平成16年(2004)6月6日 日曜日
- 聖火リレーの日 -

 朝っぱらから駒形橋の方でサイレンが鳴り響いています。いったい何が起こっ
たのでしょうかね。今日はオリンピックの聖火リレーが行われるので、警備の車
両が騒いでいるのでしょうかねぇ・・・。
 小雨の中、表通りに出て吾妻橋の方向を見ると消防車が並んでいます。これが
騒いでいたのですね。そっか、毎度お騒がせの土左衛門があがったんですね。隅
田川では、江戸時代から心中者や自殺者を始め喧嘩や抗争の末の土左衛門の名所
なのです。最近では江戸時代と違って川の流れが穏やかになったため自殺で飛び
込む人は居なくなったのですが、酔っぱらって落ちたとか、ホームレスが落ちた
とか・・・。近所の人達もこんな騒動は慣れっこになっているのです。
 ところで「水死体」を何故「土左衛門」って言うか知ってますか。実はこの「
土左衛門」ってのは、江戸享保期の異常に太った力士「成瀬川土左衛門」が由来
なのです。彼の体型が水ぶくれして浮き上がった水死体にそっくりだったそうで
すよ。なんともかわいそうなあだ名を付けられてしまったものです。
  江戸時代より名を残した力士らしいのですが、手元の相撲に関する歴史書を
調べても、その名前を始め位や勝ち負けのデータ等、一切残っていないのです。
でも、広辞苑にも載っているくらいですから、真実の話なのでしょうね・・・。
また、「役に立たない人」のことも「土左衛門」っていうそうです。
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 さて、今日は古代五輪発祥の地、ギリシャのオリンピアで採火されたアテネ五
輪の聖火が浅草にもやってきます。一昨日はオーストラリアのシドニーを走った
聖火は、昨夜チャーター機で東京に到着しており、午前10時50分に東京ビッ
グサイトをスタートし、都内約53kmのコースを駆けめぐるのです。
  浅草にも聖火がやってきます。今朝の雷門通りは、早朝7時頃からパトカーや
警備の車両が沿道に三角コーンを並べる作業を行っております。また、コインパ
ーキングも総て閉鎖されるために、パーキングの標識の上に駐車禁止の標識を取
り付ける作業も行われておりました。
 雷門前には、何故か三社祭の提灯が飾られました。これってきっと、聖火リレ
ーのために提灯を造る経費がもったいないので、三社祭で余った提灯を並べただ
けなのでしょうね。解る解る・・・。
 午後12時から、「金竜の舞」の奉納が行われ、江戸東京記念会の鳶頭による
纏振りと梯子乗りも披露されることになっております。でも、警備の都合上、こ
の区間を誰が走るのかは公表されておりません。きっと、追っかけや熱狂的なフ
ァンを寄せ付けないためなのでしょうかね。
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 現在9時ちょうど、窓の外では雨が激しくなってきたようです。こんな中で行
われる聖火リレーですが、雷門前はきっと大勢の観光客で賑わうのでしょうね。
もちろん、あほまろも撮影に出かけますよ。
 東京を走った聖火は、この後ソウルと北京を走るそうです。世界26カ国34
都市を経て、7月9日にギリシャに戻って、8月13日の開会式で五輪スタジアム
の聖火台に点火されるのです。

今朝の写真
SONY DSC-F828
撮影枚数22枚