように、自動だと言いって“総てを自分でやりなさい”は、なぜ問題にならない
のかな・・・。
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あほまろも“オレオレ”を経験したことがあります。といっても、自分で母親
に電話をしての“オレオレ”でしたけどね。有りもしない交通事故をでっちあげ
て・・・、それも二度ほど・・・。これって絶対に詐欺ですよね。
母親は嘘と承知をしながらでも、お金を送ってくれましたよ。その後、愛知県
三好町で本当に追突されてむち打ちで入院してしまいました。痛い身体を引きず
りながら公衆電話で“オレオレ”と泣きついたのですが、三度目は無視されてし
まいました。“オレオレ詐欺”も“おおかみ少年”になると失敗するのですね。
母が亡くなって2週間が過ぎました。このとろこ毎日、母と暮らしていた頃の
夢を見るのです。今朝も嫌な思いが夢で蘇ってしまいました。ああ・・、人生の
所々にマスクをかけて生きてきたのに・・・。あの時はごめんね、おかあさん。
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以前、この絵馬掛で“何処でもドアで、おばあちゃんのところに行きたい”な
んてのを、日記で紹介したことがありましたけれど、現代の子供たちは、西洋の
「魔法」を好んでいるようです。
浅草神社の絵馬掛に、“ハリーポッタのつえがもらえるように・・・”との、
子供の願いが掛かっています。先日も新刊「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
」が発売され、徹夜の行列が出来たことが伝えられております。
残念ながら、あほまろはまだハリーポッタなるものを読んだことも、見たこと
もありません。なんとなく理解できるのは、思ったことが何でも叶う「魔法」が
子供たちの魅力なのでしょう。同様に「魔法」の魅力を伝えるどらえもんは未来
の動物(?)。ハリーポッタの主人公は、普通の子供ってところが、身近に感じ
るのでしょうかね。
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