平成16年(2004)6月22日 火曜日
- 元気の源 -

 今回の台風は関東地方をそれたコースで去っていきましたね。現在は熱帯低気
圧に変わって東北地方から北海道に向かって進んでいるようです。台風の時期に
なると、総てのテレビ局が荒れている海や倒れた看板などを写してその猛威を伝
えております。わざと飛ばされそうになりながら中継するアナウンサーの滑稽な
姿、真から笑えるじゃありませんか。昨日高知の桂浜から生中継していたアナウ
ンサー、なんで左手に壊れたビニール傘を持ちながら、右手にはマイクを持って
中継しなければいけなかったのでしょうね。意味不明の映像もありました。
 また、台風が去っていった四国の放送局のアナウンサーは、“強い台風といわ
れていたのですが、特に大きな被害も無く無事に通り過ぎていきました・・・”
なんて、まったく自分本位の放送局もありましたよ。台風はまだまだ日本列島を
駆け抜けている最中だってのに、全く。
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 浅草の台風対策は写真でご覧の通りです。雷門と宝蔵門の大提灯は風の影響を
最小限にしようと、台風のたびに畳まれるのです。でも、本堂前と二天門の大提
灯が畳まれないのはなぜでしょうね。あほまろが知らないうちに直されてしまっ
たって雰囲気も無いようなので、長年の経験から台風の影響を受けない場所とさ
れているのでしょうか。
 台風といえば、あほまろが子供の頃の台風ってのは、今のように詳細な情報も
無く頼るのはラジオのニュースだけだったのです。もちろんテレビの無い時代の
ことでした。父は仕事を休んで窓ガラスが割れないようにと外から板を打ち付け
たり、周りの物が飛ばないように縛りつけたりしてたのを思い出します。
 風にガタガタと揺れる家の中、停電でラジオも聴けず総ての情報が途絶えた不
安。家族みんなで百目ローソクの炎を見つめながら台風の通過を待っていたこと
が懐かしく思い出します。子供心に、天から大魔王が降りて来るような不安でい
っぱいだったような・・・。
 こんな状況を「台風一家」って言うのでしょうかね。それに引き換え、現在の
台風ってのは昔に比べてとっても弱くなったような気がしませんか。停電なんて
全く無く、刻々放送されるニュースで、台風のピークも把握することができる安
心感。昔と違って風で飛ばされるような建物や看板も少なくなったので、台風が
来るからって、家の補強をする人も居ないのです。ただただ、大提灯を畳むこと
によって台風の到来を告げているのは昔ながらの浅草なのでしょうね。
 台風一過、まるで夜明けの行灯のように間抜けな佇まいも浅草らしい雰囲気な
のでしょうね。
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 モモちゃんの歯がまた抜けてしまいました。虫歯で抜けたのでは無く、歯槽膿
漏で抜けたのでしょう。まだ根までしっかりとしている歯なのです。今週はたて
続けに二本抜けてしまい、奥歯がすっかり無くなってしまったようです。これか
らは出来るだけ柔らかい食べ物を与えなければいけないのでしょうね。
 犬の11才といえば、人間の77才と言われております。でも、まだまだ元気
なモモちゃんですが、外見からは解らないところで老化が進んでいるんですね。
人間のように入れ歯をする訳にもいかず、なんとかこの状態でも栄養が取れるよ
うに考えてあげなくちゃいけないですね。
 今、これを書いている最中も机の下であほまろの足にじゃれついています。何
か言いたいのでしょうかね。同じ年のヨークシャテリアのハニーちゃんなんて、
2年も前から歯が無くなってしまって、毎日流動食のような物だけでも元気にし
ています。モモちゃんだって、まだまだ元気でお散歩しましょうね。あほまろの
元気の源なのですからね。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数19枚